【斬新なトイレ哲学・便座の蓋は本当に必要?潔癖症なあなたに贈る、知られざる便座のフタの真実】

      

【斬新なトイレ哲学・便座の蓋は本当に必要?潔癖症なあなたに贈る、知られざる便座のフタの真実】

最新の日本の様式トイレ、コンセプトはモダンで明るいイメージで、タンクレスタイプです。手前には手洗い場がついています。
いつも「アイズ ルーム」のブログをお読みいただきありがとうございます。

普段は障害福祉という、皆さんの生活に密接に関わる大切なテーマで記事を書いていますが、今日はちょっと箸休め、肩の力を抜いて楽しめるような、でも個人的にはずっと気になっていた「どうでもいい」話題を取り上げたいと思います。

トイレの便座の蓋はなぜあるの?
トイレの蓋には、いくつかの重要な役割があります。

衛生面: トイレを流す際に、目に見えないほどの小さな水滴や細菌が空気中に飛散します。これを「トイレプルーム」と呼びます。蓋を閉めて流すことで、この飛散を最小限に抑え、周囲の壁や床、さらにはトイレットペーパーなどへの細菌の付着を防ぐことができます。

保温: 特に寒冷地では、便座の暖房機能を効率よく保つために蓋が役立ちます。蓋を閉めることで熱が逃げにくくなり、電気代の節約にも繋がります。

見た目: 蓋を閉じておくと、便器の中が見えなくなり、トイレ空間全体がすっきりとした印象になります。これは、トイレを美しく清潔に保つという日本の文化的な意識と深く結びついています。

トイレの便座の蓋は海外にはなぜないの?
海外の多くの国では、トイレの蓋がない、もしくはあっても使用されないことが一般的です。これには、文化や習慣の違いが大きく影響しています。

欧米諸国では、トイレはあくまで用を足す場所であり、そこまで衛生面を厳格に管理するという意識が日本ほど高くありません。また、トイレの機能がシンプルであるため、蓋の必要性が感じられないことも理由の一つです。日本の最新型トイレが、人感センサーで蓋が自動開閉するような高機能化を進めているのとは対照的ですね。

トイレの便座の蓋は本当に必要なのか?
結論から言うと、蓋の有無は個人の習慣や価値観によるところが大きいです。

特に潔癖症な私としては、公共の場では誰が触ったかわからない蓋を触りたくないという気持ちは痛いほどわかります。公共トイレの蓋が常に開いているのも、同じように触りたくないという人が多いためかもしれません。

しかし、家庭内においては、先ほど述べた「トイレプルーム」による細菌の飛散を防ぐという観点から、蓋を閉めてから流すのがおすすめです。衛生面を考えると、蓋はやはり「あったほうがいい」と言えるでしょう。

私に限って言える事ですが、私は目が見えない為、蓋が閉まっているとある程度の確率で勢いよく閉まった蓋の上に座ってしまいます。いつか破損するのではないかと心配になっています。毎回手探りで蓋が閉まっているかを確認すれば済む事なのですが、一日何回も入る自宅のトイレではその確認が大変です。

日本のトイレ文化は世界的にも特異?歴史と未来、そして訪日外国人から見た驚き
日本のトイレは、もはや世界に誇る文化の一つと言っても過言ではありません。

明治時代まで主流だった和式トイレから、戦後、特に高度経済成長期を経て洋式トイレが普及し始めました。そして、1980年代に登場したウォシュレットが、日本のトイレ文化を大きく変えるきっかけとなりました。

ウォシュレットは、今や日本のトイレに欠かせない機能ですが、初めて体験する訪日外国人の方々にとっては、その先進的な機能に驚きを隠せないそうです。温かい便座、水圧や水温を調整できるおしり洗浄機能、脱臭機能など、日本の「おもてなし」の精神がトイレにも凝縮されています。

最近では、AIを搭載し、使用者の健康状態をデータ化する「スマートトイレ」も開発されており、今後はトイレが単に用を足す場所ではなく、個人の健康を管理する重要なツールになるかもしれません。

ウォシュレットの海外展開については、文化や生活習慣の違いから、日本ほど急速に普及しているわけではありません。しかし、日本の高い技術力と快適性が評価され、少しずつですが、アジアや欧米の富裕層を中心に導入が進んでいるようです。

これからも日本のトイレ文化は進化を続け、世界のトイレ事情に大きな影響を与えていくことでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

皆さんはトイレの蓋、いつもどうしていますか?ぜひ下記の問い合わせからご意見をお寄せください!