【《視覚障害当事者の提言》白杖歩行を支えるユニクロの定番・高コスパ製品レビューと、仕事の質を変える「真のユニバーサルデザイン」への要望書 ​】

      

【《視覚障害当事者の提言》白杖歩行を支えるユニクロの定番・高コスパ製品レビューと、仕事の質を変える「真のユニバーサルデザイン」への要望書 ​】

小雨が降る中、白杖使用の男性が撥水加工されたビジネスコート、メッセンジャーバック、ビジネスシューズを着用して正面を向いて歩いているイメージ画像です。

​視覚障害を抱え、日々白杖(はくじょう)を手に移動する私にとって、身に着けるものは単なるファッションではありません。それは、安全かつ円滑に社会を歩くための「重要なアイテム」です。ユニクロの製品は、その優れた機能性と圧倒的なコストパフォーマンスで、私の歩行を力強く支えてくれています。今回は、私が日々愛用している売れ筋の定番アイテム3点を紹介するとともに、障害当事者の視点から、ビジネスシーンでの利便性を劇的に高める「新しいLifeWear」への要望をまとめました。
私の移動を支えるユニクロ愛用アイテム3選
​1. UVカット コンパクトアンブレラ(1,990円)
​白杖を持つ私にとって、この傘は構造上の信頼性が極めて高い定番アイテムです。
​構造的な強さと安心感: 特筆すべきは骨組みの設計です。風を受けて逆さまに反り返っても折れにくい柔軟な構造を持っており、不意の突風でもパニックにならずに対応できます。
​軽量かつシンプル: 素材による軽さと丈夫さが両立されており、片手が白杖で塞がっている状態でも負担なく保持し続けられます。
​無駄のない機能美: シンプルなデザインはどのような場でも使いやすく、道具としての信頼感があります。
​2. 撥水アクティブユーティリティショルダーバッグ(2,990円)
​白杖歩行において、両手を自由に保ちつつ荷物に即座にアクセスできるこのバッグは、非常に合理的な設計が魅力です。
​利便性の高い前面ポケット: 前面に配置された2つのポケットは、携帯電話、名刺入れ、定期券ホルダー、そして障害者手帳など、頻繁に使用する貴重品を「手探りですぐに取り出せる」ように整理して収めることができます。
​多目的なサイドポケットの活用: バッグの両脇にある縦型ポケットが非常に優秀です。普段は一方にドリンクボトルを、もう一方には白杖を折りたたんで食事の時などに一時的に収納しています。
​雨天時のスマートな使い分け: 折りたたみ傘は普段は鞄の中に収納していますが、使用して濡れた後は、他の荷物を濡らさないようサイドポケットへ差し込んで持ち運ぶといった使い分けが可能です。
​3. シームレスダウンパーカ(12,900円)
​冬場の厳しい寒さや風を遮断してくれる、防御力の高い防寒着の定番です。
​フードによる全天候対応: 縫い目のない構造で冷気を防ぐだけでなく、急な雨の際には首裏のフードを被ることで、少々の雨なら傘を差さずにしのぐことができます。
​軽量な着用感: これだけの機能を備えながら非常に軽く、白杖を振る動作や長時間の移動でも身体への負担が少ないのが大きな利点です。
視覚障害当事者からの商品提案:ビジネスシーンにおける「真のバリアフリー」
​白杖を持ちながらビジネスの最前線で活動する上で、既存の製品では解決できない課題があります。これらの課題を解決することは、結果としてすべてのビジネスパーソンの快適さに繋がると確信しています。
​① 視覚障害者のための「プロ仕様ビジネスメッセンジャーバッグ」
​リュックサックではなく、あえて「背負えるメッセンジャーバッグ」を必要としています。
​アクセスの即時性: 電車内などでリュックを前に持ち替える動作は、視覚障害があると周囲の状況把握が難しく、不便を伴います。メッセンジャーバッグなら、背後にある荷物を即座に体の前へスライドさせ、迅速に中の物を取り出せます。
​歩行の安定: 3点留めストラップを採用し、背中にぴったりと固定されることで、白杖を振る際のバランスを崩さず、バッグのズレによるストレスを解消してほしい。
​② 傘を不要にする「全天候型・高機能ビジネスコート」
​白杖を使いながら傘を差して歩くことは、周囲への安全確認が疎かになりやすく、非常に困難です。
​圧倒的な撥水スペック: 見た目は誠実なビジネス用コートでありながら、突然の雨でも傘なしで移動を継続できる、ダウンパーカ以上の撥水・防水性能を求めます。
​軽さと生地感の両立: 長時間の移動でも疲れを感じさせない驚異的な軽さを実現しつつ、ビジネスの現場で信頼を損なわない「しっかりとした生地の厚み」を持たせた一着を熱望します。
​③ 着脱を容易にした「高グリップ・ビジネスシューズ」
​足元からの情報は移動の要ですが、同時に「靴の扱いやすさ」も重要です。
​サイドジッパー仕様: 外見は端正な紐靴(ビジネスシューズ)でありながら、紐の脇にジッパーを配置し、手探りでも容易かつ迅速に着脱できる構造にしていただきたい。
​合成皮革による実用性: 雨に強い撥水性と、滑りやすい路面でも白杖歩行を支える強力なグリップ力、そして運動靴のようなクッション性を期待します。
​④ ストレッチ性を極めた「全天候型ビジネススーツ」
​機動力の追求: 非常に軽く、かつ体の動きを一切制限しない驚異的な伸縮性を持つ生地を要望します。
​質感の保持: 動きやすさを最優先しながらも、生地の質感はペラペラにならず、本格的なビジネススーツに見える「楽と品」の両立を求めます。
​ユニクロが提唱する「LifeWear」が、障害の有無に関わらず、すべての働く人の「移動」と「自信」を支えるインフラとなることを心から願っています。