​人気YouTuberのヒカル氏が、自身の動画で「うつ病と診断されました」というタイトルを掲げ、後に「一歩手前だった」と修正した騒動が起きています。
​医師から診断を受けていないにもかかわらず、視聴者の関心を引くために「うつ病」という言葉を安易に使用したことに対し、当事者や世間から厳しい批判が相次ぎました。
​障害福祉の現場において、うつ病は非常に深刻かつ繊細な問題であり、重症化すれば隔離病棟への入院や、依存症の併発など命に関わる事態も少なくありません。
​多くの人々が必死に病と向き合っている中で、影響力のある人間が注目を集めるための「道具」として病名を利用することは、決して許されることではありません。
​近年、YouTubeの世界では同様の問題が繰り返されており、政治家の娘であることを盾に華やかな生活を演出しながら脱税を指摘されるインフルエンサーも存在します。
​また、過去に脱税で摘発されながら、引退宣言と撤回を繰り返し、不動産事業などでも不可解な発信を続けて炎上を狙うような人物も散見されます。
​彼らは高級車やブランドバッグを誇示し「人生の成功者」を演じていますが、その実態は視聴者の善意や関心を煽り、再生回数や商品販売へ誘導するビジネスモデルに過ぎません。
​本当に事業が順調で、社会に貢献する仕事をしている人々は、自らの業務に専念しており、YouTubeで虚偽の姿を晒し続ける時間は持ち合わせていないものです。
​若い方々には、画面越しに見える「成功者の姿」が、しばしば誇大広告や虚構であることを冷静に見抜く力を身につけてほしいと願っています。
​YouTuberの動画の多くは、占い師がテレビ番組で見せるパフォーマンスと同じ「エンターテインメント」としての側面が強いのが現実です。
​「緊急で動画を回しています」という言葉の多くに緊急性はなく、自作自演の悲しみや苦しみを見せることで、視聴者の購買欲を刺激しているケースが目立ちます。
​こうした手法が政治の世界にまで持ち込まれ、社会に悪影響を与える問題行動を助長している現状は、極めて危うい状況と言わざるを得ません。
​画面の向こう側の言動を全て真実として受け止めるのではなく、それが利益追求のための演出ではないかを立ち止まって考えることが大切です。
​特に精神疾患などのデリケートな問題を軽々しく扱う人間が、メディアの影響力を使って誰かを傷つけることがなくなる社会を目指すべきです。
​私たちアイズ ルームは、これからも福祉の視点から正しい情報のあり方を伝え、若者たちが健やかな価値観を持って歩めるよう発信を続けてまいります。