【精神疾患をお持ちの方の「自分らしい」暮らしをサポート】

残念ながら、精神疾患に対する社会の偏見は未だ少なくありません。私たちは、そのような厳しい社会環境の中でも、精神疾患を抱える方が安心して暮らし、自分らしく働くことで地域の中で自立できるよう、きめ細やかなサポートを提供しています。
就労への第一歩をサポート
私たちは、一人ひとりの精神疾患の症状や状態に合わせた多様な就労の機会を提供しています。まずは就労支援作業所で体調を整えながら仕事に慣れ、一般就労を目指せるよう丁寧に支援します。それぞれのペースでステップアップできるよう、経験豊富なスタッフが寄り添います。
安心できる住まい探しをサポート
「安心して暮らせる場所を見つけたい」というご希望にも、私たちは真摯に応えます。精神疾患をお持ちの方が比較的安心して暮らせる、トラブルの少ない賃貸物件を厳選してご提案いたします。物件探しはもちろんのこと、引っ越し、地域行政サポートとの連携、訪問介護や訪問ヘルパーなど、様々な社会資源を活用し、地域全体であなたのひとり暮らしをサポートします。私たちは、あなたが地域で「自分らしい」生活を送れるよう、全面的にバックアップいたします。
精神疾患について理解を深める
精神疾患は、心の健康に影響を与える様々な病気の総称です。風邪をひいたり、骨折したりするのと同じように、誰にでも起こりうるものです。ここでは、代表的な精神疾患について、一般の方にも分かりやすく解説します。
うつ病: 気分が落ち込み、何事にも興味が持てなくなったり、やる気が出なくなったりする病気です。食欲不振や睡眠障害を伴うこともあります。心のエネルギーが枯渇してしまったような状態と考えると理解しやすいでしょう。
統合失調症: 思考や感情、行動をまとめることが難しくなる病気です。幻覚(実際にはないものが見えたり聞こえたりする)や妄想(実際にはありえないことを信じ込む)などの症状が現れることがあります。脳の機能の一部に一時的な不調が生じている状態とイメージしてください。
双極性障害: 気分が「うつ」の状態と「そう(躁)」の状態の間を行き来する病気です。「そう」の状態では、気分が高揚し、活動的になりすぎる、寝なくても平気、といった症状が見られます。ジェットコースターのように気分の波がある状態と考えると分かりやすいかもしれません。
不安障害(パニック障害、社交不安障害など): 特定の状況や出来事に対して、過剰な不安や恐怖を感じる病気です。パニック障害では突然の激しい動悸や息苦しさを伴うパニック発作が、社交不安障害では人前で話すことや行動することに強い恐怖を感じるといった症状が現れます。危険ではない状況でも体が警報を鳴らしてしまうようなイメージです。
これらの精神疾患は、適切な治療とサポートによって症状をコントロールし、安定した生活を送ることが可能です。周囲の理解と支援が、回復への大きな力となります。
誰もが自分らしく輝ける共生社会へ
精神疾患は、特別な病気ではありません。誰もが、人生のどこかで心の不調を経験する可能性があります。大切なのは、精神疾患を抱える方を「特別な存在」として区別するのではなく、多様な個性を持つ一人の人間として理解し、尊重することです。
誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らし、自分らしく働くことができる社会、それが「共生社会」です。障害の有無に関わらず、それぞれの個性や能力を活かし、互いに支え合いながら共に生きる社会を目指すためには、私たち一人ひとりの意識の変化が不可欠です。
アイズルームは、精神疾患をお持ちの方の支援を通じて、誰もが安心して暮らせる社会の実現に貢献したいと考えています。私たちは、偏見をなくし、お互いを理解し、支え合うことで、障害のある方もない方も、誰もが自分らしく輝ける社会を築けるよう、これからも活動を続けてまいります。
あなたも、共生社会の実現に向けて、私たちと一緒にできることを考えてみませんか?