【視覚障害者が直面する「見えない」トイレ問題の現実 ~ 市販薬が救世主となった壮絶な闘いと公的支援への提言】

【今日のテーマ】見えない世界での排泄の悩みと市販薬への感謝
障害福祉に関するブログを毎日配信しているアイズマンです。
本日は、ブログに添付した二つの市販薬について、その使用体験と、それを通じて見えてきた視覚障害者の排泄に関する深刻な問題についてご案内いたします。
二つの市販薬についての概要
写真に撮影しAIに確認した二つの薬について、簡単にご説明します。これらは私の生活にとって、非常に重要な役割を果たしています。
茶色い瓶の薬 (ミヤリサン錠):
製品名・分類: ミヤリサン錠 (指定医薬部外品)。
特徴・効能: プロバイオティクス(酪酸菌)を配合した整腸薬です。便秘が続き苦しい時に使用し、整腸(便通を整える)、軟便、便秘に効果を発揮します。
薄ピンクのチャック付き三方袋の薬 (ボーコレン):
製品名・分類: ボーコレン (第2類医薬品)。
特徴・効能: 漢方薬をベースにした製品で、尿をする時に痛みを感じた際に使用しました。頻尿、排尿痛、残尿感などの症状に効果があるとされています。
還暦を迎えて直面する健康と排泄の課題
今年還暦を迎え、身体には様々な問題が発生しています。約8年前から重度視覚障害者でしたが、ここ1年でさらに悪化し、全盲状態となりました。
以前の事業会社組織会長の仕事から一線を退き、現在は新たなスタートアップとして、白杖を使用しての中小企業問題解決コンサルタントや、生活弱者向け就労・居住支援のボランティア活動をしています。
目が見えないことによる外出時のトイレトラブルは、深刻な問題です。
外出時にトイレの位置を把握すること自体が難しいです。
間違って女子トイレに入ってしまったり、男子トイレに入っても、便器やスイッチ、レバーの位置がわからず混乱します。
以上のような理由から、外出時のトイレ利用に戸惑ってしまいます。
結果として、水分を控えて我慢してしまうため、強い便秘、膀胱炎、尿管結石などを発症してしまいます。
尿管結石と闘う日々、そして市販薬への感謝
これらの病状のなかで、ご紹介した二つの市販薬は、私にとって救世主であり、とても助けられています。もちろん、状況が厳しい場合にはクリニックにも行っていますが、目が見えないと、受付処理や診察前の事前のアンケート記入さえも困難です。
特に尿管結石(腎結石)は重症化し、今年は3回も入院と手術を繰り返しました。まだ腎臓には大きな石が残っており、経過観察中です。
視覚障害者になると、便や尿の自己による目視確認ができないため、単身世帯の場合には、様々な下半身の病気にかかっても、強い痛みが出るまで病状を確認することができないという厳しい現実があります。
困難な入院生活と公共サービスの現状
目が見えないことによる困難は、入院中にも発生します。
夜中にトイレに行く際も、周囲に迷惑をかけないよう、ものすごく気を使いながら慎重に病室から出てトイレへ向かいます。
入院病棟では、トイレに鍵をかけないで入っている方もいらっしゃいます。その場合、入口のドアに使用中の磁石ステッカーが貼ってあるのですが、私にはその確認ができず、開けてしまって慌てて閉めたことがあります。
先日、大腸がん検査キットで検便を試みましたが、目が見えないと作業工程が極めて不自由でできませんでした。健常者なら小学生でもできるような工程でさえ、視覚障害者には難しいのだと痛感し、疲弊しました。
公共サービスである同行援護についても、行政委託業者が少なく、サービス資格者の不足から、利用するのがなかなか厳しいのが現状で、病院に通院する事も困難です。
最後に:視覚障害者のQOL向上のために
どうにかこうにか仕事はできておりますが、視覚障害者である私のトイレ問題は、今後も重大な健康被害につながる問題であり続けています。
視覚障害者でないと、読んでいて何も共感できない部分が多いと思いますが、今日は最後までブログを読んでいただき、ありがとうございます。視覚障害者の仕事と日々の生活、時事問題や政治家へのお願いなどをブログ記事にまとめております。
