【千葉西総合病院(松戸市)救急搬送 尿管結石治療に関して】
尿管結石について:アイズ ルーム代表の経験から
アイズ ルームは東葛地域を中心に、障害福祉に関する情報をブログで発信しています。
今年の初め、私、代表は突然の腹部激痛で夜間救急搬送されました。診断結果は尿管結石。2度の手術と合計3回の入院を経験し、左の腎臓にあった結石はなくなりました。しかし、残念ながら右の腎臓にはまだ結石が残っています。
さらに驚いたことに、当社の女性スタッフも腹痛と血尿で病院を受診したところ、同じく尿管結石と診断されました。尿管結石は男性に多い病気とされていますが、女性でも発症する可能性は十分にあります。
尿管結石は珍しくない?
普段から食事に気をつけたり、水分を多く摂るなどの対策はありますが、それでも尿管結石になる方は非常に多いようです。私自身、19歳の時に一度尿管結石で入院しており、今回59歳での再発となりました。40年の時を経て同じ病気になるとは、なんとも複雑な心境です。
今回の経験を通して、尿管結石について皆さんに知っていただきたい情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。
尿管結石は、尿の通り道である尿路に結石(石のような固い塊)ができて、それが尿管に詰まることで様々な症状を引き起こします。特に「お産の次に痛い」「七転八倒する痛み」と表現されるほどの激しい痛みが特徴です。
主な症状は以下の通りです。
-
激しい痛み(疝痛発作)
-
突然、脇腹から腰背部、下腹部にかけて激しい痛みが起こります。
-
痛みは数分おきに強くなったり弱くなったりと波があるのが特徴です。
-
夜間や早朝に起こることが多いです。
-
結石が小さいほど、突然の強い痛みが出やすい傾向があります。
-
痛みは数時間続くことがあります。
-
男性の場合、精巣への放散痛を感じることもあります。
-
-
血尿
-
結石が尿管の粘膜を傷つけることで、尿に血が混じることがあります。
-
目で見てわかる血尿(肉眼的血尿)が出ることもありますが、出ないことの方が多く、尿検査で初めて指摘されることもあります(顕微鏡的血尿)。
-
-
吐き気・嘔吐
-
激しい痛みに伴って、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
-
-
膀胱刺激症状
-
結石が尿管の下部(膀胱に近い部分)に位置する場合、頻尿(トイレが近くなる)、残尿感(排尿後も尿が残っている感じがする)、排尿時の痛みなどを伴うことがあります。
-
-
発熱
-
結石が尿の流れを妨げることで、腎臓に尿がたまる「水腎症」を起こし、細菌感染を併発すると「腎盂腎炎」を引き起こすことがあります。
-
この場合、38℃から40℃程度の高熱が出ることがあり、重症化する可能性もあるため、早急に医療機関を受診する必要があります。
-
注意点:
-
腎臓に結石がある段階では、ほとんど症状がないことが多いです。そのため、健康診断などで偶然発見されることもあります。
-
痛みがないからといって放置すると、腎機能の低下や重篤な感染症を引き起こす可能性もあります。
-
これらの症状が見られた場合は、自己判断せずに、速やかに泌尿器科を受診することが重要です。
