【北欧の高齢者介護レポート】

      

【北欧の高齢者介護レポート】

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アイズルームでは障害福祉の観点から、単身高齢者の「自立生活相談室」を運営しております。また、日本の高齢者における介護難民などをテーマにしたブログ記事を配信しております。

今回は、北欧と日本の高齢者介護の実態についてレポートします。

北欧では基本的人権を尊重し、高齢者であっても本人の意思を優先した上で、自己責任にて老後の生活を営んでいます。

日本は真逆の発想で、安心安全を考慮し早い段階で高齢者施設に入居し、自由を奪われ身の回りの事は介護職員に任せて安全を確保しております。この違いにより北欧では、ベットでの寝たきり老人がほとんどいません。

高齢者でも一部国の負担を受け、高齢者用スポーツジムに通い自らの責任で鍛え、健康寿命を延ばしギリギリまで一人で生活し、最後の最後に高齢者施設に入ります。

日本では、ある程度体の自由が利かなくなってきた時点で高齢者施設に入ってしまい、施設では安全面から行動範囲を規制され寝たきり老人に移行します。

高齢者がケガや病気で入院した際も、北欧では最短で退院させ、リハビリは自宅で訪問サポートの方と行います。

日本の場合には入院期間が長く、その間食事や洗濯も病院側で代行する為、病院にいる段階で寝たきり老人になってしまうケースが多い。

日本の寝たきり老人は約350万人を超え、日本の医療介護保険制度を圧迫し、財政問題へと繋がりつつあります。

また北欧では、胃ろうなど自ら食事を取れなくなった場合には、本人や家族の意思も確認しますが基本的に延命措置はしません。

そのような事から日本は世界一の長寿国ですが、健康寿命では北欧と変わりません。

私が今年に入り3回入院した際も、視覚障害という事で転倒のリスクがある、と初期入院の時にかなり行動に制約を受けたのですが、病院側に直訴して問題を解決しました。

視覚障害により目が見えなく、補助が必要な場合はこちらからお願いしますが、目が見えない以外は健常者と何ら行動は変わらないので、過度に安全対策をして私の行動を制約しないで下さい、と申し入れました。

日本の医療や介護は、施設内で何らかの問題が発生すると責任が重大化し行政指導を受けたりする為、入所者を過度に介護し行動を制約します。

本来なら北欧のように高齢者でも本人の意思を尊重し、自己責任でも構わないので人間として最後まで尊厳を守り生きているべきだと思います。

日本の高齢化社会、介護や医療の費用増加を考えると病院や高齢者施設にいる期間を出来るだけ短縮し、各自が自宅で余生を過ごした方が財政を圧迫しないと思います。