【少子高齢化による新空き家問題】
アイズルームでは、障害福祉をテーマにしたBlog発信を続けております。
今日のテーマは、空き家問題です。
今までは、地方の築古戸建て空き家が問題化しておりました。
農村部では若い方が農業を継がずに都会へ出てしまう事により、継承者がいない一戸建てを中心に空き家となっています。
人口移転も地方から都市部へ流出し続けています。
田舎ではライフラインの維持が難しく、今後はコンパクトシティとして集約するしか手段はありません。
今回の新空き家問題とは、東京都であっても空き家が増加しているという点です。
練馬区や板橋区の分譲マンションで築40年を経過する物件が増えて空き家となり、管理費や修繕積立金が滞りマンションの維持管理が難しくなってきています。
大田区や世田谷区の一戸建てでも、今後人口ボリュームが一番多い団塊の世代が後期高齢者になる事で、戸建てから集合住宅や老人ホームへの転居が進み空き家が急増します。
持ち主の他界された都心部の空き家では、相続税が多額に掛かり物件の解体や処分が容易には出来ません。
現在では、東京中心部の富裕層向けタワーマンションが数億円となり価値を上げ続けておりますが、中国や香港のように富裕層向け投資マンションは、2030年頃を目途に不動産バブルがはじけると思います。
日本は世界一の高齢化社会です。
出生率も韓国に次いで日本はものすごい勢いで減少しております。
そのような中で、ファミリー向けの賃貸物件は今後需要が極端に減ります。
東葛地区(松戸市・柏市・流山市)は、生活保護世帯でも賃貸の家賃は約5万円ですが、UR賃貸で単身で借りると家賃は約3万円台です。
UR賃貸、団地は、収入が無くても12か月の家賃を前払いすれば、高齢者でも賃貸保証会社を使わずに保証人も不要で入居出来ます。
入居審査は書類上の物で、一般の賃貸アパートと違い、オーナー様や管理会社の表面的な審査はありません。
現状でも常磐線沿線やつくばエクスプレス沿線では、単身で家賃4万円が取れていますが、東武野田線や京成線では家賃が3万円を下回っているところも少なくありません。
男性の年金平均受給金額は月約14万円です。
14万円から家賃を逆算すると、高くても家賃は4万5千円以下に抑えないと生活は成り立ちません。
ちなみに食費は3万円が限界です。
そもそも持ち家の方や貯金を2千万円以上持っている方は、このような賃貸には入居しないので関係ない話です。
ここで重要なのは、賃貸経営において東葛地区なら家賃4万5千円、東京都なら家賃5万5千円の範囲内で、室内の段差が少なく必要なところに手摺りがある高齢者及び後期高齢者向け賃貸住宅を提供できるかです。
もう、若者向け、女性向け、ファミリー向け、富裕層向けの賃貸ニーズは少子高齢化により激減します。
現在のオーナー様が孤独死の問題などで入居を拒んでいるシニア層が、今後の賃貸経営のカギとなります。
団塊の世代が後期高齢者になる前に、現在のアパートを入居者が入れ替わる度にシニア向けリフォームをして、2030年以降に勝ち組となるオーナー様となってください。
アイズルームでは、生活保護者の支援や障害者の支援をしております。
また、そのような方達がどのような住居を探し、最低どのような設備があったら暮らしやすいかを追求しています。
ハウスメーカー様や家電メーカー様と、高齢者や障害者の住宅や家電機器の開発企画にも協力しております。
現在の男性平均年金14万円で入居できる老人ホームは、全てとは言いませんが経営自体も赤字で運営が厳しく、入居してしまうと食事も質素で自由も奪われ、生きる為の尊厳を見失ってしまうような施設が多々あります。
もちろん介護士の方は少ない人数で、尚且つ低賃金で懸命に頑張っておりますが、日本の介護保険制度では安い老人ホームは特に厳しい。
そんな中でアイズルームでは、高齢者の自由を尊重し、ご自身で動けるうちは一人暮らしを推奨しております。
訪問介護や訪問医療を利用し、地域包括支援センターも活用しながら、ギリギリまで健康寿命を延ばして幸せに暮らしていただきたいと思っております。
高齢者や障害者でお一人暮らしに不安のある方は、アイズルームへご相談ください。
高齢者や障害者を積極的に受け入れ、社会貢献しながら賃貸経営をされたいオーナー様は、アイズルームへご連絡ください。
高齢者の入居者募集のノウハウや、高齢者向け住宅のリフォームアドバイスをいたします。