20歳の夏、私は六本木のスクエアビル内にあるディスコで、後に妻となる女性と出会いました。当時、私は医療系ソフトウェアのベンチャー企業を立ち上げたばかりで、彼女は証券会社に勤めていました。バブル期真っただ中の六本木。DCブランドの服に身を包み、高級車を乗り回していた私は、20歳そこそこで年収800万円を超える生活を送っていました。

初めての出会いでしたが、同世代ということもあり意気投合し、彼女を車で家まで送ることに。車の中で交際がスタートし、とんとん拍子に結婚。すぐに年子の子供を2人授かりました。

会社の成長だけが生きがいだった当時の私。事業拡大に奔走するあまり、家族との時間を作れないことが常に心配の種でした。そんな私が唯一、子供たちと向き合う時間を持てたのが、夏の白浜根本キャンプ場での時間でした。1年間、家族と遊ぶために働いていたと言っても過言ではありません。

夏の海はひどい渋滞で、目的地に着くまでにも一苦労。でも、車窓から見える景色や、道中での会話も大切な思い出です。小さなテントの中で普段話せないようなことを語り合ったり、海で泳いだり、釣りをしたり、磯ガニを捕まえたり、料理をしたり、花火をしたり…。数えきれないほどの思い出が、そこにはありました。

キャンプ場での食事に飽きたら、車で白浜をドライブし、展望台に立ち寄ったり、地元の味の濃い真っ黒な醤油ラーメンを食べたりするのも楽しみでした。キャンプ場近くにある「ジャングル風呂」は、贅沢な気分を味わえる特別な場所でした。

約8年間にわたり、毎年夏のキャンプを楽しんだ私たちの移動手段は、事業の業績によって毎年変わりました。小さなレンタカーから黒塗りの高級車、そしてキャンプ仕様のアストロまで、人生の波乱を映すように、車は変化していきました。

キャンプ道具は、家族4人が入れるテント、タープ、食卓テーブル、クーラーボックス、ガスコンロなど、一度揃えてしまえば10年以上使えます。総額12万円ほどでしたが、家族旅行に行くことを考えれば安価なものです。何よりも、キャンプを通して育まれた家族の絆は、何にも代えがたい宝物になりました。

白浜根本キャンプ場について
千葉県南房総市にある白浜根本キャンプ場は、房総半島の最南端、太平洋に面した絶好のロケーションにあります。海水浴場が目の前に広がり、磯遊びや釣りなども楽しめます。

施設情報: トイレ、炊事場、コインシャワー、売店を完備しています。キャンプ場から近くのところに「ジャングル風呂」があり、温泉を楽しむこともできます。

予約: 詳細はキャンプ場の公式サイトで確認してください。シーズン中は混雑するため、早めの予約をおすすめします。

アクセス: 車でのアクセスが便利です。東京方面からは館山自動車道を利用し、富浦ICまたは館山方面から国道410号線を進みます。夏季は渋滞が予想されるため、時間に余裕をもって出発しましょう。

夏のキャンプで必要な道具
夏のキャンプを快適に楽しむためには、以下の道具があると便利です。

テント: 家族の人数に合ったサイズのテントを選びましょう。設営が簡単なドーム型テントが一般的です。

タープ: 日差しや雨を遮るための屋根です。熱中症対策にもなり、快適なリビング空間を作れます。

寝袋・マット: 夏でも朝晩は冷え込むことがあるため、薄手の寝袋があると安心です。地面の凹凸を吸収し、寝心地を良くするキャンプマットも忘れずに。

クーラーボックス: 食材や飲み物を冷やしておくために必須です。保冷力の高いものを選びましょう。

調理器具: ランタン、ガスコンロ、調理用の鍋やフライパン、包丁、まな板など。

その他: イスやテーブル、食器、ランタン、虫よけスプレー、救急セットなども忘れずに準備しましょう。

猛暑が続く日々、行楽地での事故には十分にご注意ください。キャンプを計画する際は、事前の体調管理や、こまめな水分補給、休憩を心がけましょう。現地の天候や交通情報を事前に確認し、安全に楽しい夏の思い出を作ってください。