​障害福祉に関するブログを毎日配信しているアイズルームより、読者の皆様へお送りします。
​厚生労働省の統計に基づくと、日本の身体障害者のうち、視覚障害者は約15%です。さらにその視覚障害者のうち、全く光を感じない、あるいは光の有無がわかる程度の全盲の方は、およそ約10%と少数にとどまります。
​全盲という状況下でも、そのハンデを乗り越え、各業界の第一線で活躍されている方々は、私たちアイズルームにとっても大きな指標です。
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視覚の壁を越えて社会をリードするトップランナーたち
​全盲という視覚の壁を越え、その分野で傑出した実績を残している著名な方々をご紹介します。
​浅川 智恵子（あさかわ ちえこ）
​業界：科学技術、IT
​功績：日本人女性初のIBMフェロー（IBM技術者の最高職位）に就任し、全盲の技術者としてウェブ上の情報を音声で読み上げる「ホームページリーダー」などを開発。現在は日本科学未来館館長も務め、次世代の技術と社会のあり方をリードしています。
​福場 将太（ふくば しょうた）
​業界：医師（精神科医）
​功績：難病により失明した後、精神科医として診療にあたり、目を病んだ方々のメンタルケア支援など、医療従事者の活動領域拡大に貢献しています。
​大胡田 誠（おおごだ まこと）
​業界：弁護士
​功績：全盲で司法試験に合格し、弁護士として活躍する傍ら、キャリアコンサルタントとしても活動し、多様な人々のライフキャリアを支援しています。
​木村 敬一（きむら けいいち）
​業界：パラリンピック選手（水泳）
​功績：東京パラリンピック 競泳男子100mバタフライ S11クラス 金メダリスト。世界的なトップスイマーとして活躍し続けています。
​福島 智（ふくしま さとし）
​業界：大学教授
​功績：世界で初めて全盲ろうの常勤大学教員となり、東京大学教授として研究と社会貢献活動に尽力されています。
​成澤 俊輔（なりさわ しゅんすけ）
​業界：経営コンサルタント・経営者
​功績：視覚障害を持ちながら、就労困難者の支援を行うNPO法人の理事長を経て、現在は約60社の経営者の伴走を行うコンサルティングを手掛けています。

​全盲の経営コンサルタントとしての革新
​ここに挙げたトップランナーの中には、成澤氏のように、NPO法人から事業を立ち上げ、経営コンサルタントとして活躍されている方がいらっしゃいます。しかし、私たちアイズルームの出自は、その道のりとは一線を画しています。
​私自身は、全盲という障害を持ちながらも、晴眼者であった時に数多くの事業会社の経営に携わってきました。この実績は、福祉やNPOといった枠組みからではなく、ビジネスの現場で結果を出してきたことを意味します。
​その上で、私たちは全盲という視覚情報に頼らないユニークな視点と、培ってきた事業経営の知見を融合させ、AIという最先端技術を駆使して、社会に革新をもたらすことを目指しています。
​私たちは、単なる弱者支援ではなく、介護・医療現場の改善、生活弱者向け住宅供給、そして持続可能な公共福祉を維持するための革新的な構造改革を、ビジネスとして成立させる「革新的な全盲 経営コンサルタント」として活動を続けています。
​健常者には見えにくい社会の構造的な課題を深く理解し、AIテクノロジーを活用して、障害者や高齢者の雇用を確保しながら、生活弱者自らが主体となって参加できる真のインクルーシブ社会を、私たちアイズルームが実現します。
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