【​《アイズルームの多目的トイレ設置促進活動》誰もが自分らしく生きるための「排泄のバリアフリー」と共生社会の実現】

      

【​《アイズルームの多目的トイレ設置促進活動》誰もが自分らしく生きるための「排泄のバリアフリー」と共生社会の実現】

車椅子30代女性が多目的トイレを利用するために、扉を開けてまさに入ろうとしている笑顔の写真イメージです。

​10年ほど前から、私は時折、激しい排泄障害に苦しむことがあります。下半身の麻痺と両足の強いしびれ。これらが自律神経や内臓機能に影響を及ぼしていることが原因だと考えられます。
​予兆は胃から上がってくる、温泉地のようなゆで卵の臭い。硫化水素の発生です。消化不良によって食べたものがうまく処理されず、その後に激しい嘔吐と下痢が私を襲います。
​昨年はこの状態が高じて尿管結石を併発し、救急搬送と3度の入院・手術を経験しました。今回はそこまで至りませんでしたが、制御できない排泄により夜中に何度も洗濯機を回すことになりました。
排泄障害という現実とストーマについて
​排泄障害は、脊髄損傷や脳疾患などによる下半身麻痺を持つ方に多く見られる症状です。麻痺は単に「歩けない」ことだけではなく、内臓を動かす神経のコントロールも困難にします。
​また、直腸がんや肛門がん、あるいは潰瘍性大腸炎といった重い病気によって、本来の排泄機能を失ってしまう方もいます。そうした方々が活用しているのが「ストーマ(人工肛門・人工膀胱)」です。
​ストーマ(オストメイト)とは
手術によってお腹に作られた排泄出口のことで、ここから排出される便や尿を溜めるための「パウチ」という袋を装着します。
​現実的な管理の難しさ
自分の意思で排泄を止めることができないため、袋に溜まった排泄物を定期的にトイレで捨て、装具を清潔に保つ必要があります。もし外出先で漏れが生じれば、衣服を洗浄し、装具を交換しなくてはなりません。
​車椅子で活動されている方の中には、おむつを使用している方もいれば、先日お会いした中学生のように、自ら浣腸を行って排泄を制御し、ボランティアに参加している方もいます。彼らは目に見えないところで、多大な努力と準備をして社会に参加しているのです。
多目的トイレは「命をつなぐ場所」
​こうした当事者にとって、多目的トイレ(バリアフリートイレ)は単に広いトイレではありません。
​汚れてしまった衣服を洗い流す。
​ストーマのパウチを空にし、洗浄する。
​導尿などの処置を衛生的な環境で行う。
​これらは、彼らが社会で活動を続けるために不可欠なプロセスです。皆さんが普段何気なく目にしている多目的トイレには、こうした「社会復帰のための処置室」としての重要な役割があることを知っていただきたいのです。
EYESROOMが推進する「5つの設置活動」
​私が代表を務めるEYESROOMでは、誰もが安全に暮らせる「まちづくり」のため、以下の5つの設置・改善活動を推進しています。
①​ホームドアの設置
視覚障害者や車椅子利用者の転落事故を防ぎ、誰もが安心して電車を利用できる環境を整備します。
​②音声式信号の設置
視覚に頼らずとも交差点を安全に渡れるよう、音による情報のバリアフリー化を進めます。
​③点字ブロックの設置
「命の道」とも言える点字ブロックを正しく配置し、単独歩行の安全性を確保します。
④​多目的トイレの設置
ストーマ利用者のためのオストメイト対応設備や、介助が必要な方が利用しやすい空間を増やします。
​⑤歩道のバリアフリー化(段差解消)
車椅子やベビーカーがスムーズに移動できるよう、歩道のわずかな段差や傾斜を改善します。
​共に社会を変えていきましょう
​EYESROOMでは、障害福祉をテーマとしたセミナー講師の派遣も行っております。生活弱者の方々が排除されることなく、安全に暮らせる「共生社会」の実現。それが私たちの願いです。
​私のこの発信が心に響いた方、思いを一つにしてくださる方は、ぜひ一緒に活動を共にしてください。
​下部の問い合わせフォームよりご連絡をいただければ、代表である私が自ら折り返し連絡をさせていただきます。
​私は全盲の問題解決コンサルタントとして、皆さんと共にこの社会をより良い方向へ変えていきたいと考えています。
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