【モラージュ柏視察】

      

【モラージュ柏視察】

ショッピングモール・モラージュ柏案内板画像です。

アイズルームでは、障害福祉の観点から東葛地区(松戸市・柏市・流山市)の商業施設(ショッピングモール)の視察をしております。本日は同地区で一番古いと思われる「モラージュ柏」です。駐車場は建物前面に平駐車場もたくさんありますが、ホームセンター側に立体駐車場がありバリアフリーで、モールとのアクセスが良く車椅子や足の不自由な方も凹凸が無く使用しやすいです。週末や祝日は若干モール全体として混み合いますが、通路も広く柏市内の他のモール(アリオ柏、ララポート柏の葉)より障害者や高齢者の方は、ゆとりを持ってのんびり買い物をしたり、食事をしたり出来るかと思います。有人対応で格安スマホを申し込みたい方は、「Y!mobile」が入っており、20,000円以下の新品格安スマホなども申し込みと同時加入出来、分割払いにしなくても初期費用も抑えられて、月額使用料も3,000円以下となります。格安スマホでもっと安く使用できるものもありますが、高齢者や障害者は人による接客があるショップで申し込んだ方が、使用後のトラブルに関してもショップへ相談出来るし、有料ですがスマホ教室などもあるようです。併設されているホームセンター1階にはペットショップが入っていて、犬、猫、魚、鳥その他小動物なども見て楽しめます。

今日のもう1つのテーマは、「ブリーダーの闇」です。犬や猫のペット市場が拡大している中、多頭飼いブリーダー業者の経営破綻による動物の不法投棄などが、時折社会問題化しております。ブリーダーにより繁殖を終えた犬や猫は、保護犬、保護猫施設に引き取られています。保護犬カフェを定期視察していると、犬が小さくぐるぐると同じ方向を円を描くように走り続けているケースや、声帯が切られていて吠えることが出来ない犬がいます。そのような中、元ブリーダーの飼育場に勤めているスタッフから証言を得ました。そちらのブリーダーは約猫200匹、約犬100匹を数人のスタッフで飼育しており、毎日飼育している300匹に餌を与えたり、病気の動物には薬を与えたりしていたようですが、基本的に動物は小さなカゴに入れられており、自由に動けない状態です。犬は食事の時間帯だけ少し運動するために外に出られるようですが、それにしても飼育環境は良くなく、一部の吠える犬は、声帯を切られて口から血を流していたようです。スタッフの給料も最低時給に近い位安く、休憩時間も取れないくらい過酷な労働環境だったそうです。ブリーダーの会社に応募した時はこのような飼育環境であることは認識しておらず、動物が好きでこの仕事に応募したようです。ブリーダーさんが全てこのような問題がある訳ではありませんが、大手ブリーダーで動物を商品化している経営者がある程度いる事は確かです。出来ましたら保護犬、保護猫などを責任をもって飼育していただける方が増える事を望んでいます。ペットは家族同様受け入れると心が安らぎますので、障害者や高齢者にとっても子供の教育にとってもプラスになると思います。