【白杖の道、見えない貧困・還暦コンサルタントが語る失われた30年】

      

【白杖の道、見えない貧困・還暦コンサルタントが語る失われた30年】

様々な障害をお持ちの人達が、町のお祭りに出掛け、笑顔で楽しんでいる画像です。

いつもアイズルームのBlogをご覧いただき、ありがとうございます。
私は還暦を迎え、年金で生活しています。視覚に障害があるため白杖に頼って行動しており、単独での歩行には限界があります。
そのため、活動エリアを千葉県東葛地区に限定し、中小企業のコンサルタントをしています。
結婚が早く、子供たちも年子です。すでに手は離れていますが、二人ともそれぞれ別の世帯で普通の幸せを掴んでいます。子供たちとはすごく仲が良く、毎日のようにLINEでやり取りをしていますし、週に一度は二人とも会っています。
今日は娘の家の近くのお祭りの話で盛り上がりました。私は人混みが苦手です。嫌いなわけではなく、白杖は一歩先を探りながら歩行する使い方なので、人混みの中では使用が難しいからです。今日のお祭りも行きたかったのですが、物価が上がり、出店の食べ物も高くなっています。
年金暮らしでは、お金を考えて使わないと、次の年金支給日まで持たなくなってしまうこともあります。一応、私は会社の社長をしていますが、居住支援や就労支援の対象者は生活困窮者です。
また、経営コンサルタントのクライアントも赤字の中小零細企業です。このように困っている方々からお金をいただくことは難しいため、交通費も自腹で、手弁当で支援にあたっています。
還暦ともなると、それほど欲しいものはなくなり、食も細くなります。服や靴、身の回りのものも、身だしなみさえ整っていれば十分だと感じるようになりました。自分を飾らず、自然体で生きるようになっています。
自分のことよりも、困っている人がいるなら何とか力になりたいと強く思っています。
アルコール依存症が原因で仕事が出来なくなりすさんだ生活でゴミ屋敷となり生活苦でアルコールに侵されて苦しんでいる男性の画像です。
日本の社会は、失われた30年の問題でアメリカと同様に貧困の方が増え、格差がさらに広がっています。
今日のブログのテーマは、この日本の貧困について深く掘り下げて参ります。
失われた30年:政治と経済がもたらした貧困バブル崩壊後の1990年代から、日本は「失われた30年」と呼ばれる長期的な経済停滞に陥りました。これは単なる景気後退ではなく、日本の社会構造そのものに大きなひずみを生じさせた期間です。この間に、政治は有効な経済政策を打ち出せず、金融緩和や公共事業への依存を繰り返した結果、根本的な経済の再生には至りませんでした。
経済のグローバル化や企業のコスト削減圧力の中で、多くの企業は終身雇用制度を見直し、非正規雇用を拡大しました。これにより、安定した収入を得るのが難しい人々が増加し、貧困層が拡大しました。特に、シングルマザーの世帯や高齢者、障害を持つ方々など、社会的なセーフティネットからこぼれ落ちてしまう人々が顕在化しました。
深刻化する貧困と格差日本の貧困問題は、単に「お金がない」という問題にとどまりません。それは、住居、食料、医療、教育といった基本的な生活の質にまで影響を及ぼしています。特に、都市部では住居費用が高騰し、不安定な仕事に就く人々が劣悪な住環境に置かれるケースが増えています。
また、格差は収入だけではなく、教育の機会にも広がっています。経済的に恵まれない家庭の子供たちは、十分な教育機会を得ることが難しく、それが将来の貧困につながるという負の連鎖を生み出しています。この問題は、個人や家庭の努力だけでは解決が難しく、社会全体で取り組むべき課題です。
生活弱者の現状と支援の必要性「生活弱者」と呼ばれる人々は、様々な困難を抱えています。障害を持つ人々は、就労機会の不足や差別的な扱いに直面し、経済的に自立するのが困難な状況に置かれています。
また、高齢者の貧困も深刻です。年金だけでは生活が厳しく、医療費や介護費用の負担が重くのしかかります。
私がコンサルタントとして関わる中小零細企業の中にも、そうした生活弱者を雇用しようと努力する経営者がいます。
しかし、不安定な経営状況の中では、十分な賃金や福利厚生を提供することが難しいのが現状です。それでも、一人ひとりの困っている人に寄り添い、共に解決策を探っていくことが、今の日本社会には何より求められています。私自身、白杖に頼って歩む中で、人々の助けがあってこそ生活できることを実感しています。お祭りに行きたくても行けないという一つの「不自由」も、広い意味での社会的な制約です。しかし、この経験があるからこそ、困っている人の心に寄り添い、本当の支援とは何かを問い続けることができるのだと信じています。
このブログを通して、日本の見えない貧困について、皆様と共に考えていければ幸いです。