【「夜中の3時からの挑戦」見えないからこそ切り拓く、不眠の闇と社会貢献の光〜視覚障害者社会起業家が語る、新たな人生の葛藤と希望、そして「眠れないメカニズム」と対処法〜】

      

【「夜中の3時からの挑戦」見えないからこそ切り拓く、不眠の闇と社会貢献の光〜視覚障害者社会起業家が語る、新たな人生の葛藤と希望、そして「眠れないメカニズム」と対処法〜】

深夜の寝室ベットの上で仰向けになり寝ているものの、不眠症で眠れず目を開けて苦悩している女性の姿をイメージした画像です。

今の時間は、深夜3時。いつも通り、眠れずにいます。

夕食後にうたた寝してしまう悪い習慣がついてしまい、これが私にとっての不眠症の大きな原因の一つです。糖尿病の定期診察の際に、主治医に不眠の悩みを相談し、睡眠薬を処方していただきましたが、残念ながら私には全く効果がありませんでした。

どうせ眠れないのならと、この静かな夜中の時間を活かし、仕事のメールを返したり、ホームページの訂正作業、そして今書いているこのブログの執筆をしています。

日本の春の公園で、男性の視覚障害者が点字ブロックを白杖を使いながら探り、歩いている画像です。

視覚障害となり、以前のように思い切り体を動かす運動ができないため、体が十分に疲れておらず、それが眠れない原因かもしれません。ウォーキングは毎日3000歩ほど続けていますが、白杖を使用しての歩行には、怪我や事故のリスクが伴うため、思うように歩数を伸ばすことができません。

そこで、自宅にエアロバイクを購入し、設置しました。今はまだ、足に負担がかかり長くペダルを踏めずにいますが、少しずつ慣らしていきたいと思っています。健常者の頃はスポーツクラブに通っていましたが、障害者となった今、一人で通い続けることの難しさを痛感しています。

私が担当する視覚障害者のお客様の中には、全盲でマラソンに挑戦されている方もいらっしゃいます。もちろん、専門の伴走者がサポートしてくれますが、そのチャレンジ精神にはいつも頭が下がります。体を動かしたい気持ちは人一倍強く持っています。

《読者へお届けする「不眠症のメカニズム」と今すぐできる「対処法」》
さて、不眠に悩む私から、同じように夜の闇の中で闘っている方々へ、不眠症のメカニズムと対処法について、少し詳しく解説させていただきます。

1. 不眠症のメカニズム
不眠症は、ただ「眠れない」ということだけではありません。その背景には、心と体の複雑なバランスの崩れがあります。

入眠障害: 寝つきが悪く、寝床に入ってから30分~1時間以上経っても眠れない状態です。私の「夕食後のうたた寝」のように、生活習慣による睡眠リズムの乱れが大きく関わります。

中途覚醒: 眠りについても夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けない状態です。糖尿病などの持病による体の不調や、ストレス、加齢などが影響します。

熟眠障害: 睡眠時間は十分なのに、「ぐっすり眠った」という満足感が得られない状態です。睡眠時無呼吸症候群など、睡眠の質の低下が原因です。

概日リズム睡眠障害: 体内時計(サーカディアンリズム)が乱れ、社会生活に適した時間に眠ったり起きたりできない状態です。夜型の生活が続くとこの状態になりやすいです。

特に、私のように視覚から入る光が少ない場合、光による体内時計の調整が難しくなるため、より睡眠リズムが乱れやすくなります。さらに、「体を動かせないストレス」が自律神経を乱し、交感神経が優位な状態(興奮状態)が続き、眠りを妨げている可能性があります。

2. 今すぐ試せる不眠への対処方法
薬に頼る以外にも、生活の中でできることはたくさんあります。

寝室を「眠るための場所」にする: 寝室では、仕事や考え事、スマートフォン操作は避けましょう。脳に「ここはリラックスして眠る場所だ」と覚えさせることが大切です。

就寝前のルーティン(儀式)を作る: ぬるめのお風呂に入る、温かいノンカフェイン飲料を飲む、軽いストレッチをするなど、毎日決まった行動をすることで、体と脳に「もうすぐ眠る時間だ」というサインを送ります。

眠る前の光を遮断する: 寝る1時間前からは、スマートフォンやパソコンのブルーライトを避けてください。光は体内時計を狂わせ、眠気を遠ざけます。

規則正しい時間に起きる: 休日も含め、毎日同じ時間に起きることで、睡眠リズムが整いやすくなります。朝、光を浴びることが理想ですが、それが難しい場合は、体内時計を整えるための工夫(食事、運動など)を重視しましょう。

適度な運動を取り入れる: 私がエアロバイクに挑戦しているように、無理のない範囲で、日中に体を動かすことは、夜の質の高い睡眠につながります。疲労感は睡眠を誘います。

eyesroom.com運営会社の会社概要です。

《視覚障害者社会起業家アイズルームが目指す、インクルーシブな社会》
さて、ブログの後半で、私の仕事について少しお話しさせてください。

アイズルーム」は、視覚障害者となった私自身の人生の変化、悩み、葛藤、そして新たな挑戦をテーマに毎日記事を発信していますが、私はもう一つの顔を持っています。それが社会起業家としての側面です。

現在、中小企業の経営コンサルタントとして活動しており、特に福祉関係の事業所を多くクライアントに抱えています。また、行政やハウスメーカー、大手デベロッパーに対し、障害者の生活空間について、当事者の視点からインクルーシブな社会に対応したアドバイスを提供する仕事も多くいただいています。

この仕事は、私が視覚障害者となったからこそ、真の課題を見つけ、解決へと導くことができると考えています。

私の会社は、障害者、難病患者、高齢者などが主体となり、社会問題に取り組んでいく「社会貢献型ビジネス」を推進しています。特に、医療と介護の現場は、担い手不足やインフレによるコスト高騰により、医療機関・福祉企業ともに7割以上が赤字という、非常に厳しい局面にあります。

だからこそ、私は経営コンサルタントとして、このような大切な現場を改善し、社会の基盤を支える人たちが安心して働けるよう、全力でサポートしたいと考えています。

読者の皆さんに、私の事業の思いが少しでも伝われば幸いです。

長くなりましたが、本日のブログは以上となります。

このブログに対するご意見やご希望、また、私の事業内容についてのご質問や、共感いただけたことがございましたら、ぜひページ下の【問い合わせ】からコメントをお寄せください。皆さまとの対話を楽しみにしています。