【視覚障害者と交通費割引制度〜PASMOとSuicaの便利な使い方〜】

      

【視覚障害者と交通費割引制度〜PASMOとSuicaの便利な使い方〜】

男性の視覚障害者が、混雑している駅で白杖を使用しながら自動改札を通過する画像です。

先日、松戸市視覚障害者協会に入会し、広報活動の一環として市役所へ行くことになりました。その際、同行援護のボランティアの方と京成電鉄を利用することになり、PASMOの割引制度について初めて知りました。

これまでは、長距離の新幹線移動で、100kmを超える場合に50%割引が適用されることは知っていましたが、日常的に利用する電車やバスでも同様の割引制度があることに驚きました。

同行援護利用で交通費が半額に
同行援護を利用する場合、本人と同行援護者の運賃がそれぞれ50%割引になります。この割引を適用させるためには、事前に鉄道会社の窓口で登録し、専用のPASMOやSuicaを発行してもらう必要があります。

今回、私は京成電鉄の窓口で、本人用と同行援護者用の2枚のPASMOを新たに作りました。この2枚を一緒に使うことで、それぞれの運賃が半額になります。これにより、実質的には一人分の交通費で移動できるようになります。京成電鉄では、同行援護を使わなくてもこのカードを利用すれば、一人で乗車しても50%の割引が適用されます。しかしJRを一人で利用する際は、割引は適用されないので、別途通常のPASMOやSuicaが必要になります。そのため、私の手元には、同行援護者用のPASMO、割引PASMO、そして通常のPASMOの3枚があり、使い分けが少し難しいと感じています。

利用者の声を届けたい
視覚に障害のある私にとって、3枚のカードを正確に使い分けるのは簡単ではありません。カードの色や印字は同じため、触覚で判断できる工夫があれば助かります。

例えば、「ユニバーサルデザイン」として
牛乳パックの切り欠きは、視覚障害のある方が、牛乳と他の飲み物を手触りで区別できるように工夫されたものです。切り欠きがある部分と反対側が、牛乳パックの開け口になっています。
また、シャンプーとリンスのボトルには、触って区別できるように、側面にギザギザの線が入っています。
牛乳パックの開け口に切り込みが入っているように、PASMOにも切り込みを入れてもらうなど、触覚で区別できる工夫があると、より安心して利用できるのではないでしょうか。

またJRでは、一人で利用した際、割引が適用されない点も改善を期待したいところです。同行援護は、視覚障害者が外出する上で欠かせないサービスです。全国の鉄道会社で同様の割引が適用されるようになれば、さらに多くの人が活動しやすくなると感じています。

残高が少なくなると音が鳴るサービス
PASMOやSuicaには、残高が1,000円を切ると音が変わる設定ができます。これは、鉄道会社の窓口で手続きをすれば利用できるサービスで、残高不足による改札でのトラブルを防ぐのに役立ちます。

こうした便利なサービスがある一方で、まだまだ改善できる点も多いと感じています。今後も、今回の経験を活かして、視覚障害者にとってより暮らしやすい社会になるよう、積極的に声を上げていきたいと思います。