【《鈴木農林水産大臣への提言》貧困層の食卓と農業の未来】

      

【《鈴木農林水産大臣への提言》貧困層の食卓と農業の未来】

築古日本の木造アパート室内、低年金(10万円/月)男性高齢者が、一食222円のご飯を寂しそうに食べている画像です。ご飯一膳とおかず一品がちゃぶ台の上にのっています。

鈴木大臣、あなたは東京大学法学部をご卒業後、農林水産省に入省され、華麗な経歴をお持ちです。しかし、その経歴ゆえに、日本の貧困層が日々どのような食事をしているか、想像が及ばないのではないでしょうか。

大臣は、参議院議員を父親に持つ二世議員であり、裕福な家庭で育ち、東京大学をご卒業後、農林水産省に入省されました。一方、年金10万円で生活する人々は、食費を月2万円以内に抑えなければなりません。

大臣が想像もできないような、1食222円という限られた予算の中で、いかに食いつなぐかという生活を、彼らは送っています。日本の貧困層は全体の15%に及び、彼らの日常は、朝食は食パン1枚とマーガリン、昼食は120円のカップラーメン、夕食は300円の割引弁当です。お米は5kg4,000円を超えると高嶺の花となり、お米を購入する事は出来なくなります。食費を切り詰めるために、さらなる質素な食事を強いられます。

小泉元大臣は米の増産を推進しましたが、あなたは方針を転換し、需要に応じた生産を重視しています。しかし、この政策転換は、貧困層の食卓を直撃します。

あなたは農林水産省の出身なので、米農家の事ばかりを考えているように思えます。零細農家は兼業農家が多く、農業で食べれなくても生活が破綻する事はありません。

その反面、生活弱者の15%の方達はこれ以上お米が高くなるとホームレスになってしまいます。

提案です。

お米の価格を2,500円程度に抑えるために、輸入米の活用も検討してください。

農業の大規模化を進め、海外輸出を視野に入れた政策を推進してください。

貧困層の食生活について、実態調査を行い、彼らの視点に立った政策立案をお願いします。

鈴木大臣、どうか、机上の空論ではなく、現実を見て、貧困層の食卓を守るための決断をお願いします。