​このブログは、視覚障害当事者である私が、長年培った賃貸管理の経験と現在の問題解決コンサルタントとしての知見を発信するものです。
​家や生活の中で困ったことが起きた時に、皆様が冷静に対処し、悪徳業者に騙されないようにするための知識をお届けいたします。
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《トイレのトラブル対処法と悪徳業者を見抜く極意》
​旧型のタンク式トイレは、内部の部品が経年劣化すると様々な故障を引き起こします。
​特に、水を止める役割を持つ「フロートバルブ（ゴムフロート）」や、レバーとフロートバルブを繋ぐ「玉鎖」、水位を調整する「浮き玉」などが劣化すると、水がチョロチョロと漏れ出す原因となります。
​チェーンが切れたり、引っかかったりしているなど、比較的単純な不良であれば簡単に直すことができます。
​タンク内の部品が壊れてしまった場合でも、ホームセンターで一式セットの補修部品が販売されており、高くても一万五千円以内で購入できます。
​トイレが詰まった場合は、「すっぽんすっぽん」という音が出る、棒の先にゴムのカップがついた器具、正式名称「ラバーカップ」を使って、力いっぱい押したり引いたりすることで、ほとんどの詰まりは解消します。
​ラバーカップを購入すれば、一度の出費で一生涯使える、詰まり対策の必需品です。
​それでも詰まりが解消しない場合は高圧洗浄が必要となり、業者を呼ぶことになります。
​水回りの緊急対応業者の中には、残念ながら八割が悪徳業者だと言われております。
​オリンピックの体操競技メダル選手をCMに起用しているような大手の会社が、最も高額な請求をするケースも少なくありません。
​トイレタンク内の部品交換であれば、部品代と工賃を含めても二万五千円程度が適正な価格帯です。
​ご自身で部品交換をすれば、工賃の約一万円分を節約でき、一万五千円程度で修理が完了します。
​高圧洗浄機を使った処置は、交換部品がないため、工賃込みで三万五千円程度が妥当な料金と考えられます。
​これらの作業に対して、七万円から十二万円といった不当な高額請求をしてくる業者がいますので、契約・工事前には必ず金額を確認し、注意してください。
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《鍵のトラブル対処法とぼったくり回避のポイント》
​鍵のトラブルにおける緊急対応業者も、水回りと同様に五割が悪徳業者だと言われています。
​鍵のトラブルは命に関わることもあり、先日、高級サウナでドアノブの破損が原因で避難が遅れ、火災によって尊い命が二つ失われるという痛ましい事故がありました。
​玄関の鍵や室内のドアの鍵など、比較的シンプルな構造の「錠前一式（鍵穴とドアノブ）」については、八割ぐらいをご自身で交換することが可能です。
​鍵の交換は、鍵穴部分の「シリンダー」のみの交換、または「ドアノブ（把手）」とシリンダーが一体となったものや、それぞれ別体だがセットで交換するものなど、様々な構造があります。
​まずは、取り外したシリンダーやドアノブを、お近くの大型ホームセンターの従業員の方に見せて、適切な交換部品を教えてもらうのが一番確実な方法です。
​大手賃貸仲介不動産の営業マンは、入社時の研修で鍵の交換方法を習得するのが一般的です。
​鍵が開かなくなった際、緊急で呼んだ業者でも、泥棒のようにピッキングでサクッと鍵を開けられる技術を持つ人は少なく、実際は電気ドリルで鍵を破壊し、鍵穴（シリンダー）やドアノブを丸ごと交換することが多く見受けられます。
​管理会社として裏側を見ていた私からすると、電ドルで壊して交換するくらいなら、ご自身で部品を購入して交換した方が安上がりだと感じることが多々ありました。
​鍵が折れたり劣化したりしている場合、ピッキングでの解錠は難しいため、困ってネットで検索した結果、悪徳業者を呼んでしまうケースが多いのが現状です。
​緊急を要する場合でも、安易に業者を呼ぶ前に、まずはご自身でできる対処法がないか冷静に判断してください。
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《困った時の対応策と無料アドバイスについて》
​水回りのトラブルも鍵のトラブルも、まずはインターネットの動画共有サイト（YouTubeなど）で検索すると、詳細な対処方法が多数出てきます。
​家のトラブルは、かなりの確率でご自身で修理や対処が可能ですので、お金を節約したい方は、勉強を兼ねて一度挑戦してみてください。
​もし、どうしようもなく困ってしまった場合には、私にご連絡ください。
​全盲であるため、皆様のご自宅に伺って修理を行い、高額請求をするようなことは一切ありません。
​お電話で状況を詳しくお伺いした上で、業者に頼むべきか、ご自身で修理が可能か、また業者に頼む際の適正価格や、悪徳業者を選定しないための注意点などを無料でお伝えいたします。
​私は全盲になる前、ハウスメーカーの委託を含め、数千件の部屋を二十四時間体制で管理していたため、緊急対応の極意には誰にも負けない自信があります。
​私の知識で対応できない場合ももちろんありますが、アドバイスは無料ですので、どうぞお気軽にアイズルームにお問い合わせください。