障害福祉をテーマとした情報発信をブログを通じて行なっている、障害福祉団体アイズルームです。代表を務めるのは、全盲の問題解決コンサルタント「アイズマン」です。
​週末は健康のために、大切な人とドライブをして手賀沼公園へ向かうことも多いです。私の仕事の拠点である松戸駅前のスタートアップオフィスから国道6号線を通り、手賀沼公園までは車で約45分ほど。公園近くの図書館に隣接された公営駐車場に車を停めて、手賀沼公園をゆっくりと歩くのが私のルーティンです。
​手賀沼の脇には、とても綺麗な遊歩道が整備されています。基本的に自転車の通行は禁止されているため、白杖を振って歩いても安全なはずなのですが、残念なことに数台の自転車と遭遇することもあります。
​今年の春から自転車の法律も変わり、歩行者専用歩道を高齢者や幼児以外が自転車で通行していると、反則切符の対象となります。視覚障害者にとって、音のしない自転車は本当に危険です。白杖がぶつかって折れてしまうこともあります。ルールが守られ、誰もが安心して歩ける道になることを願っています。
​さて、今回の本題に入ります。手賀沼公園から沼の脇に沿って歩いて行くと、大きな「手賀大橋」にぶつかります。その橋を過ぎて少し進んだ場所にあるのが、今回ご紹介する「我孫子市鳥の博物館」です。
​すぐ近くには「手賀沼親水広場・水の館」があり、そこには市が運営しているリーズナブルな食事処や、農産物直売所、そして景色の良い喫茶店があります。私はまだ博物館の中を利用したことはありませんが、この喫茶店は沼が広く見渡せて非常に気持ちが良いと、同行するスタッフから聞いています。
​その施設の方から、視覚障害者の皆さんへ向けて次のような詳細な情報が届きました。ぜひ足を運んでみてください。
【我孫子市鳥の博物館からのご案内】
​鳥の鳴き声装置お披露目式および常設展示のご案内
​この度、当館では、鳥の鳴き声体験装置を導入いたします。この装置は、実際に触れていただける鳥のカービング(彫刻)を備えており、視覚に頼らずに鳥の形や大きさを感じていただくことができます。
お披露目式を下記の通り開催するほか、お披露目式以降は同会場にて常設展示を予定しております。ぜひお立ち寄りいただき、装置に触れながら鳥の世界をお楽しみいただければ幸いです。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
​記
日時:令和8年3月24日(火曜日)午前9時30分から10時(お披露目式)
会場:我孫子市鳥の博物館(住所:我孫子市高野山234-3)2階多目的ホール前
【担当】
我孫子市鳥の博物館 大山・木村・鈴木
電話 04-7185-2212
E-mail abk_torihaku@city.abiko.chiba.jp
​鳥の博物館 ご案内
開館 午前9時30分から午後4時半(最終入館午後4時)
休館日 月曜日 (月曜が祝日の場合は次の平日)
入館料 一般300円、高校生・大学生200円、中学生以下無料
障害者手帳をお持ちの方と付添いの方1名まで無料
70歳以上の方は年齢を証明できる免許証等の提示で無料
​詳細は鳥の博物館ホームページをご参照ください
https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/
​ちなみに、私が住んでいる松戸市の「21世紀の森と広場」の中にも、鳥を観察できる「自然観察舎」という場所があります。そこには備え付けの望遠鏡があり、鳥を観察できます。21世紀の森と広場は、車で行く場合は駐車場代がかかりますが、自然観察舎や公園の利用自体はお金がかかりません。
​私は晴眼者(せいがんしゃ)だった頃、最後にかろうじて鳥の姿が見えた記憶があります。当時はすでに視界に霧がかかったような状態でしたが、あの時見た景色を今でも大切にしています。
​手賀沼のほとりにあるこの鳥の博物館は、触れる展示や音の装置など、私たち全盲の人間にとっても素晴らしい体験ができる場所です。春の探索に、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。