【59歳の全盲経営コンサルタントが叫ぶ!「起業は簡単、継続は地獄」〜1年で消える会社の末路と、あなたの会社を劇的に変える”運転資金・キャッシュフロー・経営者資質”の残酷な真実〜】

【序章】時の流れと、見えぬ世界で掴んだ経営の真理
今年も10月が終わりを告げようとしています。遅生まれゆえ、まだ辛うじて59歳。間もなく還暦を迎える歳となりました。この年齢になると、若い頃に感じた新鮮な感動が少なくなるせいか、時間の経過が何倍も早く感じられます。いわゆる「ジャネーの法則」を体感している日々です。
約8年前に視力を喪失しかけ、残念ながら今年、ほぼ全盲の状態となりました。移りゆく季節の美しい姿を、もうこの目で見つめることはできません。かつて紅葉の季節には、新宿御苑で葉っぱの色合いの変化を心ゆくまで楽しんだものです。
しかし、視覚を失ったことで一つの恩恵も得ました。新宿御苑は、障害者手帳の提示で入園料が無料となり、さらに駐車場の料金も無料となります。美しい色彩は見えなくなりましたが、費用を一切かけずに、園内での安全なウォーキングを楽しむことができます。園内は段差が少なく、白杖での移動も比較的安心です。多国籍な来園者が多く、日本語以外の会話も飛び交う異文化交流の場としても、新たな楽しみを見出しています。ただし、園内のお弁当は高価ですので、事前にコンビニでおにぎりセットを購入してから入園するのが、私のルーティーンです。
そして今日もまた、経営不振に悩む経営者の方々の経営改善プログラムへと向かいます。
【本質】「会社設立の容易さ」がもたらす企業寿命の短縮化
私は過去の事業会社経営経験を活かし、現在はボランティアでの経営改善・問題解決コンサルタントとして活動しております。
現代は、まさに「起業は容易だが、会社を維持・継続するのは至難の業」という時代です。
2006年の会社法改正以降、最低資本金制度(株式会社は1,000万円、有限会社は300万円)が撤廃され、資本金1円からでも会社設立が可能となりました。法務局での手続きやオンラインサービスも整い、誰でも手軽に「社長」になれる時代です。
しかし、この手軽さが、ずさんな事業計画と安易な起業を招いています。時代や流行の流れに乗って起業したものの、肝心な事業計画が不十分なため、会社設立後1年も経たずにキャッシュフローが破綻し、行き詰まるケースが後を絶ちません。
政府系金融機関や保証協会の利用による融資制度も整備され、開業資金の調達も以前より容易になりましたが、最初から借り入れに依存する経営は、極めて高い倒産リスクを孕んでいます。
【専門的考察】企業生存率から見る「経営の現実」と運転資金の鉄則
統計データは、この現実を冷徹に示しています。中小企業庁のデータなどによれば、日本の企業生存率は一般的に以下の通りと言われています。
設立後5年:約40%が廃業
設立後10年:約70%が廃業
設立後20年:約90%が廃業
これは裏を返せば、設立後10年存続できる企業はわずか3割に過ぎないということを意味します。社長になることは簡単でも、その企業を3年、5年、10年と継続させることは、想像以上に困難な「試練」なのです。
経営者が避けて通れない「運転資金」と「キャッシュフロー」
成功するためには、まず会社を潰さないための防御策を講じなければなりません。その根幹をなすのが「運転資金」と「キャッシュフロー」の概念です。
必要不可欠な運転資金 起業家は、「最低でも6ヶ月間は売上がゼロでも、固定費(人件費、家賃、光熱費など)を賄えるだけの運転資金」を自己資金として用意した上で開業するべきです。なぜなら、事業開始直後は顧客開拓や商品・サービスの認知に時間がかかり、計画通りに売上が上がらないことは珍しくないからです。この余裕資金こそが、事業が軌道に乗るまでの「命綱」となります。自己資金比率が高いほど、外部環境の変化や一時的な業績不振に耐えうる「体力」のある企業となります。
経営の生命線:キャッシュフロー 多くの経営者が誤解しているのは、「利益が出ていれば会社は潰れない」という迷信です。会社の倒産原因のほとんどは「黒字倒産」です。売上が計上されていても、その入金が遅れ、一方で人件費や仕入れの支払いが先行してしまうと、手元の現金が枯渇します。これがキャッシュフロー(現金の流れ)の破綻です。 経営者にとって最も重要な指標は、損益計算書(P/L)の利益ではなく、貸借対照表(B/S)とキャッシュフロー計算書(C/F)です。現金の流れを常に把握し、入金と出金のタイミングをコントロールする「キャッシュマネジメント能力」こそが、企業存続のための絶対条件となります。
【深掘り】成功を分かつ「経営者としての資質」
「素晴らしいアイデアさえあれば成功する」という考えは幻想です。技術力やアイデア(ID)だけでは、事業は必ず失敗します。
成功している企業は、経営者による「バランス感覚」に優れています。
技術力と、それを顧客に魅力的に伝えるコミュニケーション能力・マーケティング力のバランス。
コスト管理と、将来への戦略的な投資のバランス。
短期的な利益追求と、長期的な企業価値向上のバランス。
起業家は皆、死力を尽くして頑張っています。しかし、努力や情熱だけで成功できるほど、ビジネスの世界は甘くありません。戦略、財務、人事、営業、そしてなにより「経営者としての資質」、これら多角的な要素のバランスが求められます。私自身も、過去の事業会社経営では一度に4社をグループ化するなど拡大路線を敷き、時代の波による産業の淘汰の過程で、数多くの大きな失敗を重ねてきました。
【結び】全盲コンサルタント集団「アイズルーム」が提供する確かな視点
その過去の経験と、視覚障害者となった自身の身体的な制約を乗り越え、仕事を通して社会課題を解決するという企業理念のもと、私は1年前に「アイズルーム」をスタートさせました。
当相談室は、経営に窮する中小零細企業に特化した問題解決コンサルティングを提供しています。最大の特徴は、「完全成功報酬型」を採用している点です。アイズルームの経営指導により、貴社の利益構造が改善され、黒字が達成された時点で初めてコンサルティングフィーをいただく形です。これは、私たちが貴社の未来に本気でコミットし、結果を出す自信の表れです。
当社のコンサルタントには、すでに現役を引退され、時間に余裕のある方々で、過去に経理、財務、マーケティング、商品開発など、高い専門性を持つ仕事をされていた方々が多数登録してくださっています。
視覚を失った私だからこそ、目先の数字や感情論に惑わされず、経営の骨格と本質を見抜くことができます。私たちの活動が、日本経済の基盤を支える中小零細企業の経営改善に貢献し、日本企業の安定に繋がることを心から願っております。
もし、貴社が「黒字倒産」の危機に瀕している、あるいは成長の踊り場を迎え、次の一手が打てずにいるならば、私たち「アイズルーム」の確かな視点と経験をご活用ください。
貴社の企業特性にあった伴走型支援で、営業戦略の見直しから、商品開発、利益率改善のための経営改善策まで、できる範囲で徹底的にサポートさせていただきます。
アイズルームに経営指導を依頼したい方は、 こちらのページ最下部のお問い合わせ欄から、今すぐご連絡ください。
貴社の存続と発展を、全盲の経験と知恵を総動員してご支援いたします。