【今日のテーマは多目的トイレ】

      

【今日のテーマは多目的トイレ】

タリーズコーヒーのティーリスタ画像です。冷たい紅茶のフローズンをベースに生クリームがのった状態で提供される飲み物

上記写真は、私が夏からはまっているTully’scoffeeの「ティーリスタ」の画像です。フローズン紅茶がベースで、その上に生クリームがのっていて、味の変化が楽しめます。

本日同行者と柏アリオへ、障害福祉の観点から巡回視察に行ってまいりました。車椅子のお客様が2階の多目的トイレを利用しようとしていたのですが、車椅子から手を伸ばし引き戸を開けて車椅子を手で進めようとすると、その引き戸が閉まってしまいます。何度か同様のことを繰り返していましたが、多目的トイレの扉が閉まってしまい入れない状態でした。私の同行者が駆け寄って、扉を開けてあげて車椅子の方を中に誘導しました。構造的に多目的トイレが開けっ放しになってしまうと、一般の方が不快に思う事を考慮して、なだらかな勾配を付けて自動的に閉まるような構造なのかもしれません。しかし、車椅子利用者の中でも下半身が麻痺していても上半身が比較的自由に動く方でしたら、こちらのモールの引き戸を引いてすぐに車椅子の車輪を回し入る事は可能かと思いますが、上半身も不自由な障害をお持ちの方もいらっしゃり、そのような方は、このような自動でゆっくりでも閉まってしまうような引き戸は使用が困難です。

多目的トイレに関して、別の事象も発生しております。ある場所の多目的トイレは、閉じ込め回避から一定の時間が経つと、中に人がいても自動で開いてしまう多目的トイレがあります。女性の車椅子利用者が、トイレのタイミングを逃し汚物で服を汚してしまい、トイレ内で着替えていた時に多目的トイレのドアが開いてしまい、慌てて閉め恥ずかしい思いをしたと、関係者からのヒアリングでお聞きしました。体の不自由な方や癌患者など、様々な理由で多目的トイレを使用します。大腸や肛門の手術から排便の機能を失い、ストーマーを付けた方が多目的トイレで処理をしたりもします。健常者の方にはなかなか想像もつきませんが、多目的トイレはとても体に不具合がある方にとって必要な設備となります。

今朝私は朝5時に起きて、雪であるかを確認し雨になっていたので、安心して病院の検査へ向かう準備を始めました。先月尿管結石の炎症から夜間救急車で搬送され、次の日尿管ステント留置術の手術を受け8日間入院しました。退院して2週間経過し、今日は膀胱及び尿管に結石が何個残っているかの診察です。8時から病院へ行き、レントゲン撮影、CTスキャン撮影、血液検査、尿検査をしました。尿検査の段階で、私は白杖使用の視覚障害者なので、検査室にある大きな採尿トイレでコップに尿を出す事は出来ますが、提出する場所が詳しく教えていただかないと目が見えないのでわかりませんと伝えたところ、多目的トイレで紙コップに尿を出し検査室の小窓へ提出するように指示を受けました。私から見て尿の入った紙コップを白杖を持って運ぶのも変ですし、検査室の小窓も詳しく説明していただけなかったので戸惑いました。この方がどうこう言うわけではないのですが、先日の入院経験も含めて病院という施設で医師や看護師、その他職員も含め、視覚障害者についての見識や知識があまりにもなく、研修が必要だと思いました。私は、市町村の行政担当者への障害者対応に関するセミナー講師を無償でしております。グループホームなどの経営者対象のセミナーもしており、病院も障害者に関する対応マニュアルを作る必要があると思います。白杖をついていると足腰が悪く杖のように使っている方と同じ扱いをされ、転倒するのではないかと極端に行動を制限されます。視覚障害者の白杖使用は、杖として体を支える物ではなく、一歩先の障害物の状況を確認する目的と、視覚障害者のシンボルとなり相手側に私は目が見えないので気を付けてくださいと、いう意味で相手に対する衝突予防です。視覚障害者は目が見えないだけであって、頭の中で地図を描き、知っている場所には自由に動けます。上手く表現が伝わらないかもしれませんが、生活は普通に一人で出来るものです。ただし知らない場所へ行く場合には、ガイドヘルパーが必要となります。

11時から診察が始まり、結石は小さいもので5mm、多きいものは15mmと複数ある事が分かりました。以上から10日後再入院をして「経尿道的腎尿管結石砕石術」の手術を受ける事になりました。手術は全身麻酔で1時間から2時間という事です。1回の手術では結石が取り切れないという事で、手術の方法を少し変えながら2,3回入院して行う事となりました。入院に関する要望は、病室からトイレが遠いと他の患者さんと接触したりする恐れがあるのでトイレに近い部屋、なるべくなら大部屋内にトイレがある病室を強く希望しました。私の入院する病院は最先端の緊急病院で、私の思うような病室が実際にあるからです。今後の入院を通して、さらに障害者が入院した際の問題点や改善策をレポートにまとめ、今後の執筆活動に生かしたいと思います。

アイズルームでは、障害福祉の観点から公共施設の障害者対応、講師・セミナー、テレビ・ラジオ出演、障害者向け住宅及び家電製品共同企画などをしておりますので、ご興味のある方はお問い合わせいただけますと幸いです。又障害者の方で私の活動に賛同していただき、一緒にお仕事をしていただける方を探しております。