お盆の季節となり、皆様いかがお過ごしでしょうか。

アイズルームでは、障害福祉に特化したブログ記事を毎日配信しています。私自身は7年前から視覚障害があり、右目は光を感じる程度、左目は全く見えません。この真夏の強い日差しは、わずかに光を感じる右目にとって大きな負担となります。緑内障による視野の閉塞もあり、直射日光はサングラスをかけても眩しいほどです。

しかし、もし左目のように全く光を感じなくなってしまったら、それは「暗黒の世界」となり、孤独感を感じてしまうだろうとも思います。光を感じられること、そして光に悩まされること。どちらも私にとっては、今を生きる上で大切なことなのかもしれません。

さて、20歳で結婚した私は、現在、両家合わせて2つのお墓を守っています。お盆と年末年始ぐらいしか時間が取れず、なかなかお墓参りに行くことが難しいのが正直なところです。また、年間2万9千円の管理費や、物価上昇によって高くなるお花やお供え物の費用も、還暦を迎えた私には負担に感じることが増えてきました。ご先祖様には大変失礼な話かもしれませんが、これは多くの人が直面する現実ではないでしょうか。

今日は、お墓参りをしたことがない方や、これからお墓参りをされる方に向けて、お墓参りのやり方やマナーについてご紹介したいと思います。

地方によって様々!日本のお墓の種類
お墓と聞くと、多くの人が和型の墓石を想像するかもしれませんが、実は地方によって様々な種類があります。

和型墓石
最も一般的な形で、竿石(さおいし)、上台、中台、芝台の4段で構成されています。故郷の山や自然を表現しているといわれ、どっしりとした風格が特徴です。

洋型墓石
背が低く横に広いのが特徴です。デザイン性が高く、近年では好みのデザインを選ぶ方も増えています。掃除がしやすいのもメリットです。

五輪塔(ごりんとう)
仏教思想に基づいた形のお墓で、5つの石が積み重なっています。石一つ一つが、空・風・火・水・地という五大要素を表しています。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)
五輪塔と同じく、仏教思想に基づいた供養塔です。五輪塔よりも歴史が古く、鎌倉時代から作られています。

集合墓
寺院や霊園が管理する共同のお墓です。個別の墓石を持たず、納骨堂や合祀墓に遺骨を納めます。費用を抑えられることや、お墓の維持管理の手間がかからないことから、近年注目を集めています。

気持ちを込めて行いたいお墓参りのマナーと手順
お墓参りに決まった作法はありませんが、故人やご先祖様に敬意を払い、気持ちよくお参りするためにも、一般的なマナーを押さえておきましょう。

お墓の掃除から始める
墓石を水洗いし、スポンジや柔らかいブラシで丁寧に磨きます。花立や香炉もきれいに洗い、落ち葉や雑草を取り除きましょう。墓石に水をかける際は、タオルなどで優しく拭き、急激な温度変化でひびが入らないように注意してください。

お花をお供えする
花立に水を入れ、お花を供えます。左右対称になるように活けると見栄えが良くなります。

お線香をあげる
お線香は束のまま火をつけ、香炉に立てます。火を消す際は、手で仰ぐか軽く振って消しましょう。息を吹きかけて消すのはマナー違反とされています。

手を合わせてお参りする
お供え物をお供えし、故人やご先祖様を思いながら静かに手を合わせます。近況を報告したり、感謝の気持ちを伝えたりするのも良いでしょう。

お供え物は持ち帰る
お供えした飲食物は、カラスや虫が集まるのを防ぐため、必ず持ち帰りましょう。

お墓に供えるお花や食べ物を選ぶときの注意点
お供え物には、ご先祖様や故人が好きだったものを選ぶのが一番です。しかし、いくつか注意したい点があります。

お花
避けた方が良いお花は、トゲのあるバラ、毒のある彼岸花やスズラン、香りが強いユリなどです。また、花びらが落ちやすい椿も避けた方が無難です。菊やリンドウ、カーネーションなどが定番です。

食べ物
日持ちのしないものや、夏場は特に腐敗しやすいものは避けましょう。また、缶詰やビン詰めは持ち帰る際に重さがあるので、ゼリーや日持ちするお菓子などがお勧めです。お酒は、蓋を開けてお供えし、最後は水で流して持ち帰りましょう。

お盆休み、お仕事の方、ご実家へ帰省されている方、旅行に行かれている方など、様々な過ごし方をされていることと思います。

私は仕事の合間に、東京と埼玉にある2つのお墓参りに行く予定です。視覚障害があるため、同行援護者と車で回り、お供え物を供えて手を合わせ、お墓の周りをきれいに掃除して帰ってきます。偉そうなことを言っても、目が見えないのでお墓の掃除は手伝ってもらわないと自分一人では難しいのが現実です。

皆さんも健康に気をつけて、異常気象による天災や交通事故には十分お気を付けてお過ごしください。