車椅子利用者を示す一般的な識別マークの画像です。

こんにちは。アイズルームです。私たちは、障害の有無にかかわらず、誰もが尊厳を持って暮らせる社会の実現を目指して活動しています
​本日のブログでは、車椅子利用者の居住支援における深刻な実態と、それを解決するための具体的なリフォーム案、そして国の政策への提言についてお伝えします。
​なお、この記事は視覚障害を持つ方々にもストレスなく内容を理解していただけるよう、装飾的な記号や絵文字、太字による強調を一切排除した構成にしています。音声読み上げソフトを利用されている皆様への配慮として、分かりやすい句読点の配置と論理的な段落分けを心がけています。
​まず、現状の大きな問題についてお話しします。東京都心で車椅子利用者が不自由なく暮らせるバリアフリー住宅を探そうとすると、家賃が12万円を超える物件がほとんどです。しかし、賃貸物件の入居審査を通るためには、一般的に家賃の3倍以上の月収が必要です。つまり、月収36万円以上の方でなければ、適切な住宅を借りることすら難しいのが現実です。
​生活保護を受給されている方、非正規雇用の方、低年金で生活されている方にとって、この家賃の壁はあまりにも高く、結果として多くの車椅子利用者が、不自由を強いられる普通の部屋で、限界を感じながら生活されています。区民住宅やUR賃貸住宅のバリアフリー枠はあまりに少なく、需要と供給が全く噛み合っていません。
​そこでアイズルームは、国や自治体に対し、民間アパートの一室を公費でバリアフリー化する投資を強く提言します。
​具体的に、車椅子利用者が単身でも自立して暮らすために必要なリフォームのポイントは、以下の通りです。
​第一に、道路から玄関、室内までの段差を完全に解消し、スロープを設置することです。
​第二に、水回りの大幅な改修です。2DKの間取りのうち1部屋分を使い、車椅子が回転できる広さを確保した浴室とトイレを設置します。浴室は段差をなくし、浴槽に浸かることよりも、シャワーを浴びやすい広々とした洗い場を確保します。これは、訪問介護のスタッフが介助しやすい構造にすることにも繋がります。トイレは便座の横まで車椅子を寄せ、スムーズに横滑りで移乗できる設計にします。
​第三に、キッチンの改良です。シンクやコンロの下に空間を作り、車椅子のまま足が入り、座った状態で料理ができるようにします。
​第四に、収納の工夫です。高い場所にある棚は使えません。車椅子に座ったままでもタオルや衣類が取り出せる高さに、適切な収納と手すりを配置します。
これら一室の改修には約500万円の費用がかかるかもしれません。しかし、少子高齢化で空室が増えている民間アパートのオーナーにとって、国が改修費用を全額負担し、長期的に入居者が確保できる仕組みは大きなメリットになります。
​東京都では現在、新築の戸建て住宅に太陽光パネルの設置を義務付けています。しかし、将来的に廃棄物問題が懸念される設備への投資よりも、今まさに困っている障害者や高齢者のための住環境を整備することこそ、優先すべきではないでしょうか。
​私自身、かつては居住支援の現場で命をかけて活動していましたが、現在は全盲となり、当事者としてこの問題に取り組む使命を神様から与えられたと感じています。
​障害は、ある日突然やってきます。事故や病気は、誰の身にも起こり得ることです。明日の自分や家族が車椅子生活になったとき、住む場所がないという絶望を味わわないために、今、社会の仕組みを変える必要があります。
​アイズルームは、健常者と障害者が共に支え合う強靭な社会を創るまで、この活動を止めることはありません。
​私たちの考えに共感していただける政治家の皆様、福祉団体の皆様、そして障害を抱えるご家族の皆様、ぜひアイズルームの仲間になってください。共生社会の実現に向け、共に戦いましょう。お問い合わせフォームより、皆様の熱い想いをお寄せいただけることを心よりお待ちしております。