障害福祉をテーマとしたアイズルームのブログにようこそ!

今日は人間の話題ではなく、ペットの病気の話題となります。

上記の写真は、娘が飼っている猫の膀胱癌の腫瘍画像です。

アイズルーム代表の私は、20歳で会社を起業した際に初めて取り組んだ事業が、上の画像の超音波診断装置のソフトウエア開発です。
当時の日立メディコ内で、超音波診断装置のプログラミングを行いましたが、人間用はもちろんの事、動物用にも応用できる医療技術です。

アイズルーム代表の私も以前に女の子のトイプードルを飼っていて、 胸の部分に腫瘍が出来大きくなってしまったので、手術をし取り除きました。

猫も犬も病気になると薬を飲ませるのですが、粒の錠剤を飲ませるのがとても大変です。人間の錠剤とは 違いかなり小さい粒となりますが、猫も犬も人間より 体はかなり小さいので、口に異物が入ると吐き出します。

私も福祉の世界にいますので、他人の猫や犬でしたら錠剤を喉の奥に突っ込み簡単に飲ませることができます。しかし、失礼な話ですが自分の愛犬だとかわいそうでなかなか喉の奥まで手を突っ込んで冷淡に飲ませることができません。様々な工夫をして、薬を飲ませましたが結果的に正解はありませんでした。

今日は一般的な見地から、猫や犬に錠剤を飲ませるやり方についてご紹介します。

猫や犬に薬の錠剤を飲ませる「愛ある」テクニックと具体的な事例
愛するペットに薬を飲ませるのは、飼い主さんにとって心を鬼にするような難しい瞬間です。吐き出させないためのいくつかの方法とポイントをご紹介します。

1. 食べ物に混ぜて飲ませる
薬の苦味や匂いを隠す一般的な方法です。

事例

投薬補助おやつ(投薬補助食品)を使う: 薬を包むために開発された専用のおやつ(ペースト状や柔らかい団子状)が市販されています。犬用には鶏ささみ味、猫用にはまぐろ味など、嗜好性の高い味が工夫されています。これに錠剤を埋め込むだけで、おやつ感覚で食べさせられます。

少量の好物に埋め込む: チーズ、バター、練り餌、ウェットフードの少量など、ペットが大好きな匂いと味の強い食べ物に錠剤を完全に包んで与えます。

ポイント: 食事全体に混ぜると、食べ残した場合に薬も残ってしまうため、少量の好物に混ぜて薬を先に与え、成功したら残りの食事を与えるのがコツです。また、錠剤を砕いたりカプセルを開けたりして良いかは、必ず獣医師に確認してください(薬によっては効果が変わったり、苦味が増したりすることがあります)。

2. 口の中に直接入れる(物理的な方法)
これが最も確実で迅速な方法ですが、ペットが嫌がると難易度が上がります。

事例

「喉の奥」に素早く入れる:

ペットの頭を利き手と反対の手でしっかりと保定し、上を向かせます。猫の場合はバスタオルで体を包むと落ち着くことがあります。

利き手で錠剤を持ち、顎を少し下げて口を開けさせ、錠剤を舌の付け根(喉の奥)にめがけて素早く放り込みます。舌の上に乗ると吐き出しやすくなります。

すぐに口を閉じ、顔を上向きにしたまま、喉元を優しくさすって飲み込みを促します。

鼻に息を吹きかける: 口を閉じたまま鼻に「ふっ」と息を吹きかけると、驚いて反射的に飲み込むことがあります。

投薬補助器(ピルガン)を使う: 錠剤をセットし、口の奥に差し込んで安全に薬を押し出す器具です。指を噛まれるリスクを減らせます。

ポイント: 薬が食道にくっつくのを防ぐため、必ず飲ませた後に少量の水(シリンジやスポイトで)、または食事を与えましょう。

3. 注意すべき点と飲ませ方のテクニック
素早く、一回で済ませる: 失敗すると次回からペットが警戒し、さらに難しくなります。

薬を飲ませる前にコミュニケーション: 薬の準備を悟られないようにし、リラックスしている状態で優しく声をかけながら行いましょう。

成功したらすぐに褒める: 薬を飲めたら「いい子だね!」とたくさん褒め、ご褒美を与えて「薬=嫌なこと」ではなく「薬=いいことがある」と認識させましょう。

事例をあげたものの実際にはなかなかうまくいかないのが現状です。猫や犬も人間と同じように病気にかかります。病気にかかると人間のような安い保険制度はないので、特に手術などになると高額な医療費がかかります。ある程度 生活に余裕がないとペットの飼育はできないのが現状です。昔と違いIC チップを埋め込んだりワクチンを打ったり、様々なペットに関する規制や法律もあります。しかしペットは人間にとって家族同様の愛くるしい同居人です。ペットは飼い主を選べません。責任を持ってペットを飼育してください。

盲導犬はペットではない:介助犬の社会的な重要性とその受け入れについて
またアイズルーム代表の私は視覚障害者です。社会起業家として盲導犬の普及に様々な活動をしております。特に盲導犬と暮らしてるい方の居住支援に力を入れております。

賃貸物件に入居されている方、賃貸物件のオーナー様、賃貸物件の管理会社様、盲導犬はペットではありません。

盲導犬は、視覚障害者の生活を支えるための目に変わる大切な介助犬です。

盲導犬の重要性
安全な歩行支援: 盲導犬は、障害物を避けたり、段差や角で立ち止まったりすることで、視覚障害者が一人で安全に移動できるように訓練されています。これは、視覚障害者にとって社会参加や自立した生活を送るための「目」そのものです。

身体障害者補助犬法: 盲導犬を含む補助犬は、「身体障害者補助犬法」に基づき、公共交通機関や公共施設、一部の民間施設での同伴が義務付けられています。この法律は、障害者の権利を守り、社会的なバリアをなくすためにあります。

高度な訓練と衛生管理: 盲導犬は、特別な訓練を受け、衛生面や行動面での管理が徹底されています。むやみに吠えたり、部屋を極端に汚したりしないよう訓練されており、他の入居者にご迷惑をかけることは極力ありません。

賃貸物件のオーナー様、管理会社様へのお願い
ペット不可の物件であっても、盲導犬は生活を支えるための介助犬であり、「ペットの飼育」とは異なります。

盲導犬をペットとして見るのではなく、介助犬と考え受け入れをお願いいたします。

補助犬の受け入れは、障害のある方の生活基盤を保障し、誰もが地域社会で安心して暮らせる社会の実現に繋がります。

厚生労働省からも、賃貸住宅・分譲マンションにおける補助犬の受け入れに関するガイドブックが示されており、補助犬ユーザーとの話し合いを通じた柔軟な対応が求められています。

私たちアイズルームは、盲導犬ユーザーが住まいの選択肢を広げられるよう、引き続き居住支援に力を入れてまいります。