【糖尿病による合併症コージー冨田氏】
ネットニュースを見ていたら、クオリティの高いものまね芸で人気のコージー冨田氏(58歳)の記事が目にとまった。(以下、コージー冨田氏を彼と称させていただきます。)
彼は長らく糖尿病を患い、6年ほど前から目がほとんど見えない状態だという事です。糖尿病の発症から合併症に至るまでの、恐怖の経緯が記載されていました。 私の病気の状況と類似しているように思われ、また彼は年齢も私と同年代です。
芸能人で仕事上の交友関係も広く、相当お酒を飲んでいたようです。私も20歳で創業し、接待や従業員とお酒を飲む機会が多く、過度な飲酒が糖尿尿の大きな原因の一つです。上記写真の通り今ではお酒の代わりに「コーラゼロ」を飲み、飲酒は一切やめました。人工甘味料が入っていて「コーラゼロ」も体には良くないと言われていますので、毎日は飲んでおりません。
彼は25歳の時、やたらと喉が渇いて糖尿病だと思い病院で血糖値を測ったら、糖尿病と診断されたそうです。私の場合は27歳頃、身長が180㎝弱で体重が120キロ近くに達し、暴飲暴食から糖尿病となりました。今では82キロですが目標体重は70キロです。
又彼は糖尿病が見つかった時、血糖値が上がっているものの体調に不具合が無かったため、病気の実感がなかったとの事です。
彼はインシュリン注射を40歳頃から打ち始めたそうです。腎臓の機能が低下するとインシュリン注射を打つ事になるのですが、私の場合はギリギリのところで正常値をクリアし、インシュリン注射を打っておらず錠剤治療で済んでいます。彼によると糖尿病は、「しめじ」と言って、神経症、目の衰え、腎臓、この3つがどんどん悪くなっていき、普通の生活ができなくなってくるそうです。足の感覚がなくなり、火傷しても気が付かなかったそうです。私も足をどこかにぶつけて爪が剥がれたようなのですが、足の感覚がなく靴の中が血だらけになっていても気づきませんでした。
彼は58歳となり、目に光を感じるがほとんど見えないそうです。私の場合は左目が失明し、右目が光を感じる程度です。私と同じで彼は目の障害により一人で出掛けられなくなり、基本的に誰かに付き添ってもらって又杖もついているそうです。
仕事への影響に関しては、文字が見えなく様々な場面で支障があるとの事で、行動においては足の感覚がないため階段や段差が極端に怖いそうです。私もバリアフリーの所を選んで行動をしておりますが、幼少期から全盲で盲学校を卒業したような方は、白杖一つで階段も段差もクリアしてしまう為、中途視覚障害者だけが困難な状況にあるようです。
また彼は6年前から人工透析を受けているそうです。人工透析は想像を絶する辛さがあり、時間的にも制約を受ける。腎臓の機能が低下すると人工透析になってしまうのだが、糖尿病の誰もが人工透析を恐れている。私の場合は人工透析に陥るギリギリの数値手前で食事制限、運動療法をして防げています。
私も彼も今後の最悪のシナリオは、全盲になり光を感じなくなる事と、足の壊死による両足切断です。糖尿病は初期の段階で食事制限をして適度な運動をしていれば、目も腎臓も足も失う事はありません。私も彼も会社員でなかった為重度障害者になってもかろうじて細々と仕事が出来ていますが、彼の思いと同じように私も糖尿病患者の方達に向けたセミナーなどを通して、啓蒙活動のボランティアをしていきたいと思っております。視力を喪失すると情報の8割が無くなり、残り2割で仕事も生活もしていかなくてはなりません。出来ましたら彼とも協力して、障害者の目線を生かした社会貢献事業が出来ましたら幸いです。目の障害者よりもっと重い重度障害者はたくさんいます。私はそのような方々のサポートを長年してきた中で、自らも障害者となりました。私だから出来る事が必ずあると信じて、スタートアップを起業しました。アイズルームは、障害者の生きずらさを軽減するために社会問題を解決するベンチャー企業です。あくまでも主体は障害者で、障害者を雇用し自らが考えて行動する企業体です。経営方針に賛同していただける方は、お問い合わせをお待ち申し上げております。