【退院祝いペッパーランチ】
アイズルームでは、障害福祉の観点から東葛地区(松戸市・柏市・流山市)の情報を、blog記事にまとめて発信しております。本日午前中、4日間の入院を経て退院しました。病院から三井ショッピングパークららぽーと柏の葉へ直行し、フードコートでお肉を食べました。自分への退院祝いのご褒美として、庶民的なステーキチェーン店のペッパーランチで一番安いカットステーキ120g(税抜き1,180円)とライス・サラダセットを食べました。ステーキの鉄板は熱々でジュージューいっており、黒コショウがきいていてお肉が美味しかったです。ステーキのプレートとライスのお皿、サラダのお皿で3つのセットで、私は視覚障害者なのですが、目が見えなくてもこぼさないで食べられました。ステーキの付け合わせは、コーンとブロッコリーです。病院食では保険医療だと一食490円なので、鶏肉しかほぼ出ません。看護師さんも忙しいので食事をサイドテーブルにパッと置いて行ってしまう為、目の見えない私にとってはその日の献立が分からず、食べてみないと料理が何か分かりません。病院職員の方も相当駆けずり回って業務をこなしている為に、一々視覚障害者の私にメニューを説明する時間は取れないと思います。
約1か月前、下腹部左側に激痛が走り、救急搬送され尿管結石と診断されました。翌日炎症を抑える為に、経尿道的尿管ステント留置術の手術を受け、8日間入院しました。その後外来でレントゲンやCT検査を受け、大小様々な結石が確認され今回は尿管に近い5㎜台の結石数個を取り出す処置をしました。手術名は経尿道的尿管結石レーザー砕石術です。尿管に管を入れレーザー照射して結石を砕石し、その後バスケット状のカテーテルを使用して体外に取り出す方法です。今回は全身麻酔で1時間の手術予定でしたが、無事に20分で終了しました。又、4月下旬に15mmの結石を膀胱から同じ手術で取り出す為、今回より困難が予想され全身麻酔で2時間の手術予定です。
前回の入院で、視覚障害者という事を上手く医療スタッフの方に説明出来ず、かなりの制約を受けました。今回は入院時に、私は視覚障害者で目は見えませんが普段普通に生活が出来ておりますので、こちらからお願いする事以外は健常者の方と同じ取り扱いをして下さいと、はっきり伝えました。前回は一人でトイレに行くのも禁止されたり、その他視覚障害者の事をあまり知らないようで不適切な対応をされました。医師も看護師さんも視覚障害者の方が入院する事は少ないようで、基本的な視覚障害者の対応マニュアルがないようです。
視覚障害者が入院するにあたり、病院内の間取り、経路、トイレなどを頭にインプットするまでちょっと時間を要します。但し、一度頭の中に位置関係が覚えられれば、健常者と同じように入院生活が送れます。点滴が漏れて腕が腫れたり、水膨れになりました。点滴がなくなっている事に気づかず、逆流して血液が点滴パックまで戻ってしまいました。いろいろな管が体に繋がれている状態の時、管が引っ掛かり危ない経験もしました。以上の事は目が見える健常者ならすぐに気が付きますが、目が見えないと危険を察知する事が遅れ、大変な事になってしまいます。視覚障害者は自宅にいる時全ての物を決まった位置にセッティングし、上手く生活しやすいようにしています。自宅から病院へ環境が変わると、基本的な生活が不便になります。この辺の事も含めて、視覚障害者の実情を病院の方に知ってもらいたいと思います。地方自治体のセミナー講師などもしておりますので、病院の関係者様、研修会などに呼んでいただければ無償で講義をさせていただきます。こちらのメールからお問い合わせください。