【YouTubeを活用した「社会貢献と収益化」の両立へ:障害福祉チャンネルで実現する新たな就労支援と情報発信の可能性】

      

【YouTubeを活用した「社会貢献と収益化」の両立へ:障害福祉チャンネルで実現する新たな就労支援と情報発信の可能性】

YouTubeを撮影している画像

今日の話題はYouTube。
今や私たちの生活に欠かせない情報源であり、エンターテイメントの中心ですね。わからなことは何でもYouTubeで調べられる時代です。私自身、年間契約で広告が表示されないようにして、視覚障害者となった今も、動画を「聞く」というラジオ的な使い方で楽しんでいます。

特に、海外旅行に行かなくても旅の番組を見れば、まるで自分が旅行したかのように学べるのは本当に楽しいです。時事問題や政治問題の内容は、ときに偏りや誤った情報が含まれることもありますが、興味本位で知識のきっかけにするには良いでしょう。
また、障害や病気に関する番組も多く、最新の医療情報を確認できたり、闘病生活で頑張っている方々のエネルギーをもらったりと、様々な楽しみ方ができる素晴らしいメディアだと感じています。

《復活への第一歩:社会性を帯びた新規ビジネスの構想》
実は以前、私にも組織としてYouTubeチャンネルを運営し、都心のマンションが買えるほどの大きな収益を得た経験があります。しかし、現在は視覚障害者となり、動画の編集や確認、取材への参加が難しくなり、YouTubeでの発信活動を休止しています。

しかし、この経験と熱意を活かし、再び立ち上がろうと決意しました。
今度は、障害をお持ちの方、特に車椅子利用者の方に協力していただき、過去に培ったYouTube配信の収益モデルを復活させ、「障害福祉の情報番組(YouTubeチャンネル)」を開設したいと考えています。

このプロジェクトでは、厚生労働省のシステムを作っていたSEの方にも副社長として参画していただき、社会問題を解決する障害福祉チャンネルとして収益を上げ、その収益を主に障害者の人たちに還元し、就労支援に繋げていくことを目指します。

YouTubeというメディアの力と収益モデルの解説
YouTubeは、クリエイターと視聴者を繋ぎ、誰もが情報を発信し、収益を得る機会を提供する画期的なプラットフォームです。この「障害福祉チャンネル」を社会貢献と持続可能なビジネスの両立を目指す上で、YouTubeの仕組みと収益モデルを理解することは不可欠です。

1. YouTubeの基本的な仕組み
YouTubeは、広告主・クリエイター(動画投稿者)・視聴者の三者がいて成立しています。

クリエイター: オリジナルの動画コンテンツを制作・投稿します。

広告主: 動画の視聴者に合わせて広告を出し、自社の商品やサービスを宣伝します。

視聴者: 動画を視聴し、広告を見たりクリックしたりします。

2. クリエイターの主な収益モデル
クリエイターがYouTubeで収益を得るには、まず「YouTubeパートナープログラム(YPP)」への参加が必須となります(一定の登録者数や総再生時間などの条件を満たす必要があります)。主な収益源は以下の通りです。

収益源 仕組みの概要 クリエイターへの収益分配の目安
広告収入 動画の再生前、再生中、再生後などに表示される広告からの収益。再生回数だけでなく、広告単価の高い視聴者層(購買力のある層など)や動画のジャンル(金融、教育など)によって収益性が大きく変動します。 通常動画広告の約55% (YouTube側は45%)
YouTube Premium収益 有料会員であるYouTube Premium登録者の視聴時間に応じて分配される収益。広告が表示されない環境でも収益が発生します。 視聴時間に基づいて分配
スーパーチャット・ スーパーサンクス

ライブ配信中やプレミア公開、通常動画で視聴者がクリエイターへ直接送金する「投げ銭」機能。熱心なファン層からの収益です。 約70% (YouTube側は約30%)
チャンネルメンバーシップ
視聴者が月額料金を支払い、限定コンテンツや特典を受け取るファンコミュニティ機能。安定した収入源となります。 約70% (YouTube側は約30%)
企業案件・タイアップ 企業の商品やサービスを動画内で紹介し、その対価として報酬を得るもの。チャンネルの規模や影響力が大きくなると主要な収益源となります。 案件による(全額クリエイター側)
収益性の目安:
広告収入は、一般的に1再生あたり0.1円〜0.7円程度と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、チャンネルのテーマ(福祉チャンネルは社会性の高さから企業案件に繋がりやすい可能性も)、視聴者の属性、動画の長さ、視聴維持率などによって大きく変動します。

