【健康寿命と老人ホーム】
アイズルームでは、視覚障害者の社長が日々の活動を通して問題だと感じた事を、blog記事にまとめて発信しております。本日は高血圧と糖尿病の定期受診。約3ヶ月に1回の健康診断です。現在の持病は糖尿病、糖尿病網膜症、緑内障、尿管結石です。脊髄の損傷から両足に痺れがあり、目は左目を失明し右目は光を感じる程度です。障害等級は重度障害扱いで、新幹線などに乗れば同行援護者の費用が無料となります。高血圧に関しては、治療の成果が出て薬を飲まなくても血圧が130の75程度で収まっています。糖尿病の基準となるhbA1cは、今回6.9でした。hbA1cの数値を5.5位にして糖尿病の薬を飲まなくなる事が目標です。上記写真は、左側が眼科から処方された眼圧を抑える薬です。写真右側は、血糖値を下げる効果と血流をサラサラにする薬です。その他に薬局で購入した整腸剤のバイオプロティクスを、毎食後飲んでいます。糖尿病を治すためと両足の痺れをこれ以上進行させないためにも、食事の節制と軽い運動が必須です。毎日4,000歩(約40分位)をサポートしてくれる同行援護者と歩いています。サポートスタッフが見つからない時は、エアロバイク「Fitbox」を使いトレーニングしています。目が見えない為どうしても運動不足になりがちなので、健康寿命の事も考えて体を鍛えています。
今日のテーマは老人ホームの闇です。アイズルームでは、障害者や高齢者の独立や一人暮らしを「自立生活相談室」にてサポートしております。業態変更し会社自体は変化しましたが、15年にわたり福祉住宅の管理やサポートをしてきた実績があります。健康寿命を延ばす事でなるべく高齢者施設に入らずに一人暮らしをされた方が自由があり、また、自分の意志で行動する事により生きている実感があるからです。やむを得ず介護が必要で一人暮らしが困難な場合を除けば、ギリギリまで一人暮らしを推奨します。老人ホームに入ると、事前に外出申請を出さないと自由に出かけられません。食事は3食決まった時間に食堂へ行き取らないと、規律が守れなく指導されてしまいます。自分の好む物は食べる事は出来ません。誤嚥の回避から流動食へ切り替えられてしまい、食事の楽しみがなくなる方も少なくありません。イベントやレクリエーションに参加して、追加費用が掛かってしまう事があります。24時間介護士が緊急対応してくれるような高級施設は、緊急対応時別途高額費用が請求されます。要介護が重くなるにつれ、固定費用が段階的にプラスされます。管理者側に徘徊と認識され、部屋から全く出られなくなるようなケースも少なくありません。コロナ禍のようなパンデミックが発生すると、家族との面会もシャットアウトする施設もあります。施設に入る時は、固定費用以外追加費用があまり掛からないとパンフレットには書いてあります。しかし、実際は異なり老後破産する方も少なくなく、高級老人ホームから生活保護になり簡素な施設に移動する方もいます。当社は問題のある高齢者施設を出て、一般賃貸へ戻る方をサポートした事もあります。実際に老人ホームを解約し出ようとすると、ボケ老人のように扱われ、解約手続きを拒否されたという悩み相談を受けて、間に弁護士を入れて老人ホームから救出したという話もありました。老人ホームの全てがダメという訳では無く、基本的に自由がないので自ら決断し生活が出来るのでしたら、監視された刑務所のような管理体制の施設から脱出した方が、自分らしい人生の最後を送れると思います。老人ホームは決まった時間に起き、決まった時間にご飯を食べて、決まった時間にお風呂に入る為毎日のルーティンが同じです。日々の変化がなく、安全が確保されているものの刺激が無くボケてきてしまい、人生の最後を無気力な時間にしてしまう。また、少ない人間関係の中で秩序を保っている為、ルールが厳しく規則に反した者は白い目で見られ、入所者や介護者から無視され浮いた存在になってしまいます。老人ホームに向いている人と向いていない人がはっきり分かれますので、慎重に検討をして下さい。