アイズルームは、日々の生活に苦慮されている方々の問題を解決するためのコンサルタントとして、またボランティア支援の現場から、切実な現状をお伝えしています。
現在、非正規労働の単身世帯やシングルマザー、低額の年金で暮らす方、生活保護世帯など、多くの方が1日の食費を1000円、つまり月額3万円以内でやりくりするという非常に厳しい状況に置かれています。
《統計データから見る日本の貧困》
1日の食費が1000円以下で生活している層が人口の何パーセントにあたるのか、正確な公的統計をもとに考察します。
厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、相対的貧困率、すなわち全人口のうち可処分所得が中央値の半分に満たない人の割合は、最新のデータで15パーセントを超えています。さらに、単身世帯やひとり親世帯に限定すると、その割合は4割から5割にまで跳ね上がります。日本の人口を約1億2000万人と仮定した場合、約1800万人以上が、食費を極限まで切り詰めなければならない経済状況にあると考えられます。
​《インフレと円安がもたらす生活破綻の懸念》
現在、私たちが直面している物価高騰は、特に低所得者層に対して破壊的な影響を及ぼしています。
たとえ食品の消費税がゼロになったとしても、円安による輸入コストの上昇が続けば、その減税効果は短期間で相殺されてしまうという懸念があります。インフレが加速する中で、5キログラム2500円以下のお米が店頭から消えることは、生活弱者にとって生存権を脅かされる事態に他なりません。
春闘による賃上げも、大企業で5パーセント、中小企業で6パーセントが叫ばれていますが、非正規雇用の方や、病気や障害で働けない方、収入がない方には恩恵が届きません。所得の底上げがないまま物価だけが上がる現状に対し、政治による直接的な給付や、生活必需品の価格統制に近い支援が急務です。
​《1日1000円で栄養バランスを守るための工夫》
限られた予算の中で3食を確保し、健康を維持するためには、徹底した食材選びが必要です。
1、主食の確保。お米はエネルギー源として最も効率的です。5キログラム2500円以下の米を確保できるかが鍵となりますが、難しい場合は、比較的価格が安定しているうどんやパスタなどの乾麺を併用します
2、タンパク質の摂取。肉類が高騰しているため、卵、納豆、豆腐といった安価で栄養価の高い大豆製品を主軸に据えます。
3、ビタミンと食物繊維。野菜は旬のものや、価格変動の少ない、もやし、豆苗、カット野菜を活用します。また、冷凍野菜は保存性が高く、廃棄が出ないため経済的です。
4、調理の工夫。1回の調理で多めに作り、小分けにして保存することで、光熱費の節約にもつなげます。
​《アイズルームの提言》
生活に困窮する方々が、1日1000円という限られた予算の中でも、尊厳を持って食事を摂ることができる社会を目指さなければなりません。アイズルームは、これからも現場の声に寄り添い、具体的な解決策を提案し続けてまいります。