【《視覚障害者の聖地・高田馬場》全国組織「日視連」の歩みと、私たちが創る「共生社会」の未来】

      

【《視覚障害者の聖地・高田馬場》全国組織「日視連」の歩みと、私たちが創る「共生社会」の未来】

リュックを背負った男性視覚障害者が、白杖を持ちながら反対側の手でリールの付いたカードケース(定期券)を自動改札にかざし、通過する画像です。

​皆様、こんにちは。アイズルーム代表です。
重度視覚障害者の一当事者として、障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく、いきいきと暮らせる「共生社会」の実現を目指し、日々ブログを発信しています。
​本日は、私たち視覚障害者にとっての「聖地」とも呼ばれる場所、東京・高田馬場について、そしてそこに居を構える全国組織の団体について詳しく考察します
視覚障害者の聖地、高田馬場
​なぜ高田馬場が聖地と呼ばれているのか。それは、この地に「日本点字図書館」や「東京ヘレン・ケラー協会」など、視覚障害者を支援する歴史ある施設が数多く集まっているからです
1970年代、これらの施設の存在がきっかけとなり、高田馬場駅周辺には日本で初めて点字ブロックが本格的に敷設されました。以来、この街は視覚障害者が安心して歩き、集い、情報を得るための拠点として発展してきました。
​その聖地において、全国の視覚障害者を代表し、私たちの権利を守るために活動しているのが、今回ご紹介する「社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合」です。
全国的組織「日本視覚障害者団体連合」とは
​公式ホームページの正確なデータに基づき、その概要をお伝えします。
​・団体名:社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合(略称:日視連)
・設立年:1948年(昭和23年)
・設立の経緯・目的:
戦後の混乱期において、視覚障害者の更生と生活の安定を願い、視覚障害者自らが主体となって結成されました。「万人のための社会」の実現を掲げ、視覚障害者の人権、福祉、教育、職業、環境問題など、あらゆる分野で私たちのニーズを政策に反映させるため、国や自治体への陳情や要求運動を行っています。
・主な活動内容:
​政策提言:視覚障害者の権利向上に向けた法的整備や施策の推進。
​情報提供:点字出版事業、録音製作事業、情報誌の発行。
​用具販売:白杖や便利グッズなど、日常生活に不可欠な用具の普及(用具購買所)。
​相談・支援:就労相談や歩行訓練、点字・朗読奉仕者の養成。
・住所・連絡先:
住所:〒169-8664 東京都新宿区西早稲田2-18-2
電話番号:03-3200-0011(代表)
URL:http://nichimou.org/
​アイズルームが目指すもの:住まいと就労の壁を壊す
​この日視連のような全国組織が大きな枠組みを作る一方で、私たちEYESROOM(アイズルーム)は、より現場に密着した「生活の質(QOL)」の向上に注力しています。
​私は、40年の経営者としてのキャリアを経て、自らも視覚障害の当事者となりました。その中で痛感したのは、視覚障害者が直面する「住まい」と「仕事」の厳しすぎる現実です。
​特に単身の視覚障害者の方が賃貸契約を結ぼうとする際、今なお根強い偏見や安全面への懸念から、スムーズに契約できないケースが多々あります。
「障害があっても、好きな場所で、安全な住居に住める」
これは贅沢ではなく、人としての当たり前の権利です。アイズルームは、これまで培ってきた知見を活かし、賃貸契約のハードルを下げ、障害者の方が安心して暮らせる住環境の整備を、就労支援とセットで強力に推進しています。
地元・松戸から変えていく社会
​また、私は現在、松戸市視覚障害者協会理事としても活動しています。
聖地・高田馬場がそうであったように、私たちの住む街ももっと安全にできるはずです。
主要な交差点への音声信号機の設置、ホームドアの整備、そして命の道しるべである点字ブロックの適切な敷設。これらを松戸市内の要所に広げていくため、行政や地域の方々と粘り強く対話を続けています。
社会へのメッセージ:誰もが輝ける「共生社会」のために
​私が毎日このブログを書き続ける理由。それは、障害者の立場から社会をもう一度見つめ直し、社会に潜む「見えない壁」を一つずつ取り除きたいからです。
​視覚障害者がいきいきと働く姿は、社会全体に勇気を与えます。そして、私たちが住みやすい街は、高齢者にとっても、子供たちにとっても、すべての人にとって優しい街なのです。
​アイズルームの活動は、単なる福祉にとどまりません。誰もが「ここに居ていいんだ」と実感でき、自分の足で立ち、輝ける社会を作るための、真摯な社会貢献です。
聖地・高田馬場で先人たちが灯した火を絶やさず、私はここ松戸から、新しい「共生社会」のカタチを皆様と共に創り上げていきたいと願っています。
​明日も、一歩前へ。
アイズルーム代表でした。 
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