【《挑戦》日本最小企業がトヨタに挑む!視覚障害・還暦経営者が未来都市「ウーブン・シティ」に託した、高齢者と障害者のための「究極の安心」とは?】
「トヨタ自動車」といえば、世界一の自動車メーカー。しかし今、トヨタはクルマづくりの枠を超え、壮大な未来都市をゼロから建設しています。それが、静岡県裾野市で進められているウーブン・シティ(Woven City)プロジェクトです。
この取り組みは、単なる不動産開発ではありません。その背景にあるのは、「モビリティ・カンパニーへの変革」という強い意志です。
1. 始まりは「危機感」と「人の幸せ」
自動車産業が100年に一度の大変革期を迎え、AIや自動運転、電動化が急速に進む中、トヨタは「すべての人々の幸せを支える」という創業の精神に立ち返りました。テクノロジーの進化が、本当にすべての人を幸せにするのか?特に高齢者や障害者といった生活弱者を置き去りにしていないか?
2. 広大なエリアで「何を」実験するのか
ウーブン・シティは、まさに「実証実験の場(リビング・ラボ)」として設計されています。
自動運転モビリティ: 人とモノを安全に運ぶ自動運転車(e-Paletteなど)が公道を走ります。
スマートインフラ: 地下の情報ネットワークや、街全体をセンサーでつなぐ仕組み。
ロボティクス&AI: 家事支援ロボットや、生活をサポートするAIシステム。
目的は、これらの最新技術を、バーチャルではなく「現実の暮らし」の中で試すことです。
3. トヨタが目指す「究極の安心」
ウーブン・シティの最終目標は、「Well-being for All(すべての人々の幸せ)」です。つまり、技術によって移動・生活の不便を解消し、誰もが安心・安全・快適に暮らせる社会の雛形を作ること。この「究極の安心」を実現するためには、あらゆる立場の人々の視点が必要です。
【アイズルームの挑戦】大手企業が見落とす「生活弱者の視点」
そして今回、この巨大プロジェクトを推進する豊田章男会長へ、当社アイズルーム(株式会社ACEROOM)から、一つの提案書を送りました。
零細企業であり、また私自身が還暦の視覚障害者経営者という立場です。日本を代表する大企業に対し、小さな会社の声が届くのか?多くの方がそう思われるでしょう。
しかし、この挑戦には明確な勝算があります。それは、大手企業が見落としがちな「インクルーシブな世界」のノウハウです。
1. 私の経験こそが「生きるデータ」
私は、40年にわたり経営に携わってきた経験に加え、現在「視覚障害者」と「高齢者」という二つの生活弱者の立場にあります。さらに10年以上にわたり、障害者・高齢者の居住支援を行ってきました。
AIがどんなに進化しても、体の異変やメンタルの変化を検知し、独居の高齢者を守るには、当事者の肌感覚が欠かせません。
自動運転車がどんなに安全になっても、視覚障害者にとって本当に使いやすいインターフェースや、バリアフリーな乗降システムには、現場の視点が不可欠です。
当社の提案は、単なる技術論ではなく、私の人生のすべてをかけた「高齢者や障害者が健常者と共に安全に暮らせる街づくり」のノウハウです。
2. 提案の核心:乗り物とAIによる「安心の構築」
手紙に託した提案の核は、以下の点に集約されます。
ぶつからないモビリティ: 高齢者・障害者と接触事故を起こさないための、安全な乗り物と道路システム。
生活支援AI: 独居の高齢者の体調異変を察知し、急変時に対応できる常時監視AIサポートの構築。
バリアフリーの具現化: 住みやすい住宅や、使いやすい家電の共同開発。
私の人生をかけた実践的なノウハウを、ウーブン・シティに注ぎ込むことで、真に「誰一人取り残さない未来」が実現できると信じています。
この思いは、豊田会長に届くか?
世界最大の企業であるトヨタと、日本最小規模の当社。この対比は、まさに「ダイバーシティ(多様性)」の縮図です。
しかし、豊田章男会長は、誰よりも「現場」を重視し、「人の心」を大切にする経営者です。私たちの提案は、お金や技術ではなく、「高齢者や障害者の未来の安心を創る」という熱い思いが核心です。
この手紙は、単なるビジネス提案ではありません。これは、「すべての人々が安心して移動し、暮らせる社会」という、トヨタの創業精神に立ち返った共創の呼びかけです。
微力ながら、このブログを通して、未来の街づくりに対する当社の情熱と、生活弱者として生きる当事者の視点の重要性を、多くの読者の皆様に発信し続けます。
私たちの挑戦にご期待ください!