【 東名あおり運転死傷事故から学ぶ家族を守るための究極の選択。正義感による注意が招いた悲劇と社会に潜む理不尽な暴力への防衛策】

      

【 東名あおり運転死傷事故から学ぶ家族を守るための究極の選択。正義感による注意が招いた悲劇と社会に潜む理不尽な暴力への防衛策】

日本の裁判所で判決を言い渡す状況のイメージ写真です。

2017年に発生した東名高速道路でのあおり運転死傷事故について、昨日、最高裁判所が被告側の上告を棄却する決定を下しました。これにより、一審および差し戻し後の二審で言い渡された懲役18年の実刑判決が確定し、約9年に及ぶ異例の長期裁判に終止符が打たれることとなりました
​この事故は、追い越し車線に停車させられた被害者の車に大型トラックが追突し、夫婦が死亡、同乗していた娘二人が負傷するという極めて凄惨なものです。しかし、この大きな悲劇の引き金となったのは、直前のパーキングエリアでのわずか数分間の出来事でした。
​当時の裁判記録や証言によれば、中井パーキングエリアの障害者用駐車スペースの出口付近を塞ぐように停車していた加害者の車に対し、被害者の男性は「邪魔だボケ」と注意をしました。
​この一言に激昂した加害者が、被害者一家の車を猛スピードで追跡し、高速道路上で執拗な妨害運転を繰り返した末、追い越し車線で無理やり停車させるという凶行に及びました。
​加害者の異常性は裁判中も際立っていました。この男は過去にも同様のあおり運転を繰り返していただけでなく、法廷においても反省の色を見せるどころか、信じがたい暴言を吐いています。裁判の過程で、加害者は裁判長らに向かって「俺が出るまで待っとけよ」といった不穏な発言をしたことが報じられています。このような人物に対して、命を奪われた被害者が二人いることを考えれば、懲役18年ではなく無期懲役が妥当ではないかという声が上がるのも無理はありません。
​私たちはこの事件から、極めて重く苦い教訓を学ばなければなりません。社会のルールを守らない人や、マナーの悪い人を目にしたとき、正義感を持って注意をすることは決して間違ったことではありません。しかし、現代社会には、私たちが想像もできないような理不尽な感情で動く人物が一定数存在します。
​特に家族や子供が同乗している場合、その場の正義感よりも、家族の安全を最優先に考える必要があります。もし、相手が今回のような常軌を逸した人物であった場合、たとえこちらに非がなくても、相手を逆上させ、取り返しのつかない事態を招く恐れがあります。
​注意をしたところで、相手が素直に反省するとは限りません。むしろ逆恨みを買うリスクの方が高いのが現実です。目の前でルール違反をしている者を見かけても、あえて見て見ぬふりをする、あるいは関わってはいけない人だと心の中で割り切ってその場を離れることが、結果として大切な家族の命を守る最大の防衛策となります。
​警察に通報しても、警察が到着する頃には相手が立ち去っていることも多いでしょう。しかし、それでも直接対決を避けることが重要です。一瞬の感情に任せて発した言葉が、最悪の結果を招いてしまう。そんな悲劇を二度と繰り返さないために、私たちは逃げる勇気やスルーする技術を身につけ、冷静に危機を回避する賢明さを持たなければなりません。