【視覚障害を持つ問題解決コンサルタントが提案する、生活保護制度の枠からこぼれ落ちる命を救う。都市型困窮者支援の新たな一手 《中間支援施設「アイズルーム」構想》】

      

【視覚障害を持つ問題解決コンサルタントが提案する、生活保護制度の枠からこぼれ落ちる命を救う。都市型困窮者支援の新たな一手 《中間支援施設「アイズルーム」構想》】

ホームレス緊急避難センター(個室)で、高齢女性が生活している写真です。
​ご挨拶と活動背景
​私は重度視覚障害を持ちながら、現在はボランティア活動を中心に、居住支援や就労支援を行う支援団体の問題解決コンサルタントを務めております。
​私自身、障害者となる前の25年間、グループ事業会社の代表として、単身貧困高齢者、障害者、外国人、元受刑者など、社会的に弱い立場にある方々のサポートに尽力してまいりました。
​本日は休日を利用し、YouTubeでホームレスの方々を題材とした専門チャンネルを聞いておりました。
私が経験してきたホームレス支援の現場
​一般的に「ホームレス」とは自宅住所を持たない方を指し、路上で暮らす方、知人宅を転々とされる方、ネットカフェやサウナを利用される方など、実態は様々です。
​建築会社を経営していた当時は、事務所の隣に寮を設け、ホームレスの方々に住居と仕事を提供いたしました。
​寮はすぐに満室となり、近隣のアパートも多数借りましたが、いつしかホームレスの方々だけでなく、発達障害をお持ちの方々も仕事と部屋を求めて当社に集まるようになりました。
​福祉不動産関連の事業を展開していた際には、生活保護専門の住居を提供し、アウトリーチ活動によって公園や河川敷のホームレスの方々を救済する活動も行っておりました。
県庁からの委託業務で貧困生活者を受け入れる避難所を運営した際には、生活保護受給者や元受刑者の方々を一時宿泊施設として受け入れておりました。
​新宿、池袋、上野などの公園や河川敷、駅近の路上にいるホームレスの方々に、一律1000円を配って歩くという独自の支援活動も行ってまいりました。
​支援現場が抱える問題点
​一部のNPO法人では、社会貢献に見せかけて、生活保護費のほとんどを巻き上げるような貧困ビジネスが横行しています。
​また、一部の支援団体は炊き出しなどで支援を装い、粗悪な集団施設にホームレスの方々を追い込んでビジネスを行っているという実態もございます。
​私自身は悪徳業者とは一線を画し、正しい支援を続けてまいりましたが、生活保護を受給し、正しい支援施設に入所した方であっても、そこから逃げ出してしまう方が後を絶ちません。
​やはり、社会のシステムに適用できないという方は、一定数いらっしゃるのが現実です。
​新宿・新大久保公園の立ちんぼをしている女性たちの中にも、発達障害や知的障害を抱え、身体を売ることでしか生活を維持できないという方が多く、その中には住居を持たないホームレスの方も含まれます。
生活保護と路上生活者の間を埋める新提案:中間支援施設
​寒さが厳しい12月、私は東京や大阪の都心部など、路上生活者が多い地域に限り、生活保護者と路上生活者の間を埋める「中間的な緊急施設」を公共のサービスとして設けることを提案いたします。
​これは、ネットカフェや漫画喫茶に似た施設を公的に運営するイメージです
​施設の最低限のサービス内容
​机と椅子、そしてベッドを最低限保証いたします。
​共有の綺麗なシャワー、洗濯機、キッチン、常に飲める清潔な水とお茶、そしてコミュニティスペースを提供いたします。
​朝と晩には、おにぎり、ラーメン、そば、うどん程度の軽食を提供いたします。
​運営と費用対効果
国が生活保護受給者に支払う費用が一人当たり約13万円であるのに対し、この施設でのサポートは一人当たり7万円程度で運営できるような仕組みを構築いたします。
​施設運営は、元ホームレスの方々にこの施設に住みながら手伝っていただくことで、彼らの就労支援にもつなげます。
​カウンセリングルームを設け、簡単な健康診断や、すぐに始められる仕事の紹介などの就労支援を実施いたします。
​生活物資や生活費に関して、定期的にリサイクル品を配るようなイベントも実施いたします。
​食事提供に関しては、NPO法人などの協力を得て、定期的に食のイベントを実施してもらうことも検討いたします。
​施設利用の目的と意義
​路上ホームレスに至った方々を緊急的に救う、最低限のセーフティネットサービスとして位置づけます。
​路上生活者の中には、生活保護を受けることで市役所の管理下に入り、一般の支援を受けることを拒む方もいらっしゃいます。
​そうした方々の「気兼ね」をなくすことで、この施設を気軽に利用できるようにし、最大限の医食住を保証することで、ホームレス及び路上生活者の半数が救済できると私は考えます。
​誰もが何かの歯車が狂って、家族や親戚に頼れなくなった時、いつホームレスになるかはわかりません。
​そんな時、最低限の衣食住が提供され、心身を休められる場所があれば、人生のどん底まで落ちた人たちの一部の方々でも、人生の再生が望めると確信しております。
アイズルームからの日本国民に向けた提言
​この構想は、生活の再スタートを真に願う人々を救い出すための、人道的な挑戦であり、日本国民全員で考えるべきホームレス対策の提案です。
​誰もが再生できる社会、一度失敗をしても、一度どん底まで落ちてしまっても、改めて人生を考え直し、一からやり直せる場所を作りたい。それが私たちの想いです。
​この「都市型困窮者住居支援の場:アイズルーム構想」の考えに賛同し、この活動を支援したいという方は、ぜひ問い合わせフォームよりご連絡ください。共に再生の場を築き上げましょう。

​#ホームレス支援 #アイズルーム #生活保護の壁 #貧困ビジネス #再生できる社会