【千葉県立千葉盲学校(四街道市)学校見学】 

      

【千葉県立千葉盲学校(四街道市)学校見学】 

視覚障害者が使用する補助器具、文字盤中央下のボタンを押すと時間を音声で読み上げてくれる、セイコー製腕時計の画像です。

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上記写真は、最近点字図書館経由で購入した視覚障害者補助器具です。

時計文字盤中央下のボタンを押すと、時間を読み上げて音声で知らせてくれます。

若い方でしたらアップルのスマートウォッチに時刻読み上げ機能があり、時計が多機能で見た目もオシャレなので、アップル製品をiPhoneと連携して使われていると思います。

おじさんの私には上記写真の腕時計が一番シンプルで使いやすく、ボタンが前面にあり単純操作で時刻を知る事が出来ます。

さて、今日のテーマです。

進路の一つとして針灸あん摩師の国家資格を取得し、開業するという道を模索しております。

私は今年で60歳なので、この資格を取る為に3年間学校に通い国家試験に合格したとしても63歳となり、定年まで2年間しか企業に勤めても働けないので、独立開業の選択しか残っておりません。

本日は、四街道市の千葉県立千葉盲学校へ学校見学に行って参りました。

事前に他の地域の盲学校も調査し、電話でお話をさせていただいたのですが、千葉盲学校の担当者が一番親切で良かったので、まずは一番に千葉盲学校へ電話予約を取り今日の見学の運びとなりました。

担当の男性教師と補助の女性から、丁寧に約2時間以上詳細にお話を聞きました。

低所得者だと学費やその他費用が補助され、思っていたよりお金が掛からない事に驚きました。

また、お二人の先生は人格者で、ゆっくりと丁寧に一つ一つ私の質問や疑問点にお答えいただき、あっという間の貴重な時間となりました。

生徒様の講習や実習風景も見学させていただき、熱心に集中して勉強されている風景は、緊張感もあり学ぶ場として最善の環境だと感心しました。

廊下ですれ違う職員さんや生徒さんには明るく挨拶を交わしていただき、温かい風土を感じました。

この年になり学びの場に足を踏み入れたわけですが、私にチャンスをいただけるならこちらの生徒となり、一から人生をやり直したいと思った次第です。

針灸あん摩し師業界は、健常者にも開放され今では視覚障害者が全体の約22%しかシェアを取っていません。

その中で約20%の方がこの資格を持って就職し、約40%の方が独立開業しています。

この辺のパーセンテージについては統計機関により異なりますので、多少の誤差はお許しください。

私は20歳で起業し40年間様々な会社の社長業をして参りましたが、7年前に視覚障害者になり最近特に悪化した為、これまでやってきた事業が継続できなくなりました。

そのような中で針灸あんま師の資格をとり開業する事は、今後の新たな挑戦となります。

私が今までやってきた業界より市場規模が小さいので、今までのノウハウを活かしてマーケティングを行い、針灸あん摩、マッサージに特化すれば、たとえ視覚障害者でもあっても新たな需要を開拓し、事業規模を業界全体的に引き上げる事が出来ると確信しております。

本日素晴らしい先生と出会い、雰囲気のいい学校を見学し、視覚障害者の未来は明るいと実感しました。