【視覚障害者の白杖(はくじょう)を深掘り・私の相棒、釣り竿のような1本】
こんにちは、「アイズ ルーム」です。障害福祉に関するブログを毎日更新しています。主に記事を執筆しているのは、重度の視覚障害者である私です。パソコンの画面が見えないため、音声入力などを活用して文章を作成しています。記事の編集や校正は、AIアシスタントや会社のサポートを受けながら行っています。
障害当事者として、障害や難病を抱える方々の情報発信や、それに関連する社会問題について取り上げることが比較的多いです。今日は、私の「命綱」とも言える白杖について、深く掘り下げていきたいと思います。
白杖は視覚障害者にとって欠かせない道具ですが、私も自分に合った1本を探すために、いくつかの白杖を購入しました。折りたたみ式や直杖(まっすぐな杖)、石突き(先端の部品)の形も様々で、結局4本の白杖を試しました。点字図書館に行けば、色々な種類の白杖を試すことができるのですが、仕事が忙しく時間が取れないため、自分で購入して試すことにしたのです。
白杖の長さは「身長-40cm」が目安とされています。私の身長は180cmなので、140cmの白杖を使っています。一般的な白杖に比べると相当長く、よく「釣り竿のようだね」と笑われます。
白杖は昔から大きく変わっていないように見えますが、実は安全のための電灯がついたり、様々な進化を遂げています。今回は、そんな白杖について、歴史から最新事情まで、詳しくまとめてみました。
白杖の歴史:その誕生と進化
白杖が視覚障害者のシンボルとして使われるようになったのは、20世紀初頭のことです。
第一次世界大戦後、視覚を失った兵士たちが、歩行の安全を確保するために杖を使っていました。
アメリカでは、視覚障害者が杖を白く塗ることで、周囲に自分の状態を知らせる工夫が生まれました。
これがきっかけとなり、白杖は視覚障害者の自立歩行を助ける道具として、世界中に広まっていきました。
日本では、昭和初期に点字図書館の創設者である岩橋武夫氏がアメリカから白杖を持ち帰り、普及に努めました。
そして1970年頃から、道路交通法で白杖を持つ視覚障害者に車両が一時停止する義務が定められ、社会的な認知度が高まっていきました。
海外と日本の白杖の違い
白杖は世界中で使われていますが、国や文化によって、その使われ方やデザインに違いが見られます。
イギリス:伝統的な木製の白杖が一般的で、歩き方のスタイルも独特です。
アメリカ:アルミニウム製の軽量な白杖が多く、先端に様々な石突きを付け替えて使うのが一般的です。
日本の白杖は、アルミニウムやグラスファイバー製のものが主流で、軽さと丈夫さを兼ね備えています。折りたたみ式の白杖も多く、持ち運びやすいのが特徴です。
白杖の種類と石突きの種類
白杖は大きく分けて3つの種類があります。
直杖(じかじょう):継ぎ目がなく、1本の棒状になっています。軽量で丈夫なため、地面の感触がダイレクトに伝わり、歩行の安定性が高いのが特徴です。
折りたたみ杖:折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことができます。外出先で杖をしまいたい時に便利です。
多目的杖:歩行補助だけでなく、手すりの代わりになったり、物を探したりと、様々な用途で使えます。
白杖の先端についている石突きも、用途によって様々な種類があります。
スタンダードチップ:先端が球状になっており、地面を滑らせて使うのに適しています。
ローラーチップ:タイヤのように回転する部品がついており、段差や溝を感知しやすいのが特徴です。
マシュマロチップ:先端が柔らかい素材でできており、地面の凹凸を感知しやすいのが特徴です。
白杖の最先端情報:進化する「白い杖」
近年、白杖はテクノロジーと融合し、様々な進化を遂げています。
スマート白杖:内蔵されたセンサーで障害物を検知し、振動や音でユーザーに知らせる機能を持っています。GPS機能が搭載されており、道案内をしてくれるものもあります。
LEDライト付き白杖:夜間の歩行時にLEDライトが点灯し、周囲に視覚障害者がいることを知らせ、安全性を高めます。
折りたたみ式自動白杖:ボタン一つで自動的に折りたたむことができる白杖も開発されています。
このように、白杖は単なる歩行補助具ではなく、視覚障害者の自立と安全を支える重要なツールとして、日々進化を続けています。私も、自分のスタイルに合った1本と共に、これからも色々な場所に挑戦していきたいと思います。