YouTubeを取り巻く環境の現実と未来
私たちの「障害福祉チャンネル」が目指すのは、厳しい現実を乗り越え、明るい未来を築くことです。YouTubeの現状を理解し、戦略を練りましょう。

厳しい現実:競争の激化と収益の不安定さ
クリエイターの飽和と競争激化: YouTubeチャンネルは急激に増加しており、コンテンツの「供給過多」の状態です。このため、一部のトップクリエイターへの「二極化」が進み、新規参入者が収益を上げるのは容易ではありません。

広告単価の変動と収益依存のリスク: 広告単価は市場の需要や季節によって変動し、不安定です。広告収入のみに過度に依存すると、アルゴリズムの変更などで収益が激減するリスクがあります。複数の収益源を確保することが安定運営の鍵です。

コンテンツの品質維持の難しさ: AI技術の進化により、量産型の似たようなコンテンツが増える傾向にあります。この中で、視聴者の心をつかむ「独自性」や「人間らしい温かみ」を持つコンテンツを作ることがますます重要になっています。

明るい未来:テクノロジーの進化と社会的な役割の拡大
テクノロジーによる進化: 5Gの普及による通信速度の向上や、VR/ARなどの技術発展は、よりリッチで没入感のある動画視聴体験をもたらし、YouTubeの利用時間をさらに伸ばす可能性があります。また、AIによる自動翻訳・吹き替え機能(オートダビング)の進化は、コンテンツを国境を越えて届けやすくします。

ショート動画の活用: TikTokなどの台頭によりショート動画が主流となる中、YouTubeもショート動画(YouTube Shorts)の機能強化を進めており、短い動画で新規視聴者を獲得するチャンスが広がっています。

社会的な役割の拡大: YouTubeは単なるエンタメだけでなく、教育、医療、福祉といった専門性の高い分野で、信頼できる情報を届ける社会的なインフラとしての役割を強めています。特に福祉分野は、「情報の格差」を埋める上で、YouTubeの持つ影響力は計り知れません。

障害福祉チャンネル立ち上げへの協力のお願い
YouTube番組を通して「障害福祉」というテーマを持ったチャンネルを開設し、定年後の高齢者や障害者・難病患者の方々と共に運営していく、社会性を持った新規ビジネスを考えております。

このチャンネルでは、障害福祉の現場の声を吸い上げ、社会問題を解決し、障害者が住みやすい世界を作ることを目標とします。テーマは地味かもしれませんが、障害福祉、居住支援、就労支援など、多くの方の生活に直結する重要な内容です。

視聴回数が上がり、登録者数が増えてきたら企業からの収益を得るビジネスモデルは、すでに実証実験が終わっていますので、まずはコンテンツを増やすことに注力したいと考えています。

つきましては、この取り組みに共感し、ご協力いただけるボランティアスタッフを募集しております。

定年されてすでに生活が安定している方

障がいや難病をおもちで、ご自身の経験を活かして手伝っていただける方

動画編集や取材スタッフとしてご参加いただける方を歓迎します。
YouTubeで収益を上げるには1年程度の準備期間が必要なため、当面はボランティアとなりますが、収益が出た際には、経費を差し引きし、必ず還元させていただきます。もちろん在宅でのご協力も大歓迎です。

運営は様々な障害をお持ちの方が主体となり、番組制作に取り組む予定です。障害者の方が単独でYouTubeチャンネルを運営しているケースが多いですが、障害福祉チャンネルは様々な障害カテゴリーを持った方々が、お互いの障害の重さによって補完し合いながら組織的に運営する唯一無二のビジネスモデルです。

ご協力いただける方は、こちらのページ下の問い合わせフォームより、ぜひご連絡ください。
折り返し、詳細をご連絡差し上げます。

私たちは、YouTubeという素晴らしいメディアの力を借りて、優しさと論理に基づいたコンテンツを発信し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。皆様の力を、ぜひお貸しください。