【低所得者を苦しめる「コメ高騰」に終止符を!5kg 2,500円以下を実現するための農政大転換とEYESROOMの緊急提言】

      

【低所得者を苦しめる「コメ高騰」に終止符を!5kg 2,500円以下を実現するための農政大転換とEYESROOMの緊急提言】

築古日本の木造アパート室内、低年金(10万円/月)男性高齢者が、一食222円のご飯を寂しそうに食べている画像です。ご飯一膳とおかず一品がちゃぶ台の上にのっています。

​いつもアイズルームのブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。
​今日、私が皆さんにどうしても訴えたいのは、私たちの日々の食卓、そして日本の低所得世帯を直撃している「コメの異常な高騰」についてです。
​皆さん、スーパーで5kgのお米を見てください。4,000円を超えているのが当たり前になっていませんか?これは、国民の食を預かる国の政策が、完全に方向性を見失っている証拠だと、私は感じています。
​なぜ、私たちの食卓が脅かされているのか?
​1. 2025年春:「米を買ったことがない」江藤農林水産大臣の辞任
​2025年のコメ価格高騰が問題化していた時期、当時の農林水産大臣 江藤氏は、国民感情を逆撫でする発言をしました。
​その発言は、米を買ったことのない自身の立場について問われた際に、以下の通り答えたものです。
​「我が家はね、米を買ったことがないんです」「(JAなどの支援者から)いくらでも貰えるしね、家にたくさんストックしてある」
​米を買ったこともない人間に、米騒動の苦労がわかるはずがありません。この発言は、政治家と庶民の生活感覚の大きな断絶を示すものとして、大きな批判を招き、江藤大臣は責任を取って退陣しました。
​2. 「小泉農林水産大臣」による緊急の価格是正(2025年春〜秋)
​江藤大臣の辞任後、農林水産大臣に就任したのが、大きなニュースとなった小泉進次郎氏です。
​小泉農林水産大臣は、米価高騰を抑えるため、ものすごいスピードで古古米など大量のコメを市場に緊急放流する、大胆な政策を断行しました。
​この緊急措置の結果、米価は一気に5kgあたり2,500円前後まで値下がりし、当時3,200円で売られていたカリフォルニア米よりも安価になるという、異例の事態が生じました。
​3. 鈴木農林水産大臣による政策転換と米価の再高騰(2025年秋〜12月現在)
​しかし、この低価格化の動きは長くは続きませんでした。
​2025年秋の内閣改造(高市内閣)において、小泉氏から交代し、現職の農林水産大臣 鈴木憲和氏が就任しました。鈴木大臣は東京大学法学部卒業です。
​鈴木憲和農林水産大臣は、JA農協や農家の立場に配慮し、「米を量産体制で作るのを止めて、また昔のように調整する」という、従来の生産調整を復活させました。
​この政策の急転換こそが、米価を再び高騰させ、現在(2025年12月)のように5kgあたり4,000円以上で高止まりする事態を招いています。鈴木憲和大臣は、JA農協への「忖度」以外の何物でもなく、消費者の生活を顧みておりません。
​4. 生活弱者・貧困層の限界は「5kg 2,500円」です。
​低年金生活者の方や、世帯年収300万円以下の家庭にとって、5kgで4,000円を超えるお米を買い続けるのは、不可能です。
​私が声を大にして訴えたいのは、低所得世帯が容認できるお米の価格は、5kgで2,500円までだということです。これを超えると、食費を削るために生活の他の重要な部分を切り詰めるしかなくなります。
​ちなみに、今回私が問題視している年収300万円以下、生活保護者、低年金生活者、非課税世帯に該当する層は、日本の全人口(世帯)のうち、約40%を占めると推計されます。この約40%もの人々の生活を、今の農政は脅かしているのです。
​アイズルームからの緊急提言:低価格米を実現せよ
​私は、この理不尽な現状を変えるために、政府、特に農林水産省に対して、以下の政策転換を強く求めます。
​1. 低所得者向け「低価格米の輸入枠」を創設してください
​今のような高止まりが続くなら、低所得者や低年金生活者、生活保護者向けの安いお米を、輸入でも構わないから市場に流すべきです。
​具体的には、カリフォルニア米、韓国米など、品質が安定している外国産米を対象に、関税を大幅に免除し、「5kg 2,500円以下」での販売を義務付けた専用の流通ルートを早急に構築してください。低収入世帯の方には、1年を通して5kg 2,500円以下で買えるような米を店頭に並べてほしいのです。
​2. 農業政策を「大規模化・効率重視」へ180度転換してください
​JA農協や既存の利権に配慮した非効率な生産調整を即刻やめ、農業の大規模化とスマート農業への転換を強力に推進してください
​農業は大規模化を進め、効率を重視するしか生き残る道はありません。コメの生産コストそのものを引き下げ、効率を極限まで高めることこそが、農家と消費者の双方を救う唯一の方法です。
​3. 政治家の「生活感覚」を強制的に是正してください
​東大出身の農林水産大臣 鈴木憲和氏に訴えかけたい。米をもっと安くしてください。このままでは収入の少ない人は米を食べられなくなります。
国会議員に貧困の人の気持ちが全くわかっていない現状を変えるために、国会議員の皆さんの給与を一時的に1000万円から300万円に下げてみたらどうでしょうか? そうすれば、どれだけ食費を削らないと生活できないのかが、肌で理解できるはずです。
生まれながらにしてある程度裕福な家庭で育った国会議員が多すぎます。貧困の連鎖の本当の辛さは、貧乏家庭で育たないと絶対理解できないと私は思います。
最後に、読者の皆さんへ
​これは、一部の高所得者には関係ない話かもしれません。しかし、日本の約40%を占める低所得者、低年金生活者、生活保護者の生活を救うために、私たちは声を上げ続ける必要があります。
​「ご飯を食べられない」という状況を、現代の日本で放置してはなりません。私は今後も、この問題について提言を続けます。どうか皆さんも、ご自身の生活を守るために、この国の農政に疑問の声を上げ続けてください。
​#米高騰 #農政転換 #5kg2500円 #低所得者支援 #食料危機