【見えない未来を、見つけるために:視覚障害者1級のコンサルタントが7年かけてたどり着いた、「障害支援区分4級」の真実と、中途視覚障害者を導く伴走型支援サービス「アイズルーム」】
私は視覚障害者1級、仕事は中小企業の問題解決コンサルタントをしております。様々なクライアントから日中にお電話をいただき、お電話で問題を解決しています。深刻な問題についてはスタッフの同行を伴いお客様にお会いし、顧問契約を結んでいる駅から近いクライアント様には白杖を使い一人で訪問することもあります。
今回、仕事以外でボランティア活動や病院に通院する際、公的な同行援護(ガイドヘルパー) を利用しようと思い、障害者手帳とは全く違う障害支援区分の認定を受け、障害福祉サービス受給者証を市役所の障害福祉課から交付されました。
私の場合、障害者手帳は1級、障害年金も1級、しかしこの障害支援区分は6段階中の4級でした。この区分は、障害が重いと「6」で一番軽いのが「1」となっています。
障害支援区分4級とは?(視覚障害の場合)
障害支援区分4級に関する情報を以下にまとめます。
項目 内容
区分 障害支援区分4級
位置づけ 日常生活や社会生活に一部支援が必要な状態
具体例 外出時に付き添いが必要だったり、書類を読む際に拡大読書器が必要だったりする状態
利用できるサービス(例) 居宅介護(家事援助、外出時の付き添いなど)、同行援護(外出時の移動支援)、短期入所(一時的な宿泊を伴う介護・支援)、グループホーム(共同生活での支援・介護)など
補足 これらのサービスは、お住まいの市区町村への申請が必要です。
この新しい障害支援区分(4級)を認定していただき、上記のような様々なサービスが必要ならば受けられるようになりました。
中途視覚障害者としての7年の道のり
50歳過ぎで中途視覚障害者となり、初めに障害者手帳(2級) をもらい、4年後に障害者手帳(1級)、その後障害年金(1級) の認定を受け、最後にこの障害支援区分(4級) をもらいました。この間に7年以上かかりました。
障害年金をもらう制度も知らず5年も経過してから手続きに入った為、障害年金の受給が遅れました。障害を抱えていても忙しく仕事をしているため、障害福祉課に行くことも少なく、福祉関係のサポートを受けることもこれまでありませんでした。
私自身の経験から、「もう少し包括的に説明してくれる制度があっても良いのではないか」と強く感じています。
制度の複雑さ:3つの「違い」を理解する
私の例のように、視覚障害者1級でありながら障害支援区分が4級となるのは、それぞれの制度の目的や基準が異なるからです。この3つの違いを詳しく説明します。
制度名 目的 等級・区分 視覚障害の場合の判断基準の主な違い
1. 障害者手帳(身体障害者手帳) 障害の種類と程度を証明し、各種の福祉サービス(割引、税優遇など) の入口となる。 1級~7級 永続的な視力や視野の低下など、医学的な基準(主に身体機能の欠損度合い)で判断される。
2. 障害年金 障害によって生活や仕事に制限を受けることへの所得補償。 1級、2級 労働能力や日常生活の制限の程度で判断される。(仕事ができるか、家事・外出など生活がどの程度困難か)。
3. 障害支援区分 介護給付や訓練給付など、障害福祉サービスの具体的な「量」を決定する。 区分1~6 「どれくらいの介護・支援が必要か」 を客観的な質問票や調査で判断。視覚だけでなく、認知・行動・精神状態なども含めた総合的な生活の困難さで判断される。
このように、障害者手帳や年金が「どれだけ見えないか(医学的・経済的)」を基準とするのに対し、障害支援区分は「どれだけ生活上の支援が必要か(介護・介助)」 を基準としています。仕事で自立し、生活の中で介助をあまり必要としないと判断されれば、手帳の等級が重くても区分は軽くなる(例:私のように4級)ことがあるのです。
《アイズルーム:中途視覚障害者を導く伴走型支援サポート》
このような複雑な制度の迷路を、皆様には私のように遠回りしてほしくありません。
アイズルームは、私自身の経験で時間をかけて学んだこと、そして長年の福祉支援経験を活かし、中途視覚障害者の方に向けて有意義な情報として提供しています。
中途視覚障害は、ただ視力を失うだけでなく、「今までできていたことができなくなる」 という強烈な喪失感と、社会との断絶を生みます。だからこそ、様々な支援やサポートはもちろんですが、メンタルケアが最も大切となります。
私は40年間にわたり障害者の居住支援や就労支援をしてまいりました。机上の空論ではなく、長年培った経験から、中途視覚障害者の方をコーチングし、新たな人生を見つけていただくサポートを提供しています。
目が見えなくなって苦しんでいる方、これから見えなくなろうとしている方へ。
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