障害福祉をテーマに毎日ブログを配信しております、アイズルームです。
本日は、障害年金と厚生年金の関与、そして現行制度が抱える課題についてお伝えします。
​一例として、45歳の時にスノーボードの事故で脊髄を損傷し、下半身麻痺となったケースを考えてみます。
車椅子での生活を余儀なくされ、重度の身体障害を負うことで、それまでの仕事を続けることが困難になる状況です。
こうした際、生活を支える柱となるのが障害年金ですが、申請手続きにおいて大きな壁が存在します。
《障害年金と厚生年金の関係性》
障害年金には、国民年金加入者が対象の障害基礎年金と、厚生年金加入者が対象の障害厚生年金の二種類があります。
事故や病気で初めて医師の診察を受けた初診日に、厚生年金に加入していたかどうかが将来の受給額を大きく左右します。
もし初診日に厚生年金に加入していなければ、受け取れるのは基礎年金のみとなり、生活を維持するには極めて不十分な金額となるのが現実です。
これまでの厚生年金支払い期間が長くても、たまたま退職後や転職活動中など、厚生年金に入っていない空白期間に事故が起きれば、著しく不利な判定を受けてしまいます。
昨年もこの制度の見直しが検討されましたが、現行のまま維持されており、貯蓄や家族の支援がない場合は、たちまち生活保護を検討せざるを得ない厳しい状況に追い込まれます。
《認定日請求と初診日判定の問題点》
障害年金の受給において最も重要なのが、初診日の認定です。
現行の制度では、障害状態を判定する基準日が初診日から1年6ヶ月経過した日、あるいは症状が固定した日とされています。
しかし、この初診日を証明することが困難なケースや、初診日の時点で厚生年金の被保険者資格がない場合、その後の人生における経済的格差が決定づけられてしまいます。
過去の納付実績を考慮せず、事故の瞬間という、ある種「点」のタイミングで受給資格を判定する仕組みは、人生の不測の事態に対するセーフティネットとして十分に機能しているとは言えません。
《バリアフリー住宅と公的サービスの重要性》
車椅子生活が始まると、居住環境の整備も急務となります。
段差の解消や手すりの設置など、バリアフリー化された住宅改修には多額の費用がかかります。
自治体による住宅改修費の給付制度などの公的支援もありますが、それだけで全てを賄うことは難しく、居宅介護支援などの公的サービスをいかに組み合わせて生活を再建するかが鍵となります。
こうした支援体制をより身近で利用しやすいものにしていく必要があります。
《障害者の就労支援と第二の人生》
中途障害を負った方にとって、就労支援は単なる経済的自立のためだけではなく、社会との繋がりを取り戻すための大切な要素です。
かつての仕事ができなくなったとしても、ITスキルや在宅ワークなど、新しい形での就労の道は開かれています。
就労移行支援事業所などの公的サービスを活用し、自身の特性に合わせた仕事を見つけることは、第二の人生を歩む上での大きな希望となります。
《アイズルームの活動と仲間の募集》
私自身、中途障害者としてこれらの問題を深く見つめ、同じ悩みを持つ方々へボランティア支援を続けてまいりました。
誰もが社会の中で普通に暮らし、障害の有無にかかわらず共存共栄できる安心な社会を作ることが、アイズルームの存在意義です。
万が一の事故を想定し、誰もが手厚い障害年金を受け取れるよう、厚生年金への加入促進や制度の周知、そして就労と居住の両面からのサポートを私たちは推進しています
ご自宅で一人悩んでいる方、何か新しいことに打ち込みたいと考えている方、ぜひ私たちと一緒に障害者支援の道を歩んでみませんか。
興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください。
皆さんの力が必要です、一緒に社会を変えていきましょう。
​今回のブログで触れた制度の課題や私たちのビジョンについて、詳しくは過去の記事もご覧ください。
​次回のブログでは、具体的な就労支援のステップについてさらに掘り下げてお伝えしようと思います。ぜひ楽しみにお待ちください。