【盲信の果てに見た「真の実力」とは?夜中に目撃した、政治系YouTuber変則コラボから透ける若き活動家の危うい自己確信と自己責任論の狭間】

全面的にではないものの、れいわ新選組を応援している関係から、今回はそのれいわ新選組の支援者と参政党を強烈に批判している活動家兼YouTuberとの変則的なコラボ企画のYouTube番組を見てしまいました。この番組は、山本代表を「神のように崇める支援者」と、政治への関わり方を間違ってしまった「係争中の方」の意見が偏ってぶつかり合う内容でした。
選挙中の問題行動で逮捕されてしまい、留置所の中で本をたくさん読んで、自分の犯したことがいかにおかしかったか、その党の代表の話を鵜呑みにした自分がいかに愚かだったかに気づいたそうです。過去を遡れば、その前にもある方を崇拝し、結果的にひどい結末となったという経緯があるようです。
自身のことを大胆にも「優れた人間だ」と言い切る。かつては、「何でもできるから、世の中は実力主義で、できない人間は努力が足らない」と思い込んでいたと言います。しかし、留置所でたくさんの本を読み、「元々の遺伝子や環境によって、努力してもできない人がいる」という現実に直面したとのこと。そして、そんな時は「できる人が助けるものだ」と、この方は主張しています。
また、恋愛の相談で数億円を儲けた実績があると言っていますが、私には、そんな軽率で信憑性の薄い仕事で利益が出るとは到底思えません。さらに、二度も人に騙され、その上、問題の根源を相手方のせいにしているという言動からも、私には問題を起こす迷惑系YouTuberにしか見えません。
自分のことを信じることは大切ですが、「自分には特別な力があり、それによって弱者を施す」というような、上から目線の言葉には怒りすら感じます。世の中で問題を起こし、検挙され、悪い意味で目立っているだけではないでしょうか。
30歳そこそこの、まだ何も成し遂げていないこの青年、しかも裁判中であるということを考えれば、一体何を持ってそんな強烈な自信が出てくるのか理解に苦しみます。いくら本を読んでも、本の著者のようにはなれません。
大方、世の中である程度のことを成し遂げた人は、30歳までにそれなりの実績を残しています。本当に優秀な方でしたら、いくらカリスマ性があったからといって、その方に盲信してともに行動し、犯罪に関わるような迷惑な行為はしないと思います。
環境や親ガチャなども犯罪の背景に関わってくる要素であることは否めませんが、それは人間の根本を決定づける問題ではありません。何か問題を起こしてしまった時、他人のせい、環境のせい、親のせいにするのは簡単ですが、そんなことは言い訳にしか聞こえません。犯罪の背景に忘れてはいけない事情があるかもしれませんが、最終的に良くないことを行うのには本人の意思が関わっています。
この二人のコラボ企画を見ていて感じたのは、他人を崇拝し生きることを全てダメとは言いませんが、いくらすばらしい人でも、その人はただ一人の人間だということです。
他人の背中を追うのではなく、着実にご自身のスキルを磨いて、社会のために何ができるのかを考え、自分に奢ることなく謙虚な気持ちから活動してほしいと心から願います。
以上は私の個人的な意見となりますので、ご意見がありましたらこちらのページ下のお問い合わせからコメントをください。