【相互関税・トランプショック】

      

【相互関税・トランプショック】

格安スーパー「マミーマートプラス」で販売されている、1パック180g約100円の最低価格パックご飯の画像です。

トランプ大統領は相互関税を貿易国に課して、米国の貿易赤字を縮小し製造業を取り戻す誤った政策を打ち出しました。又、性的マイノリティや多様性を認めない法案を発動しました。地球温暖化など先進国が率先して取り組まなくてはいけない協定からも離脱し、国連などの国際協調からも反する米国独自主義をとっています。資本主義の基本である自由貿易を無視した、一方的な相互関税など常軌を逸した行動だと思います。第二次トランプ政権に入り、側近にイエスマンを並べトランプの暴走を止めるべき人材は容赦なく排除され、ますます裸の王様となり世界不況を生み出そうとしています。

日本の相互関税は24%で、特に自動車の輸出に大きなダメージを受けます。トランプはアメ車を日本でもっと買ってくれと言い出しておりますが、そもそも日本の道路は左側通行で右ハンドルでないと追い越しも危険だし、パーキングの支払いも左ハンドルだと車を降りて払うか、わざわざ助手席側に移動して支払う事になります。私は以前アメ車のアストロやリンカーンに乗っていましたが、左ハンドルで不自由でしたし、燃費も悪く常に電気系統のトラブルを抱えていました。車幅も広く、都心の駐車場には駐車が困難な事も多かったです。アメ車を日本で売るなら、ドイツのベンツやBMWのように右ハンドルの車をつくるべきだし、日本国内に販売ディーラーを設け、アフターメンテナンスの仕組みを構築しないと、安心してアメ車を購入出来ないと思います。

相互関税でトランプは、日本の米に関しても言及しています。実際にアメリカで作られているお米は、ある程度美味しくなっていて日本で食べれるレベルに達しています。農林水産省の政策は間違っており、見直しの時期に来ています。実際にお米を作っている農家に入るお金は市場価格の半分であり、JAなどの中間卸業者が中抜きをしています。又、米農家の方は米を作っても時給1円で儲からないと言っており、農家の後継者は不足し、後10年もすれば年齢的問題から米は作れなくなります。備蓄米を放出しても、米の価格は下がるどころか上がってしまいました。今後の農政を考えると、個人経営の小規模農家では後継者もおらず高齢化により破綻します。思い切ってアメリカのお米を輸入し、それと引き換えに車の関税を引き下げる交渉に入るべきである。安倍政権の時も戦闘機や防衛ミサイルを購入し、その上で牛肉も関税を引き下げ、自動車の関税を抑えました。米農家への保護主義で毎年数千億の予算を取っており、その予算をスマート農業大規模法人化、農地の集約など農業改革に使い、若い人が農業に参画出来るように法人化し、天候の影響も出来るだけ受けないように工業化すべきだと思います。アメリカ産の安いお米が入ってくれば、低年金の方、生活保護の方、非正規労働者など食費にお金を掛けられない人が非常に助かると思います。又、日本国内では水田に水をほとんど張らずに、手間も掛からない米の二期作を実施している、先進的な大規模農家も出てきております。昔ながらの工法でお金を掛けて作るお米に関しては、ブランド米として海外に輸出したり、日本国内でも比較的所得の高い人が食べれば良いと思います。米に関わらず日本の農業は全体的に疲弊し、跡取りもいなく現状のままでは国内の自給率が落ちるだけなので、家電や自動車で培った日本の工業製品のように、180度違った視点から家族経営を脱却し、大規模法人化しないと日本の未来は変えられません。

上記写真のように私は単身世帯なので、ご飯はパックご飯を食べています。朝はシリアルでお昼か夜にパックご飯を食べていますが、その他はパスタかパンとなります。つまりご飯は1食しかとっていません。現在は円安で外国人のインバウンド需要からお米が不足していますが、今後は円高やパンデミックなどにより、また米の需要は冷え込むかもしれません。日本国内の事だけを考えてお米を作るのではなく、世界の需要も考えてダイナミックに農政を改革していただきたいと思います。

アイズルームは問題解決コンサルタントとして、貧困問題、障害福祉問題、少子高齢化問題、人権問題、都市開発問題などをテーマにセミナー講師を務めたり、メディアへのコメンテーター出演、blog発信をしております。