【銀行という看板に隠された高金利の罠とリボ払いの泥沼、薬物依存にも似た多重債務から命を守るための警鐘】

      

【銀行という看板に隠された高金利の罠とリボ払いの泥沼、薬物依存にも似た多重債務から命を守るための警鐘】

高級ブティックで制服を着た女性店員が、カウンター越しに若い派手な女性のカード支払い決済をしている画像です。

​昭和の時代、街にはサラ金があふれ、高利貸しによる強引な取り立てが大きな社会問題となりました。その後、法律の改正によって表向きの悪徳業者は姿を消したかに見えます。しかし現代では、銀行や大手カード会社という、一般的には優良企業と思われる名前を隠れ蓑にして、かつてのサラ金以上に巧妙な仕組みで多重債務者を作り出す構造が出来上がっています。
​私たちは、銀行の名前がついているだけで安心感を抱きがちです。しかし、そこには人間をローン地獄に追い込む数々の仕組みが存在します。その代表的なものがキャッシングであり、そして最も注意すべきなのがリボ払いです。
リボ払いのシステムとは、利用金額や件数に関わらず、毎月の支払額を一定に固定する仕組みのことです。一見すると毎月の負担が軽く、家計の管理が楽になるように思えますが、ここには恐ろしい落とし穴があります。
​リボ払いの最大の問題は、金利が年率15パーセント程度と非常に高いことです。現在の銀行預金の金利がゼロに近い水準であることを考えれば、この15パーセントがいかに異常な数字であるかがわかるはずです
​さらに巧妙なのは、リボ払いの金利計算が意図的に複雑にされている点です。毎月の支払額が一定であるため、利用者は借金をしているという感覚が麻痺してしまいます。元本がどれだけ残っているのか、いつ完済できるのかを瞬時に理解させない複雑な構造になっているのです。
​その結果、毎月の支払いのほとんどが金利の返済に充てられ、元本がいつまで経っても減らないという事態に陥ります。また、使った後に変更できる後からリボというシステムは、まさに悪魔への誘いです。一度この仕組みに取り込まれると、雪だるま式に借金が増えていき、気がついたときには自力での再生が不可能な状態になります。
​このような地獄に落ちる高金利商品を、銀行系カード会社をはじめ、ビザ、マスター、ジェーシービー、アメックスといった世界的なブランドが当然のように取り扱っています。この仕組みによって多重債務となり、最終的に闇金にまで手を出してしまい、どうしようもなくなる方が増え続けています。
現在、この問題は特に若い世代と高齢者の二つの層に二分されています。知識のない若者が軽い気持ちで手を出し、あるいは生活に困窮した高齢者が頼ってしまう。そして多重債務から抜け出せず、生活保護を受給せざるを得なくなるケースも後を絶ちません。
​この連鎖は、薬物依存のプロセスと非常によく似ています。軽い気持ちでオーバードーズや違法な合成錠剤に手を出し、やがてより強い麻薬へと沈んでいくように、軽い気持ちで始めたカードローンが多重債務を呼び、最後には闇金の深い闇へと引きずり込まれます。
どちらも気がついたときには取り返しのつかない場所まで来てしまっており、中には絶望して自ら命を落とす方さえいらっしゃいます。これは個人の自己責任という言葉で片付けられる問題ではありません。政治家は、この社会に張り巡らされた金融の網の危険性を認識し、金融機関に対して厳格な指導を行うべきだと私は考えます。
さて、このような借金の連鎖から身を守るために、アイズルームが強くおすすめしている具体的な方法があります。それは、背伸びをしてリボ払いで買い物をしたり、キャッシングで高利の借金をしたりすることではなく、自分の持っているお金の範囲で生活するデビットカードの活用です
​最新のデータによれば、堅実な生活を営む人々の間でデビットカードの普及が進んでいます。クレジットカードが借金であるのに対し、デビットカードは自分の銀行口座にある現金をその場で使う仕組みです。
​ただし、ここで一つ重要な注意点があります。一部のデビットカードには、残高が足りない場合に自動的に不足分を融資する貸付機能が付随していることがあります。この契約をしてしまうと、結局はクレジットカードの借金と同じ状況に陥ってしまいます。必ず純粋なデビットカード機能だけを使うようにしてください。
​デビットカードは今、非常に進化しています。公共料金の引き落としも可能ですし、ネットショッピングでも使えます。利用した瞬間にスマホへメールが届く設定にすれば、家計簿代わりになり、一ヶ月に何にいくら使ったかを正確に把握できます。最近ではゴールドやプラチナといったステータスの高いデビットカードも登場しており、見た目や機能でもクレジットカードに引けを取りません。
​また、過去に返済が滞り、いわゆるブラックリストに載ってしまった方でも、その金融機関以外のデビットカードであれば、比較的簡単に作成することが可能です。アイズルームが支援している、収入の限られた方々や生活に不安を抱える方々にこそ、この借金を作らないデビットカードをおすすめいたします。
​これからもアイズルームは、金融の闇や時事問題を深掘りし、皆様の生活を守るための発信を続けてまいります。
​今日は2025年の大晦日です。明日からのお正月の穏やかな時間の間に、私たちのブログを改めて読み返していただき、社会の問題点や皆様の思いなど、貴重なご意見をお問い合わせフォームよりお寄せください。
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​2025年も今日で終わりを告げます。この1年間、アイズルームのブログを支えてくださり、本当にありがとうございました。私は全盲のコンサルタントとして、障害福祉の視点、そして政治経済の視点から、毎日深夜の3時間を費やし、音声入力ソフトを駆使して記事を書いております。
​皆様のお役に立てるかは分かりませんが、2026年も1月1日から、ボランティア精神を胸に支援の輪を広げてまいります。新しい年も、どうぞ一緒にこの社会の問題について考えていきましょう。​