【視覚障害者が見た!「690円天丼」と越谷レイクタウンの巨大さと格差社会の縮図・高市新総理で株高円安加速?インフレと闘う日本経済を救う大胆提言! 重度視覚障害と社会問題が繋ぐ、最大級の発信力】
また、本業ではアイズルームという団体を通じて、主に中小企業の問題解決コンサルタントとして活動しています。この活動は、社会の土台を支える中小企業の活性化こそが、生活弱者を含む国民全体の幸福につながると信じているからです。
■越谷レイクタウンのウォーキングと「天まる」天丼が示す格差
今日の夕食は、天まるの天丼、690円(税込)でした。
今日は天候が悪かったため、仕事の後に越谷レイクタウンに行き、白杖をつきながらウォーキング(6,500歩)をしました。どうしても視覚障害者となり、運動不足になりがちです。安全を確保した上で、適度な運動は欠かせません。
越谷レイクタウンは、日本で一番広いショッピングモールとしても有名ですね。「風」と「森」のテーマ別エリアがあり、アウトレットも併設されています。この広大さ、多機能性が、まさに現代日本の豊かさの象徴のように感じられます。
ウォーキングの後、当社スタッフの同行援護者(ガイドヘルパー)とフードコートに立ち寄りましたが、上部写真の天丼屋とうどん屋しか庶民的な安いお店はありませんでした。他のお店は安くても880円、平均は1,100円です。物価高騰の波は、フードコートにも押し寄せているのを実感しました。
この「安さ」を求める行動の背景には、私たち障害者が直面する厳しい経済状況があります。 厚生労働省の統計などに基づくと、障害者は健常者に比べて貧困率は2倍以上という統計もあります。生活基盤が不安定な者にとって、この数十円、数百円の差は生活の質を大きく左右するのです。
■政治と経済の動向:高市氏と円安・インフレの波
ニュースでは、高市氏が自民党の首相になり、積極財政による政策が進むのではないかということから、株価は高騰し、円安が進んでいます。
この傾向は、株を所有しているような富裕層には大きな利益をもたらしますが、一般庶民や生活弱者には、円安により輸入品が高騰し、ガソリンなども値上がりするインフレによる生活の苦しさが直撃します。
物価が高騰しても、それに見合うだけの給料が上がれば良いのですが、上場企業の方はそれなりに給料が上がっても、中小零細企業には賃上げは追いついておりません。
年金や障害年金もインフレに対応できておらず、福祉産業や医療機関も人件費・光熱費の高騰で赤字が進み、倒産する事例も増えています。
■世界的な疲弊と日本の光明
この困難な経済状況は、日本だけのものではありません。
欧米でも、給料は日本よりも高いものの、それ以上に物価が高騰し、失業率が上がりホームレスが増えています。
中国に至っては、大学を卒業しても就職先がなく大変な状況です。中国恒大集団の破綻から発した不動産不況は、不動産バブルの崩壊により相当深刻な状態になりつつあります。
ヨーロッパ各地も、ロシアとウクライナの戦争による様々な物価高騰、ロシアからのエネルギー断絶に伴うエネルギーコストの膨大により疲弊しております。
世界中が、インフレ、不況、格差拡大の波に飲まれつつあります。
しかし、ひとつ日本で明るい兆しは、大阪・関西万博の成功をきっかけに、外国人観光客の人数が順調に伸びていることです。オーバーツーリズムの問題は解決しなくてはいけませんが、これは貴重な外貨獲得の機会です。さらに外国人観光客を受け入れ、過疎化地域でも観光資源を見つけ出し、SNSを活用しながら外国人を地方にまで呼び寄せる取り組みは、地域経済を活性化させる重要な戦略です。
■日本をインフレから脱出し、経済を強靭化するための提言
現在の日本の状況は、「良いインフレ」(需要拡大による持続的な物価上昇と賃金上昇)ではなく、「悪いインフレ」(コストプッシュ型の物価高騰と実質賃金の低下)のリスクが高いと言えます。この状況を打破し、持続的な経済成長を達成するため、私は以下の施策を提言します。
1. 中小企業の生産性向上と賃上げ支援の強化
賃上げが追いつかない中小零細企業の経営体質を根本から改善する必要があります。
デジタル化・省力化投資への強力な税制優遇:中小企業が人手不足解消と生産性向上のためのIT投資を大胆に行えるよう、支援を抜本的に強化します。
リスキリング(学び直し)への公的支援拡充:労働者が新たなスキルを習得し、より高い賃金の職に就けるよう、教育・訓練への補助を大幅に増やします。
2. 公的給付の「インフレ連動性」の強化
年金や障害年金などの公的給付の改定ルールを見直し、消費者物価指数(CPI)の上昇率に、より迅速かつ完全に対応できるようにします。特に生活弱者を守るための福祉的給付は、実質価値が目減りしないよう、手厚く保護すべきです。
3. 円安メリットを活かす「国内投資」の促進
円安は輸入品の価格を上げますが、一方で日本の輸出企業の競争力を高め、外国人観光客を呼び込む効果があります。
国内製造業の「回帰」支援:国内工場への投資や、サプライチェーンの国内構築を促すため、大胆な補助金や規制緩和を行います。
先端技術分野への集中投資:AI、再生可能エネルギー、バイオ技術など、将来の成長が見込まれる分野に国家予算を集中させ、国際的な競争力を確立します。
これらの施策を通じて、コスト増による「悪いインフレ」を抑えつつ、需要と生産性の向上による「実質賃金が上がる良いインフレ」へと経済構造を転換することが、日本が直面する経済問題を解決する鍵となります。
私たちアイズルームは、単なるコンサルタント集団ではありません。
生活弱者、特に障害者の方が、日本社会で「普通」に暮らせて、心から幸せになれるように取り組んでいきたいと考えております。
経済格差の拡大、インフレの波、そして福祉の現場の疲弊——これらすべては、私たち一人ひとりの生活に直結する問題です。このブログを読んでくださる読者の皆様と社会問題を共有し、共に明るい未来を切り開くための具体的な行動を考えていきたい。
「690円の天丼」で満たされる一時的な満足ではなく、誰もが経済的な心配なく、安心して暮らせる社会の実現を目指して、アイズルームは活動を続けてまいります。