障害をお持ちの若い女性がご両親同伴で産婦人科へ行き、妊娠について相談をしている画像です。
旧優生保護法は、優生思想に基づき、遺伝性疾患や精神疾患のある人々の出産を制限することを目的とした法律です。この法律により、多くの人々が強制的に不妊手術を受けさせられ、心身に深い傷を負いました。
例えば、北海道の女性は、15歳の時に知的障害を理由に不妊手術を受けさせられました。また、宮城県の男性は、統合失調症を理由に、本人の同意なく手術を受けさせられました。

遺伝しやすい疾患としては、ダウン症候群や筋ジストロフィーなどが挙げられます。これらの疾患は、親から子へ遺伝する可能性があり、旧優生保護法では、これらの疾患を持つ人の出産を制限することで、遺伝性疾患の発生を抑制しようとしていました。

2019年には、被害者一人あたり一時金320万円を支払う法律が成立しましたが、被害者の方々からは、十分な救済になっていないという声も上がっています。

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