​​私たちアイズルームは、障害福祉をテーマに掲げ、問題解決とコンサルティングを行う社会貢献企業です。社会起業家としての使命は、AI（人工知能）を活用した福祉支援を具現化し、障害のある方々がより豊かに暮らせる社会を実現することにあります。
​かつてアイズルームは中国華僑との強固なネットワークを活用し不動産関連事業を展開していましたが、昨今の市場変化に伴い、このグローバルな連携基盤をAI・福祉分野へとシフトさせています。特にAIの導入において日本より先進的な取り組みを見せる中国との再度の信頼構築と技術交流は、私たちの重要なテーマです。
​本日は、その中国における先進的な障害福祉への取り組みの最新状況を共有し、日本の福祉業界が次世代のテクノロジーを取り込む上でのヒントを探ります。

​中国の障害福祉への革新的な取り組み
​近年、中国では科学技術が障害者支援に強力に活用されており、特に医療リハビリテーション分野で目覚ましい進展が見られます。
​ブレイン・コンピューター・インターフェース（BCI）技術の応用: 清華大学などの研究チームは、無線で実現する低侵襲型BCI技術を開発し、臨床試験を進めています。下半身麻痺の患者が脳の指令で車椅子やロボットハンドを操作できるようになっており、世界初の承認を受けたBCI医療機器の実用化を目指すなど、サイバネティクス分野で大きな一歩を踏み出しています。
​AIを活用したコミュニケーション支援: 中国には多数の聴覚障害者がいるという背景から、AIを活用した手話認識・翻訳システムやARグラスなどの製品が開発されています。これにより、聴覚障害者と健聴者とのコミュニケーションギャップ（壁）を解消しつつあります。
​先端機器による視覚・移動支援: スマート白杖、電子ガイドグラス、電子ガイド犬といった最新機器が開発され、北斗チップとスマートセンサーを用いた正確なシーン認識と位置案内を実現しています。
​政府主導の強力な支援: 中国中央政府は、障害者支援のための科学技術イノベーションを「科学技術強国」建設の全体計画に組み込み、強力に推進しています。重度障害者の住宅改修や、ウェブサイト・アプリのバリアフリー化を前倒しで達成するなど、国家戦略として「Accessible Technology」の普及に努めています。

​アイズルームのグローバル戦略と日本の福祉の未来
​アイズルームは、この中国の事例からも示唆を得て、AIを最先端で活用し、日本の医療と介護の現場に革新をもたらしたいと考えています。私たちは、国内に留まらないグローバルな事業展開を推進しています。
​具体的には、アジア諸国（特にAI技術が先行する中国・韓国）、ヨーロッパ（デジタルヘルスと高齢者ケアが進む北欧・ドイツ）、そしてアメリカ（最先端のスタートアップ・エコシステム）など、世界各地の先進技術を集約し、日本のスタートアップとして、特に障害福祉分野を「Innovation Hub」として牽引していきます。
​多国間連携（Multi-lateral Partnership）により、テクノロジーと福祉の融合を加速させ、日本が直面する社会課題を解決する「ソーシャル・イノベーション」を創出することが、アイズルームのミッションです。私たちは、AIとヒューマンセントリックなアプローチを組み合わせることで、誰もがよりよく生きられる社会、すなわち「Inclusive Society」の実現に貢献していきます。

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