#視覚障害者 #トイレ問題 #尿管結石 #ミヤリサン #ボーコレン
障害福祉に関するブログを毎日配信しているアイズマンです。
本日は、ブログに添付した二つの市販薬について、その使用体験と、それを通じて見えてきた視覚障害者の排泄に関する深刻な問題についてご案内いたします。
二つの市販薬についての概要写真に撮影しAIに確認した二つの薬について、簡単にご説明します。これらは私の生活にとって、非常に重要な役割を果たしています。
茶色い瓶の薬 (ミヤリサン錠):
製品名・分類: ミヤリサン錠 (指定医薬部外品)。
特徴・効能: プロバイオティクス(酪酸菌)を配合した整腸薬です。便秘が続き苦しい時に使用し、整腸(便通を整える)、軟便、便秘に効果を発揮します。
薄ピンクのチャック付き三方袋の薬 (ボーコレン):
製品名・分類: ボーコレン (第2類医薬品)。
特徴・効能: 漢方薬をベースにした製品で、尿をする時に痛みを感じた際に使用しました。頻尿、排尿痛、残尿感などの症状に効果があるとされています。
還暦を迎えて直面する健康と排泄の課題今年還暦を迎え、身体には様々な問題が発生しています。約8年前から重度視覚障害者でしたが、ここ1年でさらに悪化し、全盲状態となりました。
以前の事業会社組織会長の仕事から一線を退き、現在は新たなスタートアップとして、白杖を使用しての中小企業問題解決コンサルタントや、生活弱者向け就労・居住支援のボランティア活動をしています。
目が見えないことによる外出時のトイレトラブルは、深刻な問題です。
外出時にトイレの位置を把握すること自体が難しいです。
間違って女子トイレに入ってしまったり、男子トイレに入っても、便器やスイッチ、レバーの位置がわからず混乱します。
以上のような理由から、外出時のトイレ利用に戸惑ってしまいます。
結果として、水分を控えて我慢してしまうため、強い便秘、膀胱炎、尿管結石などを発症してしまいます。
尿管結石と闘う日々、そして市販薬への感謝これらの病状のなかで、ご紹介した二つの市販薬は、私にとって救世主であり、とても助けられています。もちろん、状況が厳しい場合にはクリニックにも行っていますが、目が見えないと、受付処理や診察前の事前のアンケート記入さえも困難です。
特に尿管結石(腎結石)は重症化し、今年は3回も入院と手術を繰り返しました。まだ腎臓には大きな石が残っており、経過観察中です。
視覚障害者になると、便や尿の自己による目視確認ができないため、単身世帯の場合には、様々な下半身の病気にかかっても、強い痛みが出るまで病状を確認することができないという厳しい現実があります。
困難な入院生活と公共サービスの現状目が見えないことによる困難は、入院中にも発生します。
夜中にトイレに行く際も、周囲に迷惑をかけないよう、ものすごく気を使いながら慎重に病室から出てトイレへ向かいます。
入院病棟では、トイレに鍵をかけないで入っている方もいらっしゃいます。その場合、入口のドアに使用中の磁石ステッカーが貼ってあるのですが、私にはその確認ができず、開けてしまって慌てて閉めたことがあります。
先日、大腸がん検査キットで検便を試みましたが、目が見えないと作業工程が極めて不自由でできませんでした。健常者なら小学生でもできるような工程でさえ、視覚障害者には難しいのだと痛感し、疲弊しました。
公共サービスである同行援護についても、行政委託業者が少なく、サービス資格者の不足から、利用するのがなかなか厳しいのが現状で、病院に通院する事も困難です。
最後に:視覚障害者のQOL向上のためにどうにかこうにか仕事はできておりますが、視覚障害者である私のトイレ問題は、今後も重大な健康被害につながる問題であり続けています。
視覚障害者でないと、読んでいて何も共感できない部分が多いと思いますが、今日は最後までブログを読んでいただき、ありがとうございます。視覚障害者の仕事と日々の生活、時事問題や政治家へのお願いなどをブログ記事にまとめております。
#視覚障害者 #トイレ問題 #尿管結石 #ミヤリサン #ボーコレン