究極の二刀流劇場！大谷翔平が魅せた、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦の衝撃
歴史的快挙でポストシーズンMVP獲得

ドジャースはブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ（NLCS）第4戦に5-1で勝利し、4連勝でワールドシリーズ進出を決定。

この第4戦で、大谷翔平選手は「1番・投手兼DH」で先発出場し、1試合3本塁打、投げては6回0/3を2安打無失点、10奪三振という異次元の活躍を披露。シリーズMVPに選出されました。

ポストシーズンでの1試合3本塁打はMLB史上11人目の快挙です。

不調を吹き飛ばす一振り：先頭打者ホームラン

試合前までポストシーズンで打率.158と不振に喘いでいましたが、第4戦で爆発。

初回のマウンドで、先頭打者に四球を与えながらも、その後3者連続三振でピンチを凌いだ直後の第1打席。

4球目の内角低め直球を捉えた打球は、打球速度116.5マイル（約187.5キロ）、飛距離446フィート（約136メートル）の弾丸ライナーで右翼スタンドに突き刺さる先頭打者本塁打。

投手が先頭打者本塁打を放ったのは、レギュラーシーズンを含めMLB史上初の偉業であり、「意味不明な一イニング」「二刀流の真骨頂」とネット上が大混乱に陥りました。

超特大ホームランの連発

第4戦ではこの一発に留まらず、4回にはこの日2本目となる飛距離469フィート（約142.9メートル）の超特大弾。これが場外ホームランだったとの情報もあり、その偉大さが際立ちます。

7回の第4打席ではMVPコールが響く中でこの日3本目となるホームランを放ち、まさに自身のバットでチームを勝利に導きました。

投手としても圧巻のパフォーマンス

打撃だけでなく、マウンドでも大車輪の活躍。7回途中まで無失点、10奪三振の快投で、ポストシーズン2勝目を挙げました。

3者連続三振の直後にホームランを打つという、漫画や映画の脚本を超えるような展開は、大谷選手の計り知れない凄さを改めて証明しました。

佐々木朗希投手が勝利の歓喜の中心に

ドジャースはリードを守り抜き、9回にはチームメイトの佐々木朗希投手が登板。

佐々木投手は初連投となりましたが、見事に無失点に抑え、ナ・リーグ連覇と2年連続のワールドシリーズ進出を締めくくり、勝利の歓喜の輪の中心となりました。

シリーズではリリーフとして登板し、貢献度の高さを証明しています。

最終的に大谷選手は「皆を代表してこれをもらっている」と謙虚にコメント。

自身の不調時をカバーし合ったチームメイトへの感謝を述べつつ、「あと4つ全力で勝ちに行きたい」と、ワールドシリーズ制覇への決意を語りました。

この日の大谷選手のパフォーマンスは、ただの勝利以上に、野球の歴史、スポーツの常識を塗り替えるような、まさに「異次元」の二刀流劇場でした。ワールドシリーズでのさらなる活躍に期待が高まります！