【アイズルームと視覚障害(緑内障)・現状とこれまでの歩み】

      

【アイズルームと視覚障害(緑内障)・現状とこれまでの歩み】

経験の浅い女性医師が眼科クリニックを開業し50代男性に白内障の手術をしているAIが生成したイメージ画像です。

アイズルームと視覚障害(緑内障)・現状とこれまでの歩み
アイズルームは、障害福祉をテーマにしたブログ記事を毎日配信しています。2年前までは東京都内に複数の拠点を展開し、日本全国さらにはアジア圏にまで営業範囲を広げていました。しかし、現在は目の状態が以前よりも悪化し、基本的に白杖を使用し電車での移動となるため、営業活動は千葉県の東葛地区に限定せざるを得ない状況です。

視覚に障害を負ったのは7年前のことです。簡単な白内障の手術を受けた際、わずか20分の手術で左目を失明しました。今となっては、もっと慎重に病院を選ぶべきだったと後悔しています。恐らく、開業したばかりの比較的若い女性のクリニックで、まだ技術が十分ではなかったのだと思います。左目は光すら感じない、真っ暗な状態になってしまいました。

その後、残った右目を酷使する日々が続きました。仕事を休むことなく、夜中までパソコンやスマートフォンに向かい、働き続けました。その結果、残っていた右目も緑内障に侵され、7年かけて光は感じるものの、ほとんど見えなくなってしまいました。視覚障害者となってからは、情報の8割が遮断され、行動範囲も著しく制限されています。

しかし、私の趣味は仕事であり、仕事を通して社会貢献をすることが唯一の生きがいです。障害者となってもなお期待を寄せ、顧問契約をしてくださるお客様のために、これまでの40年間の経営経験を活かして、少しでもお役に立ちたいと強く願っています。

私が患った緑内障という目の病気は、実は失明に至る可能性が最も高い病気の一つです。視野が徐々に狭まり、最終的には光すら感じなくなります。

緑内障とは:その病態と進行の恐ろしさ
緑内障は、目の奥にある視神経が障害され、視野が徐々に欠けていく病気です。一度障害された視神経は元に戻ることがないため、進行すると最終的には失明に至る可能性が高い、非常に恐ろしい病気として知られています。

緑内障のメカニズム
眼球の内部には、「房水」と呼ばれる液体が循環しており、これにより眼圧が一定に保たれています。緑内障の多くは、この房水の排出経路に異常が生じることで眼圧が上昇し、視神経が圧迫されて障害されることで発症します。しかし、中には眼圧が正常範囲内であっても視神経が障害される「正常眼圧緑内障」も存在し、日本人においては最も多いタイプとされています。

進行する視野の欠損
緑内障の初期段階では、視野の欠損は自覚症状として現れにくいことが多いです。なぜなら、多くの場合、視野の中心部ではなく周辺部からゆっくりと欠損が始まるため、脳が欠損した部分を補完しようとすることで、患者自身が異常に気づきにくいからです。しかし、病気が進行するにつれて、視野の欠損は広がり、最終的には中心視野にも及ぶようになります。

視野欠損の進行例:

初期: 自覚症状がほとんどなく、健康診断などで偶然発見されるケースが多い。

中期: 視野の一部が欠け、見えにくい部分が出てくる。しかし、両眼で見ているため、片方の目で補い、気づきにくいこともある。

末期: 視野が極端に狭くなり、まるでトンネルの中から外を見ているような「求心性視野狭窄」の状態になる。日常生活に大きな支障をきたし、最終的には光さえも感じられなくなり、失明に至る。

緑内障の早期発見と治療の重要性
緑内障による視神経の障害は不可逆的であるため、一度失われた視野を取り戻すことはできません。このため、早期発見と早期治療が非常に重要となります。定期的な眼科検診を受けることで、自覚症状が現れる前に緑内障を発見し、進行を遅らせるための適切な治療を開始することが、失明を防ぐために不可欠です。

緑内障は進行性の病気ですが、適切な治療を継続することで、多くの場合、病気の進行を遅らせ、視機能を維持することが可能です。そのためには、症状がなくても定期的に眼科を受診し、目の健康状態を確認することが何よりも大切です。 

eyesroom.com運営会社の会社概要です。
アイズルームでは、障害者の居住支援、就労支援、独立起業をサポートしております。
特にアイズルーム代表が視覚障害者当事者なので、視覚障害者の支援に力を入れております。
過去にはアイズルームの代表が、NHKニュースおはよう日本、NHKの視覚障害者ラジオ番組、ラジオ大阪話の目薬、テレビ東京カンブリア宮殿などに、ゲスト出演や活動の紹介をされた実績があります。
また、地方自治体のセミナーや障害者団体の教育研修会に招かれ、講師をした経験があります。