【視覚障害者のカバン問題・白杖とヘルパーと歩く私が、リュックに切り替えたい本当の理由】

突然ですが、みなさんは普段どんなカバンを使っていますか?
私は、視覚障害があり、日々の移動では右手に白杖を持ち、左手はガイドヘルパーさんの腕を握って歩いています。現在は、斜め掛けのショルダーバッグを愛用しているのですが、これが意外と歩きづらいんです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、ショルダーバッグは重心が片一方に偏ってしまうため、どうしても体が傾いてしまい、まっすぐ歩きにくいと感じることがあります。背中側に回しても、歩いているうちにズレ落ちてきてしまうのが悩みでした。
そこで、両手が空き、体の重心を安定させてくれるリュックサックへの切り替えを考えています。しかし、いくつか解決できない疑問があり、なかなか踏み切れません。
私がリュックに切り替えたいけれど、どうしても解決できない3つの悩み
財布の出し入れが面倒
買い物のたびに、いちいちリュックを下ろして財布を出すのが面倒で仕方ありません。
財布の盗難が怖い
リュックは背負うものなので、背後から財布を抜き取られるのではないかと不安です。かといって、私の愛用している長財布はポケットには入りません。
定期券のスムーズな出し入れ
通勤時の定期券をどこに入れて、どうすれば落とさずスムーズに出し入れできるのか、良い方法が思いつきません。
この悩みを解決するため、AIに相談してみることにしました。
AIよ、私の悩みを解決してくれ!
AIに私の状況を伝えて、リュックを愛用している方がこの問題をどう解決しているのか尋ねてみました。すると、以下のような回答が返ってきました。
AIからの回答
リュックは両手が空き、体の重心が安定するので歩きやすいというメリットがありますが、おっしゃる通り、財布や定期券の出し入れが不便だったり、盗難が心配だったりというデメリットもあります。リュックを愛用している方がよく使っている工夫をいくつかご紹介します。
1. 小さめの財布を併用する
現在お使いの長財布はリュックに入れるとして、普段の買い物やちょっとした支払い用に、交通系ICカードやクレジットカード、必要最低限の現金だけが入るコンパクトな財布やカードケースを、上着のポケットやズボンのポケットに入れておく方法です。
2. 盗難の心配を減らす方法
移動時は背負って、電車や人混みの中ではリュックを前抱きにする方法があります。体の前にあるので、中身を抜き取られる心配がほとんどなくなります。
また、防犯機能付きのリュックを選ぶという方法もあります。例えば、ナイフなどで切り裂かれない素材でできていたり、チャック(ファスナー)が背中側やリュックの内側に隠されていて、外から見えにくい構造になっていたりします。
3. 定期券をスムーズに出す方法
リュックの肩ひもや、上着のポケットにリール付きのパスケースを取り付けるのが非常に便利です。改札で定期券をタッチする際、パスケースを引っ張ってそのままタッチできます。
AIさん、ありがとう。でも、それは私が求めていた答えではないんです。
AIに丁寧に回答していただいたのですが、正直なところ、私が考えていたような一般的な回答で、残念ながらあまり参考になりませんでした。
私のこだわりは、長財布をメインで使いたいという点にあります。わざわざ小さい財布と長財布を併用するような面倒なことはしたくありません。また、小さい財布に現金、定期券、身分証明書、カードを一緒に入れることは、万が一紛失したときに全てをなくしてしまうリスクがあり、得策ではありません。
今回のAIの回答は、あまりにも予想通りで、私の抱える具体的な不安を解消できていません。
もしリュックをご利用の方で、「その悩みなら、こんな方法があるよ!」というもっと有効なアイデアがありましたら、ぜひ下記のお問い合わせから情報を教えていただけると嬉しいです。
あなたの貴重な経験が、私のようなリュック迷子の助けになります。よろしくお願いいたします。