​本日は私的なご報告となりますが、私の母についてお伝えさせていただきます。
​振り返れば、私が小学生の頃に父が失踪し、姉二人が嫁いだ後、私は母と姉一人の三人家族で育ちました。母は女手一つ、肉体労働をしながら私たちを懸命に育ててくれました。私は二十歳で起業すると同時に結婚し、その後も母と同居を続けてまいりました。
​私の事業が苦しい時期、母が姉たちの家を転々とする日々もありました。もし私の事業が常に順風満帆であったなら、最期まで自宅で母を看ることができたかもしれません。四十年間、会社経営を続けてまいりましたが、昭和の不動産バブル崩壊、ネットバブル崩壊、リーマンショック、そしてコロナ禍という四つの大きな荒波の中で、事業の縮小や倒産、廃業を余儀なくされた時期もありました。
​現在は重度の視覚障害を抱える身となりましたが、かつて国内外に拠点を展開していた経験を糧に、今は白杖を手に、自分が電車で移動できる範囲内で「全盲の問題解決コンサルタント」として再起をかけ、最後の挑戦を続けております。
​母は八年前、一度目の脳梗塞で倒れ、救急搬送の末に下半身不随となり、車椅子生活となりました。そして先月、二度目の脳梗塞を発症しました。意識はあるものの、左腕と首以外は動かせない全身麻痺の状態で寝たきりとなってしまいました。
​病院で長女が母の意思を確認し、九十歳という年齢と身体の状態を鑑み、延命治療は行わない決断をいたしました。私自身、居住支援を通じて多くの高齢者の方々と接しておりますが、喉から栄養を流すような延命治療は、決して本人にとっての幸せではないと考えております。日頃のセミナーでも「自分の口で食べられなくなったら自然に任せるべきだ」と申し上げてまいりましたが、母はその言葉通り、水だけで三週間も頑張り抜いてくれました。
​葬儀は、母と私が共に暮らした、思い出の地である柏市の十余二(とよふた)にある「家族葬のファミーユ 柏十余二ホール」にて執り行いました。
​家族葬のファミーユ 柏十余二ホール
【所在地】千葉県柏市十余二337-179
【概要】柏市十余二に位置する、一日一組限定の家族葬専用ホールです。母と私が共に過ごしたこの場所は、家族だけで静かに、そして神聖にお見送りをするのにふさわしい、温かみのある空間でした。スタッフの方々には大変良くしていただき、心から感謝しております。
​現在、母の遺骨は納骨を前に、私の事務所に安置しております。施設にお願いしていた時期が長かったため、こうして毎日母のそばにいられるのは本当に久しぶりのことです。苦労をかけながらも育ててくれた母への尊敬と感謝は尽きませんが、息子としてどれだけのことができたのか、今は反省の思いもこみ上げます。
​母の新たな安住の地は、自宅からほど近い松戸市の「常真寺」に決まりました。
​日蓮宗 道行山 常真寺(じょうしんじ)
【所在地】千葉県松戸市大谷口18
【概要】JR北小金駅から徒歩約八分の場所にあり、「あじさい寺」として有名な本土寺と同じ日蓮宗のお寺です。慶安二年(1649年)の創建から、およそ370年以上の歴史を紡いできた由緒ある寺院です。先日、ご住職と面談させていただきましたが、本堂の素晴らしい佇まい、そして重厚な石造りの樹木葬墓地に深く感銘を受けました。これからは自宅からすぐに会いに行ける場所で、母もゆっくりと休んでくれることでしょう。
​今回の家族葬の葬儀場、そして素晴らしいお寺とのご縁は、母が私に導いてくれた最後の贈り物だと思っております。
​もし千葉県東葛地域にお住まいで、大切な方を慎ましく、神聖に、そして優しくお送りしたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひこの二つの場所を思い出してください。どちらも、真心を込めて寄り添ってくださる、素晴らしい場所です。
​母へ、心からの感謝を込めて。