【還暦の体と家電が大暴れ!全盲コンサルタントが語る、9年で壊れた国産テレビと1年持たなかったタニタの体重計。障害福祉の現実と松戸での社会貢献への熱い決意。】

      

【還暦の体と家電が大暴れ!全盲コンサルタントが語る、9年で壊れた国産テレビと1年持たなかったタニタの体重計。障害福祉の現実と松戸での社会貢献への熱い決意。】

壊れた大画面パナソニック液晶テレビと、タニタの音声体重計の画像です。
​ブログの制作環境と時間について
​このブログは、視覚障害当事者が「障害福祉」をテーマに発信しているものです。(https://eyesroom.com/blog
​スマートフォンを使い、音声読み上げと音声入力で制作しており、晴眼者だった頃と比べると作業時間が4倍かかっています。
​国産大型テレビの故障と処分
​今月、9年前に晴眼者だった頃に購入したパナソニック(Panasonic)の大型液晶テレビが壊れました。
​「9年で壊れるのは早すぎる」という、率直な心の叫びがあります。
​郵便局で家電リサイクル券を購入し、公的な処分場へ運搬する予定です。家電量販店などに持ち込むよりも、トータルの処分費用が抑えられるためです。
​現在は全盲のためテレビ画面は見えませんが、「昭和の男」として、リビングにテレビの音がないと不安を感じます。
​写真について: 左側に少し写っているのが、壊れたパナソニックの大型液晶テレビです。
​障害者となり収入が減ったため、国産の高いテレビは諦め、次に購入したのは格安の中国製テレビです。チャンネル操作が鈍い、液晶の質が低いなどの難点はありますが、とにかく価格は安価でした。
​液晶テレビ1台を処分するだけでも、処分方法の調査、処分場への事前の予約など、視覚障害者にとっては非常に困難な作業でした。
音声体重計の故障と発送の苦労
​そんな中、購入から1年も経っていないタニタの音声体重計が壊れました。これは点字図書館(高田馬場)で福祉用具として購入したものです。
​目が見えないため、全ての情報を音声で教えてくれる便利な製品ですが、暴走し、常に音声が流れ続ける状態になってしまいました。
​タニタに連絡したところ、「故障の可能性が高いので送ってほしい」とのことでした。
​「視覚障害者に簡単に言うな」と感じました。購入時の箱や梱包材はもちろん残っていないため、百円ショップへ行き、梱包材(プチプチ)を購入し、段ボールに挟んで発送しなければなりません。
​スマートフォンの入力作業と同様、目が見えないとこの梱包・発送作業も健常者の3倍の時間がかかります。
​この体重計は福祉用具として、視覚障害者手帳を持つ私は1割負担で購入しましたが、今回の梱包作業費や発送費用は自己負担となってしまいます。
​「せめて1年以内の故障なら、梱包セットを送付し、無料で送れるシステムにしてほしい。1年で壊れるのは不良品ではないか」と強く思います。
相次ぐ故障と体調不良
​今年は、キッチンの蛇口(TOTO混合水栓)が壊れ、約4万円弱の出費がありました。
​ガスストーブも壊れ、リサイクル品と交換しました。
​私自身も1月から3回も体調を崩し、入院と手術を繰り返しました。
​家電製品も私の体も、還暦を迎え、ガタがきている状態です。
写真について: 中央に写っているのが、故障したタニタの音声体重計です。
今後の活動と社会貢献への決意
​全盲のコンサルタントとして、まだまだやるべきことはたくさんあります。社会貢献活動を中心に引き続き頑張っていきたいと考えております
​特に、松戸市視覚障害者協会の活動に力を注ぎます。
​2026年は、松戸市内にお住まいの視覚障害者の方々の生活が豊かになるよう、以下の活動に注力したいと考えております。
​点字ブロックの整備。
​音声信号の整備。
​ホームドアの整備。
​視覚障害者歩行誘導システム「あしらせ」の福祉用具認定への働きかけ。
​松戸市視覚障害者協会と視覚障害者の支援団体「アイズルーム」の活動に、ぜひご注目ください。