【還暦からの再チャレンジ「地方経営者の夢と現実」】
地方経営者の夢と現実
千葉県東葛地区で中小・零細企業を支援する「アイズルーム」
アイズルームは、千葉県東葛地区を拠点に、個人事業主や中小・零細企業の皆様の問題解決をサポートするコンサルタントです。
私自身、20歳で起業してから60歳になるまでの40年間で、10社以上の会社を立ち上げ、常に新しいビジネスに挑戦してきました。社長としてだけではなく、上場企業の役員も兼任することで、小さな組織から大きな組織まで、様々な規模の経営を学びました。成功よりも失敗の方がはるかに多かったですが、新規ビジネスにおいてはそれも当然の確率だと考えています。
創業当初は、新規取引先を開拓するため、数多くの交流会や名刺交換会に積極的に参加しました。しかし、会社の成長とともに、私から出向かなくても仕事の依頼が来るようになり、いつしか交流会に参加することはなくなりました。
60歳を迎え、それまでの東京を拠点とした全国展開から、千葉県東葛地区という地域に特化したスモールビジネスへと舵を切りました。そして先日、40年ぶりにビジネスマッチング交流会に参加しました。そこで出会ったのは、松戸市内で事業を展開されている小規模な会社ばかりでした。
せっかく起業したのなら、日本全国、いや世界に目を向け、もっと大きな目標を持つ経営者が増えてほしいと強く感じました。目標がなければ会社は小さくまとまってしまい、従業員も夢を持てなくなってしまいます。地方にも素晴らしい経営をしている会社はたくさんあります。今回お会いした経営者の皆様には、さらに学びを深め、より大きな夢を抱いてほしいと心から願っています。地域に限定されてしまうと、会社の規模も成長も頭打ちになってしまいますから。
地元に戻り、再会した経営者の皆様の姿に、少し残念な気持ちを抱いたのが正直なところです。