【危険な落とし穴に注意!生活保護や低家賃の物件探しで「入ってはいけない部屋」を見抜く10のチェックポイント】
かつて、皆さんが「住まい」として選んできた物件を斡旋・管理してきた元プロだからこそ知っている、「こんな物件は入居後に必ずトラブルになる」「こんな管理会社は信用できない」という賃貸の裏側を、今日は正直にお伝えします。
低家賃の物件を探す際、安さだけで決めてしまうのは非常に危険です。なぜなら、劣悪な管理の物件に入ってしまうと、不衛生な環境や近隣トラブルに巻き込まれ、せっかく始めた生活再建の道のりが、そこでストップしてしまうからです。
あなたが安心して暮らせる、管理が行き届いた良い物件を見つけるために、内見時に絶対にチェックすべき10のポイントを、元プロの視点からご紹介します。
あなたの未来を守る!内見時に確認すべき「管理の質」チェック10選
1. 集合ポストの周りが汚れていないか?
【チェックの理由】
ポストの周りにチラシが散乱していたり、特定のポストに郵便物が満タンに詰まってあふれていたりする物件は要注意です。
これは、管理会社が清掃・巡回を怠っている証拠。また、ポストが満杯の部屋は、住民が孤立していたり、部屋をゴミ屋敷にしている可能性が高く、結果的にゴキブリやネズミが発生する原因になります。
2. 自転車が整理されずに放置されていないか?
【チェックの理由】
駐輪場が乱雑で、錆びついた古い自転車が置き去りになっている場合、それは入居者のマナーが悪いことの表れです。
さらに、放置自転車をいつまでも片付けないのは、管理会社が現場を見回り、指導する義務を放棄している証拠です。ルールが守られていない物件は、様々な問題を抱えている恐れがあります。
3. 玄関ドアを開けっぱなしにしている部屋はないか?
【チェックの理由】
玄関ドアを常に開け放している住民がいる物件は避けるべきです。
私の経験上、心に問題を抱えていたり、近隣とトラブルを起こす傾向のある方に限って、このような行動をとるケースが多いです。治安や平穏な生活を乱す住民がいる可能性が高いサインです。
4. ゴミ置き場が汚い・分別が守られていないか?
【チェックの理由】
ゴミ置き場は、その物件に住む人々の社会性(ルールを守る意識)が最もよく現れる場所です。
分別がされていなかったり、ゴミが散乱していたりするのは、ルールを守れない住民が多いこと、そして管理会社が指導を全くしていないことを示します。不衛生な環境は、あなたの健康にも影響します。
5. ベランダや通路などの共用部分に私物が置いてないか?
【チェックの理由】
アパートの通路や階段(共用部分)に物を置くことは、ルール違反(消防法違反にもあたる)です。
もし、共用部分に私物がはみ出している部屋があるなら、それはトラブルを起こす可能性のある住民がいるという警告です。それを見逃している管理会社も、あなたの困りごとに真摯に対応してくれるとは思えません。
6. アパートの敷地内に雑草が生い茂っていないか?
【チェックの理由】
敷地内の草刈りや清掃が全くされておらず、草が生え放題になっているのは、オーナーや管理会社が物件を放置している可能性が高いサインです。
このような物件では、もし給湯器やエアコン、水道管などが壊れた場合に、オーナーや管理会社が修繕を拒否したり、対応を遅らせたりするケースが非常に多いです。
7. 階段や2階の通路の手すり・鉄骨がひどく錆びていないか?
【チェックの理由】
特に鉄骨造のアパートの場合、階段や通路の鉄骨部分のサビは、単なる見た目の問題ではありません。これは建物の安全に関わる重大なサインです。
いくら古い物件でも、オーナーには定期的に安全のための修繕をする義務があります。サビを放置することは、大きな事故につながりかねません。
8. 備え付けのエアコンが古すぎないか?
【チェックの理由】
猛暑の日本では、エアコンは必需品です。内見の際は、エアコンの製造年を確認してください(多くは本体のシールに記載)。
12年以上経過しているエアコンは、効きが悪く、電気代が非常に高くつきます。また、前面カバーを開けてフィルターが極端に汚れていないかも確認し、あまりに古かったり汚れていたりする場合は、入居前に交換を要求しましょう。
9. 床が傾いていないか?
【チェックの理由】
川や用水路の近くにある古いアパートでは、地盤沈下で建物が傾いているケースがあります。
床が傾いていると、窓やサッシが開きづらいといった不便があるだけでなく、平衡感覚が敏感な方は、住んでいるだけで頭痛や体調不良を起こすことがあります。内見で部屋のサッシの開閉を試して確認しましょう。
10. 管理会社や仲介業者の対応は丁寧か?
【チェックの理由】
物件だけでなく、対応する人も重要です。内見時の説明や、質問への回答が不親切、曖昧、または遅すぎると感じた場合、それは入居後にトラブルが起きた時も同じ対応しかされない可能性が高いです。
最後に:低家賃でも安心して暮らせる物件は必ずある
生活の再スタートを切る皆さんにとって、「住まい」は最も大切な基盤です。
トラブルを起こすような人が住んでおらず、オーナーや管理会社がきちんと対応してくれる、管理の行き届いた物件は、低家賃帯にも必ず存在します。安さだけでなく、この10個のチェックリストを使い、あなたの未来を守るために、慎重に物件を選んでください。
内見で少しでも不安な点や、判断に迷うことがありましたら、元プロとして、また居住支援のボランティアとして、私、アイズルームまでお気軽にお問い合わせください。わかる範囲で、誠実にお答えし、皆さんの安心できる生活を応援させていただきます。